歯頚部断髄法 MTAで神経を残すことは、歯の寿命を延ばすのに有効か?

歯根の入口が見える所まで歯髄を除去してしまっても、MTAで神経を保護する事は、歯の寿命を延ばすのに有効なのでしょうか?

コメントありがとうございます!

歯頚部断髄法は『歯の神経を一部でも残したいという患者様の強い願い』を大前提として行っています。

また当院では、「細菌感染を取り除くこと」これを大目標として、むし歯治療に臨んでいます。

そのため、感染を取り除くことが出来れば、結果、歯の神経を一部残すことが出来る、または、歯根の入り口が見えるところまで歯髄を除去しても、一部神経を残すことができると信じ、治療に臨んでいます。

多くの症例を施術させて頂いております。
歯頚部断髄法を行い、その後問題なく経過する症例も多数は拝見させて頂いております。

そのことが、「歯の寿命を延ばす」ということに直結しているか否かは私の生涯の臨床を通じて判断しなければ判断はしかねますが、現時点では、問題なく経過をたどる症例を多く拝見しているのが現状です。

この歯頚部断髄法につきましては、ヨーロッパ歯内療法学会で、その有効性が示唆されるようになってきました。
これから、全世界で、マイクスコープとラバーダムを活用した歯頚部断髄法に関する臨床報告が認められるようになるでしょう。

これにより、皆さんの歯が健康になれば、これほどうれしいことはありませんよね?

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