MTA&マイクロスコープ 保険治療と比較《費用・違い》

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル宮﨑歯科医院のYoutubeチャンネルにご質問を頂きました。

そのご質問は、「マイクロスコープやMTAによる治療と保険治療との比較、値段の違い」についてです。

以下に、ご質問頂いた動画、そのご質問内容と当院の回答を供覧させて頂きます。ご参考いただければ幸いです。

ノーカット版ありがとうございます。 早送り見やすくていい感じだと思いました。 最後にこの患者さんのインレーをはめるところも見たかったです。 それと、マイクロスコープやMTAは普通の治療よりお金を取られるイメージがあり、 やはり患者として一番気になるのはお金だと思うので、無理はしなくていいですが、 特に保険治療との値段の違い、を載せてくれると嬉しいです。

コメントありがとうございます! インレーをはめる動画、後日まとめて配信できればと思っております。

「マイクロスコープやMTA」。歯医者さんとしては、患者様にとって最善の治療法をご提案しているのであって、お金を取っているつもりはないのですが(笑) たしかに高いかもしれませんね(笑)。

歯の神経をとる デメリット 神経を残す取らない抜かない方法治療法歯の神経を残す治療は、保険治療で云うならば「覆髄処置」といいます。

インレーやコンポジットレジン樹脂を充填する際に”付随して”行う治療と「保険診療」では「厚生労働省」が考えているようです。

ラバーダムやマイクロスコープ、MTAといった先進機器や材料は、「保険」には残念ながら組み込まれていません。現在の「保険システム」は戦後の国民皆保険制度導入より基本変わってないように見受けられます。

奥歯にセラミックを入れることが「保険」でできるようになったようですが、歯科医院の採算が全く合わないことと(これ、本当に不思議ですよね)、そのクラウンの精度に疑問があることから、導入を見合わせている医院が多いようです。

覆髄処置は、保険で確か200円~300円ほどだったかと思います(3割負担の患者様であれば、60円~90円でしょう)。

ラバーダムシートやそれを固定するクランプ、MTAそしてマイクロスコープなどは非常に高価な機器器材です。残念ではありますが、とても200円程ではできません。その点のご理解が患者様に行き渡っていないのが現在の「保険診療」の問題といえるでしょう。

「ノーカット動画」でもお分かりのように、肉眼では見えない細菌感染を取り除くのがむし歯治療です。それにはマイクロスコープが必要であり、それ以上に「知識と技術と”治療時間”」が必要です。

このような現状の中、なんとか患者様のために一生懸命、治療してくれているのが日本全国の歯科医師の先生方といえるでしょう。

費用 神経を残せる否か?その判定基準はなにか?マイクロスコープで診る 都内港区内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関日比谷千代田区歯科歯医者 マイクロスコープラバーダムMTA当院ではラバーダムなどの感染予防器材費用として1症例¥5000-程の器材代を1回のみ、患者様にご負担頂いております。

MTAも同様5000円程です。 できるだけご負担の少ないようにしておりますが、これが現在の保険診療の現状といえるでしょう。

歯は一度削ってしまっては元には戻りません。 多少の費用が掛かったとしても、一度の治療で終われば、やり直し治療が起こらなければ、費用対効果は高いものではないか?と当院では考えています。

現在の日本の歯科治療の80%がやり直し治療であることを考慮すると、マイクロスコープやラバーダムなどの徹底した治療が、やり直しを防ぐ非常に大切な治療機器、治療法であることがよく分かります。 

現在、マイクロスコープやMTA、ラバーダムによる歯の神経を残す治療と同等の”保険診療”は残念ながらありません。そのため比較することも難しいでしょう。

治療費用も非常に大切ではありますが、それ以上に一本の歯の神経が残ること。残ることでその後、神経を抜くこと(=根管治療)がなくなり、またクラウンなどの被せものをしないで済むことを考えると、その治療効果は、費用の事を含めたとしても、絶大なるものであると当院では考えております。

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