院長ブログ

ラバーダム、マイクロスコープを使ってもらえるよう伝えてもいいのか?

今後根管治療終えたのち、また別の歯も虫歯治療予定なのですが、その際は是非ラバーダム、マイクロスコープでお願いしたいという気持ちがあり、そのような要望は伝えてもいいのでしょうか?それとも歯科医の判断に任せるべきなのでしょうか?

ありがとうございます!

マイクスコープとラバーダムの取り扱いのある歯科医院であれば、そのご要望は伝えても良いのではないでしょうか!
以前、コメント欄にこんなご質問を頂きました。
『一般的に、根管治療は麻酔無しで行うのが普通なのでしょうか?』と。
『一般的』という言葉の意味はこうです。
『広く全体に共通して認められ、行き渡っていること。ありふれていること。あたりまえ。普通。広く認められ行き渡っているさま』
コメント欄で頂くご意見では、歯の神経が死んでしまっているであろう時の根管治療、また、2回目以降の根管治療では、『麻酔をしないで治療する』ということがとても多いようです。
つまり、コメント欄の意見をもとにすると、『全国で広く共通して認められること』のようです。
歯の状態によりますが、つまりは、麻酔無しで根管治療を行うことは、『一般的』なのでしょう。。。。
こんな回答をした上で、私の考え方を述べさせて頂いたのを記憶しています。
ラバーダムも同じでしょう。
現在の日本では『一般的』なようです。
でも、誰もが知る根管治療の専門書には、
根管治療時はラバーダム防湿は必須であり、「ラバーダム防湿ができないなら、根管治療は禁忌(やってはいけない)である」と聖書(世界基準の臨床歯内療法 医歯薬出版)とまで記載されています。
その聖書を読んでいるもの、読んでいないもの、歯科医師それぞれ様々でしょう。
それが良い悪いという評価は個人個人で行えば良いことでしょう。
誰もが情報を得られる今日では、どの情報を自分の正義とするか否かは、その人その人の「責任と決断」に委ねられるべきではないかと”私は”考えています。
ラバーダムとマイクロスコープの取り扱いを表記しているのであれば、それは是非使って頂きたいと”私”は感じます。
ただし、そこには多少の費用が必要となるかもしれませんが、その点のご説明は術前に頂けるかと思います。
ぜひ今後の治療、頑張って下さい!応援しています!
ご心配な時はいつでもコメントください!がんばって!

数ヶ月前から硬い食べ物を噛むと痛いのですが、何が原因

2年前ほどに前に神経を取る治療をして保険の白い冠が被さってる状態なのですが、数ヶ月前から硬い食べ物を噛むと痛いのですが、何が原因だと思いますか?

(柔らかいものは全然大丈夫です。)

ちなみに先月定期検診でレントゲンもとり虫歯もないと言われたのですが、、

コメントありがとうございます!

歯ぎしりや食いしばりでしょう!

人は、困難を食いしばって乗り越えます。

では困難とは何か?それはストレスです。
ストレスとは何か?

①生活環境の変化
②肉体的ストレス
③精神的ストレス

この3つでしょう。

①引っ越し、新たな仕事環境、雨・台風などの低気圧つまり気圧の変化、気温の変化つまり季節の変わり目(寒い中くるまって寝る)
②身体の疲れ、疲労、病気など
③人間関係などの精神的な疲れ

いずれかに該当するでしょう!

それにより歯に負担がかかり、寝ている間にくいしばります。歯は打撲を起こした状態となり、硬いものを噛むと痛むんです!

 

 

根管治療は一般的に麻酔無しが普通なのでしょうか?

現在、歯医者に通院しています。

左下奥歯を根管治療中(3回目)ですが、ファイルを指す度に痛みます。痛いと主張しますが、麻酔はなし。これは正しい治療なのでしょうか。

まだまだ根管治療は続きます。正直怖いです

 

根管治療は一般的に麻酔無しが普通なのでしょうか?

