インプラント治療する?しない?

矯正のために小臼歯を4本抜歯をして不定愁訴が現れました。

このままつらい状態が続くかと思うと矯正を中止して抜歯したところにインプラントを入れた方がいいのか、このまま矯正を進めてしまう方がいいのかどちらがいいのかわかりません。

そしてインプラントはアレルギーや歯茎が下がった後の事を考えると抵抗があります。

動画でインプラントは素晴らしいとおっしゃっていましたが、もし必要になった場合先生はインプラントを体にいれますか?

コメントありがとうございます!

『もし必要になった場合先生はインプラントを体にいれますか?』
→これには2つのポイントがあるでしょう。
この2つのポイントは、私だけに限らず、すべての患者患者様にお話しする内容です。

①インプラントの適応症か?
私はインプラントの適応症を選択する際、まずは「自分の持つ術式でインプラント治療が可能かどうか?」を判断します。
その上で、その症例ができるか否かを診断し、患者様にお話します。
私にも得意不得意、症例数が多い、少ないがあります。
そのため、症例数が少ない場合や不得意であると感じる場合は、その旨お伝えしています。

インプラント治療は、ブリッジや入れ歯治療と比較して、『利点の多い治療法』でしょう。
これが私のいう『素晴らしい治療』という意味です。

これは『絶対的評価』ではなく『相対的な評価』です。

インプラント治療は、歯を失った際の治療法の1つであり、これがすべてであり、これが絶対である!という治療法ではありません。
他の治療法と比べると、状況によっては、良い点があるということです。この点を素晴らしいという表現しています。
つまりは相対的評価であり、これは、適応症を選ぶ必要がある!ということになります。

②患者様が希望されている!あるいは拒否されている
絶対的な存在ではない治療法であるインプラント治療。
これにより、いくらその治療法がすぐれていたとしても、患者様が希望しなければできません。
この点は必ずおききます。
また、インプラント治療に限らず、歯科治療は外科治療です。
一度手を加えたらもとには戻りません。
その点のご理解とご同意を頂いた上で治療に臨みます。一度スタートしたら、こちらの指示に従って頂かないと、ゴールしません。
逆に、私には荷が重い症例の場合で、患者様がインプラント治療をご希望される際は、「私にはできません」とお断りしております。

ここれ頂いたご質問に回答いたします。
その時に、私がインプラント治療を最善と感じた時、そして、それが適応症と判断した時は、私はインプラント治療を選択します。
ただし、そう判断しない場合、希望しない、他の治療法が良いと判断した場合は、他の治療法を選択するでしょう。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!