仮の蓋を外し、痛みがなくなったら来てくださいという形なのですが、これは良くないのですか?

私が通ってる歯医者では根管治療後に痛みが出ると仮の蓋を外し、痛みがなくなったら来てくださいという形なのですが、これは良くないのですか?

実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もありますので、当院の場合で回答させていただきます。

当院では、根管治療後に痛みがあるという理由ひとつで、仮の蓋を外して数日間放置するということはしておりません。

ただし、根管内や歯の周囲の炎症が強く、出血や膿が止まらず持続的に排出されている状況では、治療中に10分ほど消毒しつつ、その排出仕切るのを待ちます。
排出すれば、腫れや痛みがしばらく続く可能性があることを説明した上で、仮蓋をしてご帰宅頂きます。

この10分の間に、出血と腫れが止まらない場合は、サンダラックという薬剤に綿球を下した上で、仮蓋をします。
この仮蓋は通気性があり、出血や膿を輩出してくれる作用がありつつ、食べ物などが入りづらくしてくれる仮蓋です。

でも、この仮蓋では、唾液中に存在する細菌の侵入予防にはつながらないため、翌日はご来院頂き、翌日には再度消毒してしっかりと仮蓋をしています。

つまり、根管内の感染より、まずは症状の改善(出血と排膿する道を確保し、痛みを和らげること)を優先する場合があるということです。

おそらく、ご通院中の歯医者様は、その点を優先されているのでしょう。
ご自身の臨床経験に即した治療術式なのかもしれません。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!