#噛みしめ #歯ぎしり #食いしばり #マウスピース #予防

歯ぎしりに悩まされておりますので、 とてもありがたい動画でした!

先生は動画前編のナイトガードと 後編のスタビライゼーションマウスピース、 歯ぎしり、食いしばりから歯を守ることを目的とした場合、 どちらを処方するかはどのように判断しているのでしょうか。

また両者とも保険は適用されるものなのでしょうか。 よければ教えて頂けますとありがたいです🙇‍♂

コメントありがとうござます!

まずはこちらの動画をご覧下さい!
https://youtu.be/ri7tPqka69E
心当たりがあるかと思います!

その上で、以下の回答をご参考下さい、理解が深まるかと思います。

歯軋り、噛みしめ、くいしばり。
これで歯が欠け、擦り減ることで、歯にはダメージがあることから
悩まれている方、大変多いようです。

歯医者さんも「かみしめないように」「歯ぎしりしないように」「くいしばらないように」と説明されるでしょう!

私も同様に説明することもあります。

しかし、この「歯ぎしり、かみしめ、くいしばり」
これは本当に悪いこと?なのでしょうか?

これはヒトの身体の生理現象の1つ、どんな方でもその頻度と強度の差はあれど、行う生理現象のひとつです。

つまり、悪いものではありません。

この歯ぎしり、かみしめ、くいしばることで、ヒトはストレスに対抗し、日々の難関を乗り越えています。

歯は、その代償になっているのです。

マウスピースをしたからといって、歯ぎしりが予防できるわけではありません。
スプリントを装着したからといって、歯ぎしりが予防出来るわけではないんです。

歯軋りによる力を逃がすことはできますが、長期使用により、アゴの位置の変化や姿勢に影響を与えてしまうこともあります。

「適切な診査・診断」に基づく、一時的な目的を定めた「マウスピースの使用」「スプリントの使用」が必要不可欠なのです。

歯医者さんは、あまりに簡単にマウスピースの使用をすすめます。

私はそうではありません。一時的な目的のため使用するにとどめています。

それより必要なことは、「ストレスコントロール」です。

歯軋りの原因となっている「ストレス」を自覚することです。

これは「肉体的ストレス」と「精神的ストレス」に分類されます。

つまりは、身体の疲労、環境の変化による疲労(気圧の変化、気温の変化など)、人間関係による精神的ストレスが原因です。

このストレス解消の術を考えずに、歯ぎしり噛みしめ食いしばりをしないようにしたとしても、マウスピースを装着しても、解消されることはないのです。

また、「姿勢」です。

これについては、先ほどの動画でもお話しています。

姿勢、呼吸、これがとても大切です。

猫背での噛みしめと、正常なる姿勢での噛みしめでは、歯に対する負担は雲泥の差が生じます。

ただ、猫背の方は、真面目で几帳面、ヒトに優しく気遣いのある方がおおく、それが原因で、精神的に疲労し、それが噛みしめ歯ぎしり食いしばりを助長している面もあるようです。

これは「自覚」が必要といえるでしょう。

行動認知をすることで、歯ぎしり噛みしめ食いしばりには改善効果があると証明されています。

噛みしめ歯ぎしり食いしばりを予防するためには、

まずは日々のストレスコントロールでしょう。

これは、たった2つのこと
・人間関係
・自分の時間

嫌な人は避けましょう(笑)
そして規則正しい生活です。

朝早く起きて、適切な時間に食事をし、しっかりと睡眠をとる。
ただこれだけ

その上で、姿勢と呼吸

口は閉じつつ、上下の歯は接触せず、そして舌は口蓋に安置させて鼻で呼吸・腹式呼吸です。

この呼吸が保たれている時は、自然と身体は正直し、目線は遙か彼方を見据えた良い姿勢となっています。

この状態であれば、マウスピースは不要なんです。

今度、動画で配信します!

是非参考にして頂ければ嬉しい限りです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル