キシロカインアレルギー シタネスト

キシロカインアレルギーになってしまいました💦

アレルギー検査をして頂いた総合病院のDr.から今後シタネストを使うよう言われました。

シタネストは過去に使用したことがないので大丈夫ではないか、と言うことでした。

(使用してアレルギー症状が出たものしか検査はできないそうです。)

使ってみてアレルギー症状が出た時にまた検査する予定ですが、その旨を歯科の大学病院で説明をした所、 過去に一度アナフィラキシーをおこしているし(原因は局所麻酔ではありませんが。)

念のため総合病院で受けいれ体制をとってもらわないと治療はできないと言われました。

コロナで受診を控えていた為どちらの病院も数年ぶりの受診です。

総合病院では紹介状を歯科医院で貰うよう言われ、歯科医院ではお手紙は出せないので自分で連絡するよう言われました。

私みたいなリスキーな患者は出来れば治療したくない気持ちも理解できます…

またまたたらい回しになるのか?と思うと辛いですし 治療ができないうちにまた歯を失うことになるのではないかと心配です。

自分で調べたら【キシロカインアレルギーの人はシタネスト禁錮】と知りました😱

キシロカインアレルギーの人はシタネストは使用出来ないのでしょうか?

まずは、アレルギーの原因が本当にキシロカインなのか否か?これを特定する必要があります。

浸潤麻酔薬として使用される商品名キシロカインには、血管収縮薬が含まれます。
そのために同時に添加する必要のあるパラベン、これにアレルギーを引き起こす方がいらっしゃいます。

そのような方には、血管収縮薬の入っていない麻酔薬を選択し治療することで問題は生じません。

しかし過去のアナフィラキシーショックの既往も考慮すると、恐怖心による迷走神経反射なども考えられるのではないかと感じます。

本当にアレルギーなのか?迷走神経反射なのか?この点はチェックする必要があるでしょう。

しかし、恐怖心というものはぬぐいきれないものもあります。

そのような患者様は、大学病院や静脈内鎮静法などを併用して下さる歯科医院への受診が必要です。

確かに、シタネストとキシロカインは使用禁忌(禁錮ではありません、禁忌です)である可能性があります、同型であり兄弟的な薬剤です、つまりリドカインアレルギーへの配慮が必要となるでしょう。

その際は、やはり専門的な機関での治療が必要となるかと思います。

まずはアレルギー検査などを専門の医療機関や皮膚科などで希釈した液で反応テストをしてみましょう。

当院にも稀に麻酔薬のアレルギーとして来院される方、いらっしゃいます。
専門機関で調べて頂くと、実は違った、、なんてことが多々ありました。

身体の疲れや恐怖心により、そのような反応が一時的に生じたということがあるようです。

ぜひ再度調べていただくことをおススメいたします。

『私みたいなリスキーな患者は出来れば治療したくない気持ち』

医療に関わらず、全ての仕事が、「だれかの解決できない問題を解決する」ことを目的としています。
問題、つまりは面倒なこと、リスクのある事でしょう。

その問題を解決できない場合、それはそれを解決できる人に委ねる、紹介する。
これも「仕事」でしょう。

いい加減では仕事が成り立ちません。

「治療したくない」わけではありません。
「より解決してくれるであろう人に依頼・紹介する」これも仕事であり、医療の目的でしょう。

がんばってください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル