院長ブログ

インプラント CT

インプラント治療の際は、術前にCT撮影を行い、埋入するインプラント体(フィクスチャー)をCT上で実際に埋入し、シュミレーションを行います。

術前のイメージがとても大切です。

以前はCTがない状態でインプラント治療を行っていたという時代もありましたが(当院ではすべてのインプラント治療でCT撮影を行っていますが)、現在ではCT撮影はインプラント治療に必須の時代となりました。

当院では、CTを導入していることから、安心確実にインプラント治療を行う事が可能です。
CTにはとても助けてもらっています。

今日もインプラント手術、がんばってまいります!

かみあわせの診査

「かみあわせ」の問題を解決するためには、
全身ならびに頭頸部の骨格を診査する必要があります。

「かみあわせ」とは、
上顎の歯と下顎の歯の接触関係を云いますが、
そもそも、
その上顎骨と下顎骨の形態や位置が正しいのか?という診査をすることなく、「かみあわせ」を診査する事はできません。
右図は、頭蓋と上顎骨、下顎骨の正常像です。

頭蓋を基準とした、上下顎骨の位置。
全身を基準とした、上下顎骨の位置。
これらを診査する必要があります。

    

右図は頭蓋に対する上顎の位置は正常であるものの、
上下顎の歯の接触関係に問題があり、下顎骨が左側へ偏位した状態の図です。
このような状況であれば、問題となるかみあわせ(以下咬合)を改善すれば、正常な状態へと改善できます。

この図は、上顎骨が右側へ変形偏位し、下顎骨も同様に偏位した状態です。
上顎の偏位つまり、鼻が曲がっている原因としては様々ですが、鼻呼吸困難による睡眠態癖などによる持続的な矯正力が、上顎骨に働き、偏位を及ぼしている事が考えられます。
このような症例では、徹底した問診と診査なくしては、かみあわせの不具合を改善する事は難しいでしょう。

このように、下顎骨が左右非対称であったり、下顎運動の起点となる顎関節に変形を来たした症例では、骨格が非対称となり、咬合治療も困難を極めます。

 

上記のように、かみあわせの治療(咬合治療)では、顔貌写真の診査、頭部x線規格写真、顎関節部のCT撮影による形態診査、顎関節部のMRI撮像による顎関節円板の診査を行い、的確な「診断」つまり「症状の原因はなにか?」を明確にすることが重要です。

また、頭頸部だけでなく、
全身を基準とした下顎骨の位置、かみあわせに対する診査も必要でしょう。

―宮崎歯科医院について―舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療を行います。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。一般歯科治療は勿論の事、ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病・むし歯治療を痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。

 

 

検査について


治癒への近道は、崩壊の道を解き明かすこと。

つまりは、「原因は何か」を探し当てることが大切です。

そのためには、治療前の「検査」が必要となります。

我々歯科医師は、患者さまとのお話や口腔内や姿勢などの「問診・視診」
などを通して、病態の「仮診断」を行います。

「仮診断」つまり、「原因はこれではないか?」と予測することです。

この予測のまま治療に入ることもできるでしょう。

しかし、「かみあわせ」などの不具合を長きにわたり患っている患者さまの場合、
その原因が一つでないことが多く、原因は絡みあい、わかりづらくなっています。

「仮診断」を検証すること、つまり適切な「検査」をすること、
徹底的に術前に行うことが、治癒への近道となるのです。

検査とは、 「治療の方向性が合っているのか?」を検証することです。
方向性があっていれば、必ず治癒するのです。

検査を無くしては、診断はなく、治癒は遠のくのです。
検査を無くしては、時間・費用が余分にかかるのです。

治っていますか?
治療計画はありますか?

