平成23年3月17日
インプラントというと、大半の患者様は、「歯が生え換わったかのように治るもの」と錯覚してしまうことが多いようです。
上下顎の顎の位置関係や顎の大きさ、歯の並びの位置や骨との関係などにより、必ずしも『調和のとれた自然な口元』を再現できない場合があります。
そのような場合は、入れ歯(義歯)とインプラントのコンビネーション治療があります。
右図の①のような下あごの無歯顎(歯が全くない状態)症例には、インプラントの埋入手術を行い、その上にマグネットを装着します。
② 同様に入れ歯(義歯)の裏面にもマグネットを付与。
③ 口内に義歯を挿入し、
④ マグネットの維持力で「パチッ」っと装着。入れ歯がマグネットの力でピタッと密着し、おいしくお食事ができるようになります。
インプラント治療には様々な応用があります。
『骨の量』だけがインプラント治療の成否を決めるわけではありません。
歯周病治療や咬合治療、様々な知識と技術のもとに、インプラント治療は成り立ちます。
ご不明の点など、いつでもご相談ください。