歯は真ん中から数えて7本あります。上下左右あわせて28本。1~3番目までを前歯、4~6番目までが奥歯です。
保険治療にはルールがあります。
真ん中から1~3番目(前歯)には白い歯をつくることができますが、4~7番目までは原則銀合金製の歯となります。強度を考慮してのルールなのでしょうが、このルールは戦後国民皆保険制度ができてから、ほとんど変わっていないのが現状です。歯科医療は日々進歩しているため、日本保険制度は、世界一安価な治であるとともに世界一 コスト削減した治療であるといえるでしょう。
本症例は、保険外治療の一症例です。真ん中から数えて4番目、上顎第一小臼歯を根管治療したのちに、ファイバーコアという土台を植立して仮歯を装着したのが左写真です。
神経の治療をした歯は、強度が弱まります。10年から15年後に歯に亀裂が入り、割れてしまうことのないように、当院ではファイバーコアで補強しています。ファイバーコアという土台は、とても柔軟な素材。歯が割れないように予防できる素材です。
土台を立てたら仮歯を装着します。きちんと合わせた仮歯で最終的にはこんな感じになりますよ!と確認できるとともに、歯ぐきを引き締め、治療期間中も食事に困らないようにしています。
拡大鏡やマイクロスコープを使用して、精密に形を整えて削ります。その後は、歯と歯ぐきの境目を明確に模型に再現するために、シルクの糸を丁寧に巻き込みます。かぶせもの命は、「精度」です。ミリ単位ではなく、μ単位の精度を求めてかぶせものをつくるためには、この作業が必要です。
患者さまの顎の形にあわせたオーダーメイドのトレーを用いて型どりをします。
保険診療ではアルギンという水でかたまる素材を使用しますが、寸法精度に難点があるのが現状です。保険外治療では、寸法精度の高い「シリコーン」を使用して型どりをすることで、精度の高い型どりが可能となります。当然、製作されるかぶせものにも高い精度が期待できることとなります!
色合わせのために写真撮影を行います。本症例では、この前にホワイトニングコーディネーターによるホワイトニングが行われています。ホワイトニングにより、患者さまがもつ本来の白さを取り戻すことが可能です。治療後は、この情報を保険外治療専門の技工士に送り、製作してもらいます。
歯は上下で14本ずつで計28本。ひとつひとつ歯には役割があり、絶妙なバランスがとれています。
ひとつの歯が欠けるとことで、全体のバランスが崩れます。
ひとつひとつの歯を大切に治療することに日々全力で取り組んでおります。
―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療・ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。