インプラント治療の流れをご説明

インプラント治療を行う際、手術日1週間前にはCT撮影を行います。症例によっては当日再度CT撮影を行うことがあります。手術前に、患者さまへの当日の流れを簡単にご説明させていただき、無痛麻酔と術前クリーニングを徹底して行います。

症例により異なりますが、手術当日のご予約は1.5時間~2時間を頂いております。
翌日は消毒に来院いただき、1週間後には抜糸で再度来院いただくのが通常です。

患者さまをクリーニングしている間に、我々術者は手術室の準備、手指の消毒と手術着(ガウン)の装着などに時間を費やします。クリーニング後は、患者さまは手術室へと移動いただき、手術開始となります。インプラント治療だけでなく歯科治療はすべて外科手術です。根管治療におけるラバーダムのように、感染対策予防に対する配慮が治療の成否を分けるでしょう。当院におけるインプラント治療の成功率は、喫煙患者様の症例でインテグレーションの得られなかった1症例を除き、100%です。

手術記録を残しつつ治療に臨みます(術前の手術同意書にて撮影記録へのご同意にサインのない方は撮影いたしません)。写真撮影することは、手術を主観で見るだけでなく客観的に自身の治療を評価することが可能です。術中・術後に評価しつつ手術をすすめることは、患者さまはもとより、我々歯科医師にとっても価値ある情報となるのです。


インプラント治療20分~30分と短時間で終了します。治療の成否は術前のシミュレーションと診査・診断、それ相応の準備で決まります。インプラント治療には様々な術式があります。患者さまの状態、ご希望にあった術式を選択して治療に臨みます。

写真の症例は、手術6か月前に折れてしまった歯を当院にで抜歯し、同時に骨を再生させる治療を行っています。一部再生の足りなかった部位にインプラント埋入後に再度再生手術を同時に行い縫合して終了です。

「知り合いがインプラント治療で大変な目にあった」というお話を伺うことがあります。

当院ではインプラント治療症例でそのような状況は起きたことがありません。
当院で治療後に腫れたり痛みの強い症例としては以下の症例です。

① 骨削除を伴う親知らずの抜歯(深く横に生えた親知らず)
② 骨再生手術(GBR、歯周再生療法)
③ 感染根管治療(=再根管治療)
2度目以降の根管治療、特に上顎第一大臼歯

上記3症例以外で腫れや痛みの強い症例は当院ではありません。
現在のインプラント治療は、30年前と比べてシステム化され、安全確実なシステムへと進化しています。術前の診査と準備により、安全確実無痛なる治療が可能です。

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)

治療内容

人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。

入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。

標準費用(自費・税別)

45万円(1本あたり)

インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。

治療期間・回数

インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。

①カウンセリング~治療の検査・計画

②1次手術

③2次手術

④人工の歯を作製・装着

⑤定期検診(半年に1回程度)

インプラント治療では、2回の外科手術を行います。

1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。

1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。

口腔内の状況や治療内容により異なります。

メリット

歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。

副作用やリスク

治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。

また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。

①血管損傷

②神経麻痺

③手術後の腫れ・痛み

血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。

また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。

※メリット・副作用・リスクには個人差があります。

インプラント治療と、他の治療との違い

「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。

また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。

歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。