麻酔無しで神経抜かれた 削られた?そんなことある?

麻酔されずに神経抜かれたんですけど、そんなことってあるんですか?

治療方法やその時の病状、またその時の患者様と歯科医師とのコミュニケーション、歯科医師のもつ治療技術と診査診断、患者様のもつ病状への認識とその病状を改善すべく必要となる地領への理解と同意があったのか?などなどなど、分からない点が多くあるため、「そんなことがあるのか?そんな状況になることは必然であったのか?」などについては全く分かりません。

私は、「麻酔をせずに、神経を抜く」ことは、歯科医師人生において、一度もありません。

ただし、この言葉の表現が正しければ!とご理解ください。

患者様によっては、2回目の根管治療を「神経を抜かれた」、または、すでに神経が壊死した状態の根管治療を「神経が抜かれた」、部分的に神経が死んでいる状態の根管治療を「神経た抜かれた」と表現されていることがあります。

このような状況下では、麻酔が必要とならない場合もあります。

事実、そのほとんどの症例は、そのほとんどの患者様には「むし歯が認められている」ことを患者様ご自身が認識されています。

しかし、そのむし歯を取り除く方法が、「ご自身が期待していた以上の治療であったこと」「ご自身の予測を超えていたこと」「ご自身が納得する前に治療が進んでいたこと」などのコミュニケーションがうまくいっていないことから、治療は必要であったけれども、「~された」たいう言葉表現になり、その治療法ではなく、違う治療法があったのでは?という「疑問、心配、疑念」が浮かぶようです。

歯医者は、むし歯を削ります、健康な歯を削ることはないでしょう。
病気があるから治療をする。

削りたくて削るのという「感情論」ではなく、そこにむし歯があるから、それを治すために、そして麻酔が必要か否かを判断し「合理的に」削るのです。

「抜かれた、削られた」というお気持ちが生ずるのは、コミュニケーション不足でしょう。治療法には間違いはなかったのではないかと、私は感じていますが、推測の域は出ません。

ぜひ、今後は、ご自身の希望にあう歯科医院で治療を受けて頂ければと切に願ってやみません。