検査、検証、治療計画の立案により、治癒への近道を共に歩きましょう。

治癒への近道

北九州でご開業されている筒井照子先生の3か月にわたる講習会も先日で修了。
大変多くのことをご教授頂き、学ばせて頂きました。

以前、私は卒業後に大学院へと進学し、補綴学を学びました。
主任教授から「自分の都合のよいところばかり見ていてはダメだ。
病態の原因は何か?診査は十分なのか?診断は間違っていないのか?」
ということを、研究、臨床例検討会や抄読会などで教えて頂きました。

歯科は「どう治すか?」ばかりに集中し、 「なぜこうなったのか?」を明らかにしていなことが多くあります。

HOW(どのように治す)ではなく、WHY(なぜそうなったのか?)を追究すること。
病態へと陥った原因をみつけることなく、治癒することはない。

原因を追究することが治癒への近道となります。
原因、つまり病態への崩壊の道がわからなければ、治癒への道はわからない。
ゴールもわからず、あてずっぽうに走り出してもゴールには着かないでしょう。

医療における一番大切なことを、再確認させて頂き、多くのことをご教授頂きました。

「治癒」とは、我々歯科医師が考える理想的な「かみあわせ」にするのではなく、発症していなかった時に戻すことだ と筒井先生は説きます。

歯科疾患とは、「炎症(むし歯・歯周病)」と「力(かみあわせ)」のコントロールです。

個人差はありますが、そのバランスが崩れると、病態が発症します。

まずはその原因はなにか?を探ること。
原因はひとつではないことがほとんど。
絡み合った一つ一つを仮診断と治療で紐解き、崩壊の道を逆戻りし、原因を追究することで、「治癒」へと導きます。
それには時間が必要でしょう。

治療後は、患者さま一人ひとりのもつ「恒常性のふり幅」におさまっているかを、メンテナンスで確認する。

成長期を過ぎると、「生きること」は、身体を歪ませ、壊していきます。

そのため、治療の終了が「終わり」ではなく、「はじまり」なのかもしれません。

口腔を通して患者さまが健やかに成長し、元気にゆるやかにエイジングしてくださることが我々の仕事だと考えています。

患者さまとは 永い永いおつきあいになりますね。

このたびの講習会参加は、初心を思い起こし、自分をバージョンアップできるとても有意義なものでした。

歴史を感じさせる診療室

宮崎歯科医院は、前進となる大島歯科医院から数えると、もう40年位経過します。

医療設備は日々新しくしておりますが、歴史ある内装はそのまま残しているところも多々あります。

その当時にはめずらしい個室診療室やカウンセリングルームなどをつくるために、相当なる費用をかけつくられた診療室。いまだ健在ではありますが、さすがに少しばかりの「ほころび」も見え隠れしています。そこが「歴史を感じさせる診療室」であり、そこに温かみがあっていいのですが。

歯の治療も然り。
時間と費用をかけて、しっかり治療をしていても、身体は日々変化し、エイジングするものです。ほころびもでるでしょう。

可能な限り、そのエイジングのスピードをなだらかに・ゆるやかにするためにも、徹底した治療と定期的なチェックは不可欠ですね。

かみあわせのコントロール

スタッフ全員で「力のコントロール」の講習会に参加してまいりました。

歯科治療は、以下の2つのコントロールが必要です。
① 「炎症」のコントロール
② 「力」のコントロール

①は細菌の感染症である「むし歯、歯周病」のコントロールです。
②は咬合つまり「かみあわせ」のコントロールです。

「むし歯、歯周病」のコントロールのために、定期的に歯科医院に通院し、メンテナンスを受けている方は多いことでしょう。
「むし歯、歯周病」のコントロール、つまり「定期的なクリーニング」です。

しかし、その際に、「かみあわせのコントロール」
つまり「かみあわせの診査」は受けているでしょうか?

「かみあわせ」の異常は、
生体に、様々な異常症状を引き起こします。

「かみあわせ」は生体の「機能」であり、それは「力」です。

正常な「力」は、正常な「形態」となり、異常な「力」は、異常な「形態」となって、生体に表現されます。

その異常な力を読み取ること。これがメンテナンスでは重要となるのです。

宮崎歯科医院では、歯科医師だけでなく、
歯科衛生士歯科助手までもが、この「力のコントロール」に精通できるよう日々研鑽しております。

かみあわせでお困りの際は、是非、スタッフまでご相談ください。

診査 診断 大切です

先週末は、毎月の症例相談会。

患者さまの症例をスライドにまとめ、先達の先生方に診ていただく貴重な時間です。

綿密な資料採取に基づき、診断と治療計画を立案する。

自分だけでは気づかない、多くのことを指摘頂くことができます。
「かみあわせ」の治療では、その病態の原因が多岐にわたり、難しい症例となっていることが多い。

マラソンで、最初から違う方向に走り出しては、ゴールする事ができないように、
診査診断が間違っていては、治癒することはないのです。

ゴールがわからずして、つまり、なぜこの病態となったのか?ということがわからずして治癒することはないのです。

虫歯や歯周病は感染症であり、原因が明確であることが多いのですが、
かみあわせの異常は、生体力学的「機能の異常」であることが多く、
機能の異常はつまり、「力」の異常であり、この見えない「力」を見える化することが診査においてとても大切なこととなります。