歯の神経の状態にもよるのだと思いますが

『一般的』という言葉の意味はこうです。

『広く全体に共通して認められ、行き渡っていること。ありふれていること。あたりまえ。普通。広く認められ行き渡っているさま』

コメント欄で頂くご意見では、歯の神経が死んでしまっているであろう時の根管治療、また、2回目以降の根管治療では、『麻酔をしないで治療する』ということが『多い』とても多いようです。

つまり、コメント欄の意見をもとにすると、全国で広く共通して認められることのようです。

おっしゃる通り、歯の状態によりますが、つまりは、『一般的』なのでしょう。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。歯を溶かしながら、歯の内部に感染を拡げる病気がむし歯です。

その細菌を取り除くのがむし歯治療であり、その細菌が歯の内部深くの神経に感染している場合、『細菌を取り去るために、結果、歯の神経を取ることになる』のが根管治療です。

この際、感染している部分に知覚がなければ、麻酔をせずとも痛み無く取り覗くことができるでしょう。

術前に感染により既に神経が死んでしまっている状態の場合、「神経は死んでいるから、麻酔しなくても大丈夫でしょう!」という歯医者さんのご説明や、根管治療2回目以降、だいたい神経を取ってしまっている際、「神経は無いので麻酔なしでも大丈夫でしょう」という説明の根拠はこれでしょう。

ここで、1つたとえ話を。

例えば、皮膚の一部が何らかの理由で壊死したとしましょう。

その壊死部を取り除く時、壊死部をつかんでも痛みはありませんよね?

でも、壊死部と接触している「健全な組織」はどうでしょう?健全なる感覚がありますよね?ということは、麻酔をしないで壊死部を消毒したり、取り除いたりしたら、どうでしょうか?普通に、痛み、ありますよね?

私は痛いのが嫌いなので(笑)。

また医療の本質は、痛みを取り除くこと。そのために、過剰な痛みを与えることは、その本質に反することであるという想いがあります。これは私個人の見解ですのでお許しいただければと(笑)

多くのお困りの患者様の痛みを手際よく安価に取り除くことのできる日本の優れた保険医療システムでは、一瞬の痛みをご容赦頂き、治療を速やかに行うニーズが問われているようです。

そのため、当院の臨床では、麻酔をしてほぼすべての歯科治療に臨ませていただきますが、現在の医療体制には、そういった時代背景があるようです。

麻酔をしないで治療することは、現代の日本においては「一般的」といえるでしょう。

しかし、私個人の見解としては、「一般的ではない」といえるでしょう。

 

 

 

ドックベストセメント むし歯 無菌化

ドッグベストセメントしてますが 虫歯が一年くらいかけて無菌化されるので削らなくてもいいと言われましたが これは間違っているのですか? 動画を見て不安になりました

コメントありがとうございます!

まずは大前提として、私はドックベストセメント治療は行いません。
そのため、ドックベストセメント治療の詳細につきましては、公式のサイトなどをご参照頂ければ幸いです。

むし歯治療には色々な治療法があるでしょう。

むし歯を”できるだけ”削り取って、ドックベストセメントのような薬の効果を”期待”して、そのむし歯に塗布、治癒を待つ方法。

当院のように、むし歯を”う蝕検知液”と”その硬さ”で診査しつつ、マイクロスコープを診ながら徹底的に削り取り、治療中の感染予防のためにラバーダムを必ずつけて治療を行い、神経に至った場合はMTAという薬で保護する治療法

色々のようです。

癌治療であれば、放射線治療や薬物治療、摘出手術など、様々な治療法があるでしょう。
治りたいというお気持ちに変わりはありませんが、患者様のご希望・ご不安は様々です。
価値観は多種多様。提供できる治療も様々となっているようです。

ただし、大原則として、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

これは1965年に発表されたKakehashiらの研究は、このことを端的に説明しています。

歯科医師ならば誰もが知る、明らかなことといえるでしょう。
https://miyazaki-dentalclinic.com/21898

この点を踏まえて、どのようにアプローチした治療を選択するのか?
歯科医師、患者様ともに考えるべきでしょう。

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銀歯に隙間 様子をみる? 当院の見解

はじめまして。コメント失礼します。歯科治療について調べると色々な情報があり過ぎて何が本当で、どの治療が自分にとってのベストな歯科治療なのか分からなくなっています。

