患者さんの気持ちを大切にする歯医者さんに出会いたかった。
『虫歯が深い=神経は取るもの』と、思っていました。
実は、前歯を虫歯にして神経を取ったのが25年前程。
神経を抜いてしまった歯が変色していくと言うことを、その時は気にせずいたことを悔やみます。
約25年経ち、前歯が変色してしまってから、どうしたらいいのか悩んでいます。
今通ってる歯医者さんは、差し歯にすることが一番いいというのですが、やはりこうなってしまった今、差し歯にするしかないでしょうか?
住んでいるところが遠くて通うことはムリなので、せめてご意見が伺いたくてコメントしました。
歯は削らないほうが良い、これは今も昔も変わらずの大原則です。
「削る」というデメリットは、「むし歯、つまり細菌の感染を取り除く」という最大のメリットがあるからこそ成り立つこと。
デメリットを凌駕するほどのメリットがあるからこそ、歯科治療というデメリットを行うのです。
むし歯は放置すれば、拡大します。
そのため、以前に行った前歯の根管治療(神経を抜く治療)は、全く悔いることではないでしょう。
それをしなければ、もっと感染拡大し、今はもう抜歯されていたかもしれない。
その感染拡大を予防すべく行った根管治療ではありますが、歯の変色は伴います。
「今」問われていることは、その変色をどうするのか?ということでしょう。
変色をデメリットと考えるならば、差し歯やラミネートべニア、ホワイトニングなどで対応すべきですが、そのデメリットを「このままでも良い」と許容すれば、治療は必要ないでしょう。
しかし、変色を改善したい!と希望をもつならば、差し歯という選択肢は「メリット」へと変わります。
物事の正否は、「自分が決める」
そして、その決断を正しかった!と決めるのは、その後の自分の行動です。
つまり、差し歯にしても、その後のメンテナンスをご担当の先生と共に適切に歩んでいけば、そのご決断は自分自身にとって「やって良かった!」というものになるはずです。
ぜひご担当の先生としっかりコミュニケーションをお取りいただき治療に臨まれてください!
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!!