当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。
内容は、根管治療、根管充填、その後治療についてのご質問です。
ぜひご活用下さい!
先生こんばんは、いつもありがとう御座います。
根管治療について色々調べてる内に、神経を取る時かなり削られてるため、
虫歯がない場合でもある場合でも削る範囲は同じでしょうか?
最終的に土台にファイバーコアを入れてクラウンを被せるのでしょうか?
先生のチャンネルではMTAを注入されているのでしょうか?
感染根管処置と抜髄は別々の治療でしょうか?
薬を詰めてから実際のクラウンを入れるまでどのぐらい時間を空けるのでしょうか?
他院で抜髄をした場合でも治療回数は3回かかるのでしょうか?
引き続きどうぞ宜しくお願いします。
チャンネル登録、高評価を頂きまして誠にございます!
また、コメントありがとうございます!
回答させて頂きます!
ひとつひとつ回答させて頂きます。
『神経を取る時かなり削られてるため、虫歯がない場合でもある場合でも削る範囲は同じでしょうか?』
→まずご質問に回答する前に、ご質問文に頂いた「削られた」「むし歯が無い場合でも」この点について前提を揃えていきましょう!
当院では、また全国の歯科医院では、「むし歯を削り、それ以外の健康な部分は削らない」これを大原則として治療に臨まれていることでしょう!
この点について、詳細分かり易く以下のリンクで解説しております。
まずはこのリンクをご覧頂いた上で、その後の回答をお読みください。ご理解が深まるだけでなく、誤解なく適切に回答がご理解頂けるかと思います。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26803
結論は、むし歯がある場合、無い場合、当然削る範囲は異なります!
『最終的に土台にファイバーコアを入れてクラウンを被せるのでしょうか?』
→前述の通り、むし歯の範囲によって、その後の治療法は異なります。
同様のご質問を大変多くいただいております、そのため、この点について、分かり易くまとめております。ぜひリンクをご活用下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26130
『先生のチャンネルではMTAを注入されているのでしょうか?』
→このご質問は、根管充填の際、根管充填剤としてMTAを注入する?というご質問でよろしいでしょうか?
当院の根管充填実際の様子を以下のリンクで動画で分かり易く解説しています。
ぜひご参考下さい、ご質問に対する回答となるばかりでなく、ご理解が深まるかと思います。
https://miyazaki-dentalclinic.com/25792
上記のリンクをご覧頂いた上で、以下にご説明します。
根管充填に使用する材質はガッタパーチャ樹脂が従来の方法です。当院ではMTA配合の薬剤と共に充填してます。
しかし最新の根管治療では、MTA単味で根管充填する方法や様々な方法があります。
どの術式をどの症例に応用するかは、その先生の根管治療に対する習熟度によるかと思います。
『感染根管処置と抜髄は別々の治療でしょうか?』
→感染根管処置と抜髄は、根管治療のことをいいます。
日本の保険診療システムの病名として使用されている言葉です。
抜髄とは、はじめての根管治療をいいます。
感染根管処置は、2回目以降の根管治療、あるいは一度根管治療を終わっているものの、痛みが治まらず再度根管治療を行う際の処置を云います。
いずれも「保険適用診療における保険用語」です。
根管治療の病状を適切に表現した言葉ではない、と現在では考えられている古い言葉であると当院は考えております。
『薬を詰めてから実際のクラウンを入れるまでどのぐらい時間を空けるのでしょうか?』
→薬を詰めるというのは根管充填のことでよろしいでしょうか?
当院では特段様子を見る時間を設ける事はありません。
①根管充填後、
②次回コア形成(土台のための型どり)
③土台と仮歯をセット
④型どり
⑤クラウンやアンレーをセットして終了です
『他院で抜髄をした場合でも治療回数は3回かかるのでしょうか?』
→他院で抜髄治療をした後は、途中から継続する場合は、根管内を清掃します。
症例にもよりますが、根管治療から根管充填まで2~3回でしょう。
その後は、上記に準じます。
他院で抜髄し、根管充填まで終了している場合、適切な根管治療が為されている場合は上記に準じます。適切ではないと判断した場合は、再根管治療を行います。
適切な根管治療か否かは、この動画をご覧下さい!