30代半ばになり、歯の大切さについて考える事が増えました。

私自身、20台前半て上顎下顎共に虫歯が見つかり当時近所の歯科医院で(何も考えず歯科医師の言われるがままに)歯科治療をし、銀色の詰め物が入りました。

それから10年以上経った今、その時の銀色の詰め物と自分の歯の間に隙間ができているのを発見しました。

ネットで調べてみると、銀色の詰め物の下で虫歯が進行し、詰め物が取れた時や痛みが出た際に気が付き、神経を抜いたり抜歯しなければいけなくなってしまった…等々書いてありました。

とても怖くなり、ネットで調べて『痛みの無い治療』を謳っている口コミ評価も良い歯科医院へ行き、事情を話した上で検診と歯のレントゲン撮影をしてお話をいただきました。

以下

・レントゲン上、銀歯の下に虫歯が明確にある所見は見受けられないが一部あやしい部分があるの

・銀歯と歯の間に隙間が空いているのは事実だが、その銀歯を外す時に回りの歯を削らなくてはならないので望ましくない

・くいしばりがあり、歯の擦り減りがある。銀歯がある事で擦り減りを防いでいる(セラミックだと食いしばりで割れてしまう) との事で銀歯の隙間はそのままで、定期的に歯をチェックしましょう。

と言われました。

先生も歯科衛生士さんもとても丁寧に説明してくださり不満はないのですが…

銀歯と歯の間に隙間がある(不適合)まま過ごす=虫歯ができるのを待つ?様な感覚でちょっと不安に思いました。

先生でしたらどんな見解をお持ちですか?

お返事頂けたら幸いです。

コメントありがとうございます!

そうですね、ネットでは様々なことが書かれています。
簡単にネットにアクセス、自分の意志で、検索、その「検索結果」を得ることが出来ることで、あたかも「真実」を得ることができるかのような現代。
その情報の真偽が判断できないものの、その情報量の多さに、かえって決断できずに歯科医院を彷徨い歩かれている患者様がホント多いようです。

まずは今回、ご希望頂きました「見解」を述べさせていただく前に、その大前提が必要でしょう。

このコメント欄も、前述したネット環境下での情報です(笑) その真偽は如何ともし難い(笑)
まあ、回答している人間の素性が分かる分だけ、信頼性は高いかと(笑)

その点を考慮したとしても「前提条件」が必要です。

① 実際に拝見していないため、まったくの推論であり、いい加減な回答である可能性が高いこと
② 上記に頂いた文章の言葉を、「私なりの解釈で」回答すること
③ 歯科医師の技術、知識、経験、治療環境・設備は、それぞれであること

この3点です。ご理解下さい。

また、可能かなぎり、間違えの内容に、頂いた文章に対して回答いたします。

『レントゲン上、銀歯の下に虫歯が明確にある所見は見受けられないが一部あやしい部分がある』
→レントゲンでは、銀歯との境目、銀歯の下のむし歯を適切に診査診断することは不可能です

『銀歯と歯の間に隙間が空いているのは事実だが、その銀歯を外す時に回りの歯を削らなくてはならないので望ましくない』
→目で見て、ルーペで見て、隙間があるのであれば、それは相当なる隙間です。
むし歯の細菌は0.5~1ミクロン。目で見ることはできません。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。その細菌を取り除くのがむし歯治療です。
隙間は悪であると、私は考えます。

ぜひ以下の動画をご覧下さい。
セラミック治療について、3つの動画で解説しています。
その最終章の動画のリンクのみ添付します、その概要欄、コメント欄からご検索下さい!

