11:06 「このチャンネルで配信している治療内容は何も特別なものではありません」
例えば、歯医者に全く通った事のない、歯が超健康優良な方がこの動画を見たとき、 比較対照するものがなく只客観的に見るので、別段特別を感じる事なく「これって普通の事、当たり前の風景じゃないの?」と思うのかもしれません。
歯科医師として患者への当然あるべき説明をし声掛けをし、患者の理解、納得を常に確認し、患者の日常生活の支障にも気を配り、治療後の痛みの有無など必ず注意喚起し、極力神経を残す、極力抜歯しない選択をし、その為の治療を目先の利益や楽や速さのみだけに捕らわれず前進させる。
確かに、第三者的に客観的に見れば、多くの患者という人間が共通して持つ希望・思いに対して、同じ人間対人間として極普通のイマジネーション・客観力を働かせれば、宮崎先生の行っている事は、特別な魔法を使う訳でもなく「当たり前のことをやってる」という見方も一理です。
しかし、そんな「当たり前の事を当たり前にできる歯科医」は殆ど存在しないのが現実であり真実です。
詰まり、「当たり前の事を当たり前にできる歯科医」こそが断トツナンバーワンに最上級であり、患者という不安で怖くて弱い立場の人間が是非絶対通いたいと思う歯科医であり、視聴者の超多数が宮崎歯科医院にそれを確実に感じてる証が登録者約3万人という数字。
結局、歯科医師の前に人間であるので、同じ設備、同じ歯科技術、実力があったとしても 歯科医師先生の人間自身に人間力、客観力の高さがなければ、「当たり前の事を当たり前にできる歯科医」には決して成り得ない、とどのつまりこれが現実であり真実だと思うのです。
(客観力が低いと患者の日常の困り事をそもそもイメージできない、気付けない故に説明する至らない、ケアしない、結果そんな先生はコミュ力が低いし、プライド力は人一倍高い!場合多し)
コメントありがとうございます。
まさにおっしゃる通り、私も同感です。
歯医者は人間社会における「仕事」のひとつ。
社会にある無数の仕事のうちの一つです。
仕事は「問題解決」。自分にできないことを、出来る人にしてもらうということ。
これには「技術」はあって当然然るべきであり、できないなんて、もってのほか。
人と人の間で営まれる仕事、つまり問題解決は、物理的問題だけでなく、「精神的な支え」を必要とします。
私は後進の指導の際、こんな話をさせて頂きます。
我々歯科医師の扱う「病気」とは、「病態の病」、「気持ちの気」と書きます。
病態、つまり「むし歯」「歯周病」「かみあわせ」。この病態の解決方法は、先人・先達が築いた理論が既にある。
人はそれほど変わらない。変わるのは道具、それに伴う理論。それらを身に着けるのは歯科医師として当然あって然るべきであり、簡単なこと。
つまり治すのは難しくない。
治すのが難しいのは、病気の「気」。
病となって、悩み苦しみ希望を「一時的に」失った患者様の「心持ち」。
これを励まし、慰め、現実を伝えつつ、前向きに笑顔で努力をする「目標を掲げる」「旗印」を掲げるのが歯科医師としての責務。
だからこと、歯科医師には「師」という言葉がつく。
おっしゃる通り、「歯科医」でとどまる歯医者が多い。それではいけない。
病気で来院する患者様は大別して4つに分類される。
①病気の病を患い、病気の気も患っている患者様
②病気の病を患いつつも、気はしっかりとされている患者様
③病気の病は患っていないにも関わらず、気が悩み苦しむ患者様
④病気の病も、気も元気な患者様
④はたとえるならば、ホワイトニング。より美しくキレイに、予防を目指して頑張る患者様でしょう。
②と④は問題ありません。ちゃんと施術すれば勝手に治る。
しかし、①と③は別でしょう。
①は病態を治すべく、適切な診査診断のもと、明確な治療計画のもとに長期的な治療を進めていく。これには歯科医師だけでなく共に働く歯科衛生士や歯科助手の励ましが必要です。
③も最近はとても多い。
インターネットで簡単に得られる情報により、基礎知識のない皆さんは、患者でないにも関わらず、不安を煽られ、受診する場合がある。
なにも問題はないにもかかわらず、何かあるのではないかと感じてしまう。これはとてもとても難しい問題でしょう。
こういった問題解決には、おっしゃる通り、自身の狭い臨床経験だけでなく、日々研鑽しつつ、先人・先達に学ぶ姿勢。つまりは「客観性」がとても大切であると感じています。
まだ若輩者であった20代。
大学院にて4年間、監禁生活のような状況下で、研究の手伝いをさせて頂きつつ、この「客観性」を身体に叩きつけられた経験があります(笑)
その頃の経験が、ちょこっと役に立っているのかもしれません(笑)
大変有難いコメントをありがとうございました。
ちょっと長文、私見をダラダラを語らせて頂ける機会を頂けたこと。
すごくうれしく感じています。
私見(笑) 客観性に欠けているかもしれませんがお許しください(笑)