かみあわせ 上顎に舌を押し付ける (都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者)

噛み合わせに関わるお問い合わせを大変多く頂きます。
お困りの患者様にお役に立てればと思い、ここに供覧させていただきます。
一助になれば幸いです、ご一読ください。

ご相談内容

上顎に舌先を強く押し付ける癖があり、困っています。仕事などに集中するとき、ストレスがあるときが特に強いようです。どこに相談しても「上顎に舌先が触れるのは当たり前なので」と言われてしまいます。上顎、舌先ともに常に炎症があり痛みを伴います。また、寝ている間の食いしばりがひどいです。座って昼寝しているときですら食いしばります。無呼吸症候群の検査では異常なしです。寝ているときに下顎が落ち込むらしく、そうならないために食いしばっているのかもと自分では思います。また、歯医者であおむけになって治療するときもそのせいで苦しく、途中で呼吸が苦しくなってしまいます。保険で出来るマウスピースは持っていますが、それを入れて寝ると歯ぎしりがひどくなってしまいます。かみ合わせの調整として削られることも多いですができればそれはもう避けたいです。このような症状をどこに相談していいかわからず、ご連絡させていただきました。貴院で改善の余地がありますでしょうか?

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。詳細なるご説明ありがとうございます。大変よく分かりました。

まだ実際に拝見しておりません、そのため適切なる回答とならない場合もございます。ご理解頂いた上でお読みいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

・奥歯を失っている、もしくは奥歯を銀歯などで沢山治している
・歯並びが混んでいる
・下顎がしっかりしている
・歯ぎしり、くいしばりが強く、歯が擦り減っている

こんな特徴をお持ちの患者様に「上顎に舌先を強く押し当てる」癖があるようです。

何らかの原因で「奥歯が擦り減る」と、口内の体積が狭まり、歯並びの内側にある「舌」の居場所がなくなります。
このことについてはこちらをご参照、ご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/10845

つまり、歯がすりへり、かみあわせが低くなると舌の居場所がなくなるのです。舌の居場所を確保するために舌を突出させる症例もあれば、舌の居場所が確保できずに奥歯で舌を噛んでしまう症例もあります。また下顎の位置も偏位することで、さまざまな弊害が発現します。
これについてはこちらをご参照、ご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/10884

よって、歯を擦り減らせること、噛み合わせを低くすることは、とても良くないことと言えます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13878

このような症例では、その原因は何かを見極め、治療に臨むことが大切です。適切なマウスピース(スプリント)を装着することで、予防することも可能です。

〇〇様にとって参考になる回答であれば幸いです。お困りの際はご相談ください。よろしくお願い致します。

当院にお越しになる際は、以下の「初診の流れ」を必ずご一読頂けます様お願い申し上げます。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

当院では「かみあわせ」に関わるお問い合わせを大変多く頂いております。
そのため、当院ではすべての治療において、噛み合わせに留意した治療を心掛けています。お困りの際はご相談ください。お力になれるかと思います。