MTA 歯の神経を抜かずに残す薬とは何か?

【タイムスケジュール】

00:04 神経取らずに抜かずに治す薬 知ってますか?
02:14 無痛麻酔の様子
03:43 治療前の会話
03:56 ラバーダム装着
04:37 治療前の消毒
04:52 メタルインレー(銀合金のつめもの)を外す
05:20 覆髄材を削り取る
05:49 う蝕検知液でむし歯を染色する
05:59 今後の治療について説明
06:10 隔壁をつくる
06:27 神経に近いむし歯をう蝕検知液で染色する
07:16 術後の痛みについて解説
08:08 歯の神経を残す治療の成功率
08:34 MTA
08:45 前医師の治療内容について、どうだったのか?
08:53 コンポジットレジンを充填する
09:13 術後の患者様へのご説明風景

削らなくても、むし歯が治る

薬を付けるだけで、むし歯が治る

こんな薬があったなら、皆、使いたいですよね!

現在では、そんな薬はありません。

甘い言葉に惑わされてはいけません。

むし歯は徹底的に削り取る、これが最善最高の歯科治療。

これにはラバーダムとマイクロスコープが大切であることは、このチャンネルで耳にタコが出来るくらい、念仏のように唱えています。

その上で、歯の神経を取らずに抜かずに残すことのできる薬があることを!

皆さんはご存知ですか?

日本ではあまり知られていない、世界では当たり前のように使用されているその薬、その名はMTA。

その優れた有効性を明らかにした研究論文は実に1,000以上。

歯科治療に使用される材料の中でも最も研究された薬の1つとして数えられているMTA。

そのMTAの聖書、寺内先生が監訳されたMTAの開発者Mahmoud Torabinejad(マモウド・トラビネジャッド)先生の著書 『MTA全書』には、そのエビデンスに基づき治療をすれば、患者様の希望に沿った最大の成果を上げることが出来ると記載されています。

患者様の希望とは何か?それは治ること!つまりは歯の神経を抜かずに取らずに損傷せずに治すこと。

この著書の中では、歯の神経を残す治療についても詳細に書かれています。

今回の動画は、この聖書の中で、George Borgen 先生がまとめたMTAによる歯の神経を残す治療(生活歯髄療法 Vital Pulp Therapy)を、当院で行った様子です。

これは何も特別な治療ではありません。

特別なものであってはならない。

日々、すべてのむし歯治療において行うべき治療であり、挑戦したい治療。

患者様皆様が臨む治療でしょう。

それはつまり当院の目指す目標であり、事実、日々当然ように行われるようになっています。この動画で解説しています。

聖書では、歯の神経の残すためには、MTA以上に重要なこととして、2つのことを記載しています。マイクロスコープ、そして、う蝕検知液です。

どのように使用するのか?ぜひ最後までご覧下さい!