【 セラミックを美しくセットしよう! 】

 

『その銀歯を外す時に回りの歯を削らなくてはならないので望ましくない』
→むし歯治療の原則は、「むし歯部分のみ削り取り、健全な部分は絶対に削らないこと」です。

銀歯を外すならば、銀歯だけを削ればよいでしょう。
これは、肉眼ではとても難しい。マイクスコープがあるとよいですね。
私は、銀歯のみを削ると宣言した上で、動画で記録しながら銀歯のみを削り取ります。

『くいしばりがあり、歯の擦り減りがある。銀歯がある事で擦り減りを防いでいる(セラミックだと食いしばりで割れてしまう』
→食いしばりがあるのであれば、擦り減りがあるのであれば、それに対抗できるインレーを製作すれば良いでしょう。

銀歯が擦り減りを防ぐことはありません。

セラミックが割れないようにするならば、以下の2つの条件が必要です。
①上下の歯の適切な接触関係の確保
②セラミックの厚みの確保

②を確保するために、健全な部分を形態修正する必要が生ずることもあるでしょう。
それが安全域の範囲内ならば、問題ありませんが、削れないのであれば、コンポジットレジンの直接法や、ゴールドインレー、ジルコニアといった材質を選択します。

ここまで対処しても割れてしまうこともあるため、術前にその点について、患者様にご理解いただくことも必要ですね。

『銀歯と歯の間に隙間がある(不適合)まま過ごす=虫歯ができるのを待つ?様な感覚でちょっと不安に思いました。』
→おっしゃる通りですね、そのお心持に対処するのが歯科医師の責務です。

『銀歯の隙間はそのままで、定期的に歯をチェックしましょう。と言われました。先生も歯科衛生士さんもとても丁寧に説明してくださり不満はないのですが…』
→隙間からのむし歯の進行を適宜チェックしつつ、予防する。
拡大しそうになった場合は、大きく削り対処するということでしょう。
そのような予防策もひとつの方法です。

治療法は様々です。
患者様のご希望も、歯科医師、歯科医院のスペックも様々です。

その中で、ご自身にあった歯科医院に出逢えることがとても 幸せなことでしょう。

当院ではこんな歯科医院をおススメしています。以下の動画の冒頭でお話しております。
ぜひご活用下さい。

【歯医者は治療で行くな?】1回で終わる、むし歯治療(MTAで歯の神経を残せ!)

ダメな『 歯医者 』の選び方

でも、とても丁寧にご説明してくれる優しい歯科医院さん みたいですね!
ぜひ十分なコミュニケーションのもと、ご自身の希望に叶う歯科治療をご選択ください!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

歯頚部断髄法 MTAで神経を残すことは、歯の寿命を延ばすのに有効か?

歯根の入口が見える所まで歯髄を除去してしまっても、MTAで神経を保護する事は、歯の寿命を延ばすのに有効なのでしょうか?

コメントありがとうございます!

歯頚部断髄法は『歯の神経を一部でも残したいという患者様の強い願い』を大前提として行っています。

また当院では、「細菌感染を取り除くこと」これを大目標として、むし歯治療に臨んでいます。

そのため、感染を取り除くことが出来れば、結果、歯の神経を一部残すことが出来る、または、歯根の入り口が見えるところまで歯髄を除去しても、一部神経を残すことができると信じ、治療に臨んでいます。

多くの症例を施術させて頂いております。
歯頚部断髄法を行い、その後問題なく経過する症例も多数は拝見させて頂いております。

そのことが、「歯の寿命を延ばす」ということに直結しているか否かは私の生涯の臨床を通じて判断しなければ判断はしかねますが、現時点では、問題なく経過をたどる症例を多く拝見しているのが現状です。

この歯頚部断髄法につきましては、ヨーロッパ歯内療法学会で、その有効性が示唆されるようになってきました。
これから、全世界で、マイクスコープとラバーダムを活用した歯頚部断髄法に関する臨床報告が認められるようになるでしょう。

これにより、皆さんの歯が健康になれば、これほどうれしいことはありませんよね?

