かみあわせに関わるご相談を多数いただいております。
そのうちの1つを供覧させていただきます。お困りの患者様に参考になれば幸いです。
(ご相談内容)
1 寝ている時、舌を噛む(同じ場所)ことがあり、血豆が出来るくらいの力です。噛むのはマウスピース無しで寝た場合です。
2 食いしばりによる肩・首の痛みがありますこ最近は手足に痺れがあります。手足の痺れなので整形外科に通いましたが問題なしとのこと、恐らく就寝中の強い食いしばりが原因ではないかとの事でした。食いしばりは以前よりあり、左下7番は歯根破折で抜歯になりました…以降は歯を守るために就寝中マウスピースをする様になりました。ハードタイプです。これらの症状はかみあわせを治せば治まるものでしょうか。大変お手数お掛け致しますがよろしくお願い致します。
ご相談に対する当院の返信メールは以下の通りです。
はじめまして、宮崎歯科医院 宮崎と申します。よろしくお願い致します。ご相談頂きました内容に回答させていただきます。実際に拝見をさせていただいておりません。そのため、上文章より推察ての回答となるため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂けますようお願い申し上げます。
1の症状について
1の症状を感ずる患者様にはいくつかの共通点があるように感じております。
① 奥歯を失っている、もしくはクラウンなどを被せている
② 下あごが後方へ偏位している、もしくはそのような骨格をされている
③ 緊張しやすいお心持ちされている、もしくはその状下にある
④ 姿勢がやや猫背傾向にある
低い高さのクラウンや奥歯を失うことで、かみあわせが低くなると、②~④の姿勢をお持ちのかたは、下あごが後方にやや変位し、舌のスペースが狭くなることから、舌を噛みやすくなる傾向にあるようです。
緊張と姿勢と噛み合わせについてはこちらをご参考ください
https://miyazaki-dentalclinic.com/16265
2の症状について
日中にくいしばってしまっていることがあれば、ぜひご自覚いただき、しないようにしていただきければ症状緩解の一助となるかもしれません。それが困難な場合、日中に使用する小さなマウスピースもあります。そのようなマウスピースをご利用頂くのもひとつの方法かもしれません。
小さなマウスピースはこちらをご参照ください
https://miyazaki-dentalclinic.com/17681
手のしびれなどは、筋の緊張による血流障害が原因の場合もございます。
整形外科はもちろんですが、カイロプラクティック(適切な資格をお持ちのカイロプラクター)にご相談いただければ、
症状緩和の何か糸口が見つかるかもしれません。
就寝中のマウスピースで少しでも緩和が認められるのであれば、
かみあわせが感じていらっしゃる症状の「原因のひとつ」として考えられるでしょう。
回答になれば幸いです。
よろしくお願い致します。
当院初診の流れ(来院される患者様は必ずお読みください)
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254
お困りの患者様に参考になれば幸いです。