痛みは我慢するな!

宮﨑先生の麻酔の仕方、すごくいいなぁと思います。

こんな風にお声がけいただきながらゆっくり麻酔して頂けたら、安心できると思います。

私は以前、ずぼっと針を刺してほんの数秒でギュイ~ンと麻酔を入れられた時に、麻酔が入ってくるのを感じながら恐怖を感じた事があります。

そしてその時、治療後しばらく顎に違和感が残ってしまいました。

麻酔が原因だったのかは判りませんが、それ以来、神経の無い歯の治療はいつも麻酔なしでやって頂いてました。やっぱり今でも麻酔は怖いです。(涙)

そうなのですね、あまり我慢は為されないことをおススメいたします。

麻酔をすることで、理性的には我慢できますが、本能レベルでは人間は我慢しません。

理由は、「痛み」とは、「警告信号、つまりサイレン」だからです。

それ以上の刺激は身体にとって問題ですよ!
今、問題が起きていますよ!
今、身体を治そうとしている反応が起きていますよ!

こういった問題を「知らせる」ために、痛みを感じます。

つまり必要不可欠なものであり、痛みを感じないことは「良くないこと」なのです。

この痛みを「理性的に」つまり「我慢すべき」という「意志」のもと、感じていることを捻じ曲げようとすればするほど、人は、あらゆる方法で、痛みを感じようとします。

人間の感覚をつかさどる神経回路は、「触れらた」「痛い、あつい、つめたい」「押された」「運動感覚」など、さまざまな「知覚をつかさどる神経回路」で成り立ちます。

「痛みの回路」はそのうちの1つ。

それを我慢すると、他の回路を使用して、痛みを感じよう感じようとし始めます。

痛みを我慢するということは、「痛みをさらに感じやすくする」ということと同じなんです。

ぜひあまり我慢しすぎないようにして頂きたい。

痛いものは痛いんです、十分に麻酔を効かせて治療に臨んで頂くことをおススメします。