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口が開かない 対策法

私は大きな口を開けることが出来ず、このように長時間大きな口を開け続けたり、疲れると顎が外れてしまいます。

歯医者さんに行くと口を閉じる時に耳の下辺りの骨?がゴキっと言って痛いので歯医者さんの後は恐怖しかないです( ; ; )

顎は複雑で色んな原因があるから治せないと言われました。

なんか対策ないでしょうか。長文ですいません。

長い時間お口を開いて、尚且つ鼻で呼吸し続ける。慣れないと、とてもとても大変に感じることでしょう。

でも大丈夫、必ずできるようになります。

また、「ぜひできるようになって頂きたい!」これが一番の願いです。

それはなぜか??

この「ラバーダムが装着できるようになる」ことが、むし歯や歯周病、噛み合わせの問題を無くしてします予防効果があるからです。

これについて解説致します。少し長くなりますが、お付き合い頂ければ幸いです。

最後までお読みいただいたときには、むし歯や歯周病、噛み合わせで歯医者さんへ通院する可能性がとてもとても小さいものになるでしょう。

ラバーダムを装着出来るようになる方は、以下の2つが出来る方です

① 大きなお口を開けることができ、それを持続できる

② 基本、いつも鼻で呼吸している

逆を云うならば、ラバーダムを装着出来ない方は、以下の2つの悪条件をもっています。

① 口が開かない

② 口呼吸

いわゆる顎関節症の患者様の典型的な症状です。

なぜこれらが悪条件なのかを解説します。

① 口が開かない

口が開きづらい、開かない方は、必ず「かみしめ、歯ぎしり」をしています。

上下の歯はいつも接触しているものであるといった固定観念もあるようです。

上下の歯は、健康であれば、1日のうち、7分から15分の接触時間であるという有名な研究論文があります。

その接触は、嚥下(飲み込む時)と咀嚼(食べる時)の2つの時だけで。

その際の噛む力はグラム単位の少ないもの。平時は基本「接触しない」のです。

口が開かない方は、いつもいつも、寝ても覚めても噛んでいることが常となっています。

そのため、噛む方向に働く筋肉は硬直し、筋肉痛を起こしています。

腕の力こぶを形作る「上腕二頭筋」の筋トレばかりすると、腕をのばしづらくなり、柔軟な腕の動きができなくなるのと同じです。

お口が開きづらく、開けることができません。

「かみしめ」「くいしばり」「歯ぎしり」にはその原因に諸説あります。

・歯並び

・全身姿勢

・ストレス

この中でも、「ストレス」が大きな要因を示すようです。

「かみしめ、歯ぎしり、食いしばり」が強く、その頻度が多い方には一つの共通点があります。

「物事に真面目に取り組まれる姿勢」です。

真面目に、几帳面に、しっかりと物事に取り組まれる精神性だけでなく、周りの方々へ細やかな配慮をされる人間性から、その困難を乗り切る際、「かみしめ」「食いしばり」「歯ぎしり」をされているようです。

「かみしめ、食いしばり、歯ぎしり」の際、脳内ではβエンドルフィンといった脳内麻薬が放出されます。

これには「健忘効果」があります。

つまり、「歯ぎしり」していることを忘れてしまうということです。これにより、皆さんほぼほぼその自覚がありません。

かみしめの力は絶大なるものです。歯が折れる、ヒビが入るほどの力を込めることが研究論文からも明らかにされています。

「一生懸命歯ブラシはしているけれど、奥歯がいつもむし歯になる。」

こんな患者様が多数いらっしゃいます。これは歯ブラシしていないからではなく、「かみしめにより歯にヒビが入り、そこにむし歯の細菌が感染してむし歯になっている」これが原因なのです。

こういった患者さま、大変多い。

歯ぎしりやかみしめ、食いしばりをしないこと。これをご自覚頂くことで、その頻度と強度は大幅に軽減されることが論文で明らかにされています。

ではどのようにしてそれを予防するのか?を解説します。

① 自覚すること

② 口を開くエクササイズをすること

③ 全身のストレッチをする、歩く

④ 舌を口蓋に、口を閉じて、鼻呼吸

この4点です。

詳細はまたいずれどこかの場所でまた解説致します。

簡単なのは、②お口を開けることです。

身体の姿勢を整えて、
「あ」
「い」
「う」
「べ(ベロを前につきだす)」

これを5秒間ずつ、3セット、朝昼寝る前、いつでも何度でもやってみましょう。

噛む筋肉がリラックスしてお口が開くようになります。

また、平時の時は、舌を口蓋につけて、上下の歯は接触しないように、前歯で1~2mm程の隙間を感じつつ、上下の唇は軽く接触、閉じて鼻呼吸です。

いわゆる「座禅」「瞑想」をする際の状態です。この状態を常としましょう。

かみしめは少なくなり、口は開くようになります。

お口を開けるようになるだけで、かみしめしなくなり、お口周りの様々な問題を予防・解決することが可能です。
簡単なのでぜひ!

