この症例は、奥歯が折れてしまい抜歯となりました(黄色矢印の歯)。なぜでしょう?
普通の歯並びは、上の歯が下の歯を覆うように歯が並びます。
上の写真は右側は(写真左側)下の歯が上の歯より外に並び、左側は普通の歯並びです。
右側奥歯だけが「受け口」のように、逆になっています。
使いやすい方を使うのが本能でしょう。
右は上下の歯の位置関係が「逆」なので使いずらい、つまり左側をよく使うことになります。
左側奥歯にはゴールドの冠(クラウン)が装着されています。
左奥歯のゴールドクラウンは 神経の治療済みの歯です。関節もしっかりしており、相当なる力でかみしめることのできる骨格をもっています。
先日、このゴールドクラウンの歯が折れてしまいました。
よく使う側の歯に負担がかかるのでしょう。レントゲンをみていただいてわかるように、この症例の患者様はむし歯にも歯周病にもなりづらい方。もしむし歯になりやすければ、全体の歯が処置されているはずです。しかし、左の奥歯にだけ神経に至る治療の経験がある。これは矛盾することですよね。
これはこの歯にだけ問題があったと考えるのが論理的です。
この度、この歯は抜歯となりましたが、歯を失うのはむし歯や歯周病だけが原因とはいえないことがこの症例からわかります。かみあわせをしっかりと診査した上で治療することがとても大切です。
歯は日々使うもの、その負担が大きいと、歯に小さなヒビが入りそれがむし歯の原因となるといえるでしょう。 (かみしめによる問題はこちらをご参照ください)本症例の抜歯原因といえるでしょう。
ちなみに、この症例の患者は私です(笑)(^-^;
医者の不養生でしょうか(笑) 私はかみあわせにも多少問題があります。またむし歯の治療もすべて体験しておりますので、患者様のご苦労は一通り経験しております(笑)
いつでもお気軽にご相談ください!私の体験も踏まえて親身にご相談させていただきますね(^^)/
―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療・ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。