いつもコメントありがとうございます!
そうですね、私は親が歯科医ではなかったので、私もそう思っていました。
私が歯科医を目指し、歯科医となってから約30年ほど経過します。
その間に、歯科医学、歯科医療機器共に昔では想像すらできないほど進化しました。
1980年代は根管治療という治療法も日本の歯科界ではあまり浸透していなかったようです。深いむし歯=抜歯だったそうです。
いまでは拡大鏡ルーペやマイクロスコープがありますが(未だ普及率は数パーセント)、以前は(現在でも?」肉眼で一生懸命みてむし歯治療をしていました。
それが当たり前であり、肉眼では見えないので、むし歯が残っているかどうか?すら分からない状況でした。
そのため、やり直しの治療が多かったのもしょうがなかったのかもしれません。
電話が携帯電話に、そしてスマホに、と進化することで「可能となる」ことがあるように、歯科医療も進化することで、「以前にできなかった、知ることすらできなかった」ことが出来るようになってきています。
とても有難いことではありますが、過去を振り返れば、残念ですね。
でも、その過去があったからこそ、現在の歯科医療の進歩があるのでしょう。
ぜひ皆さんにはその進歩を活用していただければと思っております。
でも、あと30年もすれば、「あんな使いづらい全然見えないマイクロスコープなんて使って治療していたの??」と次世代の歯科医師に笑われることになるのかもしれませんが(笑)
今に全力投球することが、今の問題を一番改善できる術ですね。
日々精進です。