根管治療後、熱いものがしみる?東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科

他院にて根管治療後、頬が腫れ、ズキズキとした痛みが治まらず、熱いものがしみるといった症状が続いたため当院を受診された患者さまの症例です。

神経を取り去った後に、熱いものがしみることはあるのでしょうか?

根管治療の際は、麻酔をしない?!なんて話を聞くことがあります。当院では根管治療の際、原則すべての症例で「麻酔」を行います。

根管治療は「神経を触る治療」です。根管治療において、「麻酔をしない」というのは、割と大胆な考え方で、余程の自信がなくてはできないこと。

歯科医師が「麻酔をしない」という考え方に至るには、
①神経が死んでしまっている(歯髄壊死)
②神経が感染している
この2点に基づいているようです。(私は必ず麻酔をしますが)
そもそも、この考え方、日本の保険制度における「抜髄根管か?感染根管か?」というシステムに基づいた考え方。保険治療をする際は、神経が生きている深いむし歯であれば「抜髄根管」、だれかが治療した後の根管治療であれば「感染根管」と分類し、保険算定さることになっています。
しかしこの定義、臨床上の診断名としてはきわめて不適当。理由は、病名と症状が一致しないため、適切な診断ができず、当然として適切な治療法が選択できないのです。日本で慣例的に行われている「抜髄根管」「感染根管」という分類は、「保険点数計算に便利」という理由で、半世紀以上前に厚生官僚が決めたもので、サイエンスとしては極めて不合理なもの。「理にかなっていない診断名を用いている」ということは、つまり「全体をみる目が理にかなっていない」ということに他ならないといえるでしょう。こうした不合理な診断名に振り回されることなく、治療をすることが不可欠となります。

さて、根管治療後に熱いものが染みる?なんてことはあるのか?
答えは、「ある」。

『「感染根管」では細菌感染はあるが、「抜髄根管」では感染はない』 なんてことは なく、すべての症例において、多かれ少なかれ細菌感染は起こっている。そして『根管に感染が起こると、歯髄は完全に壊死してしまう。』なんてことも、ないのです。つまり、かなりの細菌感染がある症例でも、一部の歯髄はしぶとく生きていることがあります。

上記内容はすべてエビデンスに基づいたことなのです。

上記症例では、近心根の2根管のつながり部分に生活歯髄が残存していました。この部位、肉眼ので治療するのは困難です。ここでマイクロスコープやCTが大切になります。

根管内の細菌感染を除去すべく、根管内をキレイにする。決して見落とさない。これが大切なんです。


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。