平成24年12月25日
先日、大変に為になる言葉を頂戴いたしました。
「我々歯科医師のやりたい治療をやると、ドツボにはまる・・・」
インプラントで日本のトップを走る先達の言葉である。
知識・技術・経験ともに、世界レベルの先生の言葉として聞くと、とても重みのある言葉です。
「歯科医師にとって最高の治療が、患者さまにとって最高ではない」ということを示唆する言葉です。
患者さまを治すことは、当然あって然るべきこと。
どう治すか?そこには沢山の道がある。
また、患者さまは、それぞれ価値観が異なる。
そこを見極め、沢山の治療法から模索し、患者さまに安心を与えることが医師の責務。
知識や技術をひけらかすのが医師の仕事ではないのです。
インプラント、インプラント、インプラント。。。と患者さまに勧める歯科医師が多いようです。
インプラントは歯科治療の一法であり、患者さまにとって 最高ではない場合もあるのです。
歯科医師が知っている情報を、患者さまと共有し、ともに時間をながく過ごす中で、
「歯科医師にとって最高ではなくても、患者さまにとって最善の治療」を進めていくことができるのです。
歯を抜くことには重みがあるのです。
1歯、1歯を大事に。
宮崎歯科医院では、患者さまとの対話、カウンセリングを大切にしています。
ご不安なことなどありましたら、いつでもご相談ください。