親知らず 麻痺が残る? 治療法


親知らず(智歯 8番目の歯)が生えてきたことで、手前の歯がむし歯になってしまった症例。

患者様は他院にて手前の歯(7番目、第2大臼歯)の根管治療を受けましたが、その医院では親知らずの抜歯はできないとのことで、大学病院を紹介受診されました。

大学病院では「下顎管(下歯槽管=神経)と親知らずの根っこの先が重なっているから、麻痺の可能性があります。」と説明され、麻痺しないで抜歯する方法はないか?と当院を受診されました。

まずは当院にてCT撮影し、精査します。下顎の大臼歯は2歯根。親知らずになると3歯根となる場合もあるようですが、その歯根が下歯槽管神経に絡んでいるかどうか?が一番のカギとなります。CTで精査すると、歯根が下歯槽管に絡んでいることはありませんでしたが、接触はしています。


下歯槽管との接触は3mm。この3mmの接触をなくせば、安全に抜歯することが可能でしょう。ではどうするか?

親知らずにクリップを装着し、手前の歯を固定源として引っ張り出します。引っ張り出すために必要な3mmのスペースを確保した上で引っ張り出してあげてから抜歯すれば下歯槽管神経の麻痺の可能性は格段に少なくなるでしょう。時間と手間をかければリスクを減らすことは可能です。


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