ストローマンインプラントとインプラント周囲炎?

先生ご相談乗っていただきありがとうございます!ちょっとお伺いしたいのですが、先生のところで使うインプラントはどこ製でしょうか?

ストローマンインプラントは、結合がよく歯周炎をおこしにくいという情報がありますが、先生はどう思われますか?

どこから治療したらよいのかわからないのですが、先生に一度みていただけたらとおもってます。

当院のインプラントはケンテック、アルファタイトインプラントを主に使用しています。日本製です。

ストローマンインプラント、素晴らしいインプラントシステムですね。歴史のある信頼性あるインプラントシステムです。
インプラントシステムが開発されている段階では、どのインプラントシステムがすぐれ、どのインプラントシステムはいまいちといった見解があったように記憶しております。
現在では、どのインプラントシステムでも、基本的なスペックには変わりがないように感じております。
確かに歴史あるインプラントシステムは、微に入り際にわたるシステムオプションがあり、上部構造製作の際には便利だなぁと感じることも多々あります。
但し、ストローマンインプラントだからといって、「インプラント周囲炎」にはならない?といった判断には疑問が生じます。
実際に、他院でのストローマンインプラントのやり直し治療を数回行った記憶があり、ストローマン社の方に付き添い、対処させて頂きました。
インプラント治療において、「周囲炎」などの問題が生じる可能性を高めるのは、「適応症の選択」「術式」「患者様のメンテナンス」この3つであり、インプラントシステムの良し悪しではないように感じています。
最高の調理器具があれば、最高の料理が出来るわけではないように、 また、最高の料理人であれは、どんな食材・調理器具でも、最善の美味しい食事を作ってくれるように、 インプラント治療の成功には、受ける患者様と施術する歯科医師の考えが強く影響しているように感じています。 そうでないと、上手くいかなかった時、インプラントシステムのせいにしてしまいます(笑) 一向に自己成長がありません(笑)
失敗は自分のせい、成功は患者様のメンテナンスとインプラントシステムのお陰。
このように考え日々の臨床に取り組ませて頂いております。
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