「異常な機能、力」による結果生じた、「異常な形態」を写真におさめ、診査する。
とても大切な作業です。

先日の勉強会、沢山のことをご教授頂きました。
まだまだです。さらなる精進を。

根管治療

先日の位置症例の口腔内写真。
上顎の第一大臼歯の根管治療。

「歯の神経の治療」ですね。

この歯、通常は神経の数は3つ。
時々「4つ目」が見つかります。

これを取り残すと痛みの原因。

術野を拡大して観ながら治療を行い、CT撮影なども併用する。

徹底した根管治療、大切ですよね。

どのくらいもつのか?

生体は20歳位までは成長発育します。
しかし、それ以降は治りながらも壊れ、ひずんでいくのが現実です。

『如何に壊れないように、如何にひずまないようにしていくか?』

この考え方が、ゆるやかなエイジング(加齢)、いつまでも健康でいることの秘訣となります。

全身、口腔のひずみ方、その壊れ方には個人差があります。
生活環境や生活習慣により、エイジングの進行程度は異なります。

口腔内のことでいうならば、食品の嗜好、骨格、筋肉の状況、かみあわせ、歯の欠損状況など、エイジングの原因は多岐にわたります。

歯は毎日使用するものです。そのエイジングの速度は、生体の他部位と比較しても、比べ物にならないほど「速いもの」かもしれません。 

「治療の効果はどのくらい持ちますか?」
「保証はどのくらいありますか?」

こんなご質問を頂きます。
宮崎歯科医院では、治療内容により一定期間の保証期間をもうけています。
これから治療をする不安なお心持ちであれば、このようなご質問は当然のことかと思います。

しかし、的確にお答えするにはとても難しい質問なのです。

口内に装着する材質は、強度的には大変頑丈な素材といえます。装着せずにガラスケースの中に飾っておけば、半永久的にもつ材質のものばかりです。しかし、歯は毎日使用するものです。ハードユーザーの方もいればそうでない方もいます。

かみ合わせの検査を適切に行い、適切な治療と定期的なメンテナンスを守っていただけるのであれば長い保証が可能でしょう。

しかし、
「数年前に買った洋服を着古して、穴があいたので保証してくれますか?」

「数年前に買った靴に穴があいたので保証してくれますか? 」

こんなことは皆さん考えませんし、お店の方に言うことはないかと思います。

生体は日々変化しエイジング(加齢)するものであり、生活環境や生活習慣も変化するものです。

『生体は日々変化し、姿勢も変化する。歯は消耗するものであり、メンテナンスが必要なものである』

人はエイジングするものです。
ゆるやかにエイジングするためには、適切な治療とメンテナンスが不可欠です。

 

 

顎下の痛みとかみあわせ

左、顎下部(上写真 親指で押さえている部位)の痛みと左下の臼歯の咬合痛(噛んだときの痛み)と自発痛(なにもしないでも痛む)を主訴として来院されました。
患者さまは「リンパが腫れているのでは?」とのお考えをお持ちでした。

患者さまは矯正治療の既往があります。
かみあわせでは、右下の奥歯(写真丸印の部位)の上下が噛んでいない状態。
右下(写真では左です)の奥歯は少し内側に倒れこんでいますね。

このような状態に、右写真のような前歯だけ接触するような装置をその場で製作し装着します。

夜間睡眠中に装着していただくようお願い致しました。

2週間後、顎下部の痛みはなくなり、噛んでいなかった右下が噛むようになりました。

歯科治療は、
「炎症のコントロール」「力のコントロール」です。

痛みがあると、すべて炎症のような気がしますね。

このような症例では、原因は炎症ではなく、「力」。
「力」つまり「機能」
異常な機能が痛みを引き起こします。

目に見えない「力」の診断。大切ですね。