②口呼吸

「口呼吸」は悪です。ぜひ改善したいものです。

ヒトは基本、原則「鼻」で呼吸する動物です。
そのように作られている生物です。

そのため、「口」で呼吸するのは「何らかの問題を抱えている異常な行為」と判断し、改善することが必要不可欠です。

鼻で呼吸することで、外界からの異物、細菌、ウィルスなどを鼻粘膜のフィルターで除去し、体内へ酸素を供給します。

「優れたフィルター」が鼻粘膜です。

これを通さず「口」で呼吸することは、体内へ「異物、細菌、ウィルス」を取り入れてしまうことになります。
これは良くありません。

でも鼻呼吸が常となっていない方もいらっしゃるでしょう。その要因としては以下のことが考えられます。

① 鼻疾患(花粉症など)

② 歯並び

③ 全身姿勢

④ ストレス

①②はぜひ、耳鼻科、歯科で改善しましょう。

③は④と関連していることがしばしばです。

口呼吸となっているそのほとんどが、④です。

前述致しましたが、④のストレス、身体的ストレス(疲労)により身体が疲れると、肩は落ち、背中は丸まり猫背となりがちです。

また精神的ストレスにより、呼吸は浅く不規則。

ゆっくりとした呼吸ができず、腹式呼吸から胸式呼吸となりがちです。

胸式呼吸では十分な呼吸ができないため、口が開き、酸素を摂取しようとする。

すると口内は乾き、唾液は乾燥。免疫機能が低下する。。。この悪循環となります。

口呼吸により、唾液が少なくなり、むし歯・歯周病になり易くなります。
口呼吸はぜひぜひ改善して頂きたいところです。

ラバーダムを装着できるということは、

・お口があけていられるということ
・鼻で呼吸ができるということ

です。お口を開くだけで、鼻で呼吸することができるようになるだけで、予防できることが沢山あります。
ぜひご参照頂きご活用ただければ幸いです。

長文お付き合い頂きましても誠にありがとうございました!

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上の前歯 歯根破折に抜歯即時インプラント手術30分ノーカット!#インプラント

上の前歯が折れて来院された患者様。
一度は根管治療に臨むも、歯が折れてしまっていることをマイクロスコープで確認。
ブリッジにするか?インプラントにするのか?患者様とご相談の上、抜歯と同時にインプラントを埋入設置する「抜歯即時インプラント」をすることとなりました。

この動画は、その手術の様子をノーカットで供覧させて頂いております。
お困りの患者さまや後進の指導のためにご協力を頂ける患者様には大変感謝しております。

ぜひご活用下さい!

【タイムスケジュール】

00:00 スタート
00:14 手術前 手術室の様子
00:46 術前のCT画像所見 上の前歯が折れている
00:53 メスで切開(歯肉溝切開)
02:04 折れた歯根を分割して抜歯しやすくする
02:56 周囲の組織を傷つけないように丁寧に抜歯する
05:18 抜歯終了
05:40 根尖病変を取り除く
06:31 根尖病変を取り除き、インプラントを埋入する準備に取り掛かる
07:09 インプラント入れるための準備(ドリリング)
08:02 (笑)手術中に頭をぶつける!
08:21 インプラントの埋入位置をチェックする(骨頂とソケット内部の観察 )
08:40 インプラントを入れるための引っ掛かりを付けてドリリングする
10:39 ドリリングしながら骨を採取する
12:40 インプラントを埋入・設置する
16:48 骨造成の準備にかかる
17:39 骨造成手術後の患者様の注意事項
18:07 インプラントをさらに深く埋入する(トルクレンチ使用)
19:04 骨頂を確認し、埋入深度をチェックする
20:19 さらに深度を深める(トルクレンチ使用)
20:49 失った骨を新たに造成する手術中
21:23 骨造成(設置するメンブレンを整形する)
24:06 採取した血液と骨補填材と自家骨を混ぜる
26:20 吸収性メンブレンを設置する
27:03 吸収性メンブレンを再度、整形する
27:30 吸収性メンブレンを再度設置する
29:25 作製した骨補填材を移植する
31:36 骨移植 終了
31:46 テルプラグの整形
31:55 テルプラグの設置
32:21 縫合
34:09 手術後の痛みについて
34:39 術後のCT画像
34:51 手術終了
35:00 お疲れ様でした!
35:12 (笑)着替える際、手術着にマイクが引っ掛かる
35:25 みんな!お疲れ!ありがとう!
35:51 【必ずご覧下さい】動画最後のご挨拶

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歯科治療の時に気持ち悪くなります 対処法とは?

歯科治療の時に気持ち悪くなりますが、何か対処法がありましたら教えて下さい。

口をミラーで見られたり、齒を削られたりしてる時とかレントゲンを取る時とかですか

ご返信ありがとうございます。

そのような時に気持ち悪くなる方の特徴として、鼻呼吸ができていない、かみしめが強い、平常時に舌が上あごについていないといった特徴があります。
このような特徴は、次のような共通する更なる特徴をお持ちです。
・猫背
・一生懸命に物事に取り組む姿勢
・緊張しやすい
・人に対する気配りが良すぎる
・気を遣いすぎる
・鼻のアレルギー、鼻閉
緊張により、食いしばり、舌の置き場がなくなり、なおかつ一生懸命真摯に取り組まれる姿勢をお持ちのことから、さらなる口縛りと口呼吸が助長されます。
これにより、舌の位置を侵害される苦しくなり、オエっとなってしまうようです。
上記内容にお心当たりがあれば、ぜひご確認ください。
それを改善した頂くと、チョット変化があるかもしれません。
また、ご自身で、歯ブラシを利用して、トレーニングしてみるのも効果的かと思います。

歯 銀歯について【当院の見解】

定期的に見させていただいてます。 銀歯に対する見解をお聞きしたいです。

銀歯という素材自体が良くないという話も聞きますが事実でしょうか?

ぜひ銀歯についての動画もやってほしいです

コメントありがとうございます!
保険治療で使用される銀歯は、金銀パラジウム合金を使用していることがほとんどです。
このパラジウムは、欧米にて歯科治療で使用禁止勧告が出ているようです。
詳しくはネットなどでご参照頂ければ幸いです。
その理由は金属アレルギーに対する懸念。 現在の最新歯科治療では、メタルフリー治療が進められています。
当院では、そのような背景から、また、患者様からのご希望もあり、銀歯を推進する機会が極端に少なくなっております。
ただし、金属は、セラミックスやジルコニアと比較して、柔軟性があり、症例によっては使用することで得られるメリットも未だ多数散見されるように感じております。
オールセラミックスの利点欠点などについてはこちらのリンクで解説しています。 ぜひご参照ください。
銀歯は、すべての方に、必ず金属アレルギーが認められる素材ではありません。
未だ日本の保険医療制度に組み込まれている素材でもあります。
そのため、生体にとってはデメリットの可能性もありますが、それ以上に得られる安価、強度、保険治療で使用可能などの、銀歯を使用することで得られるメリットがあることも事実でしょう。
当院では、銀歯を入れる治療は非常に少なく、皆さん保険外治療となるセラミックをご自身でご選択することがほとんどです。
しかし、現状にて銀歯と比較して、そのデメリットを動画で配信し、強調する時期ではない?と感じています。
また、銀歯と同様またはそれ以上のアマルガムにつきましては、今後、もし機会があれば、その警鐘を鳴らすべく、配信させていただくかもしれません。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

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