当院で神経を残す治療をしたが歯髄壊死。根管治療となった症例

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル上動画は、当院で「歯の神経を残す治療」行い、その3カ月後に歯の神経が死んでしまい(=歯髄壊死)、根管治療となった症例の、「神経を残す治療の様子」と「根管治療の様子」についてです。

本動画のタイムスケジュールです。ご活用ください。

歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 タイムスケジュール 1 歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 タイムスケジュール 2

残念ではありますが、当院で神経を残せなかった症例の一つを供覧させて頂きます。ぜひご参考いただければ幸いです。

本動画をご覧いただくことで次の事が分かるようになります。

・歯の神経を残す治療とは どんな治療なのか?その実際の様子。
・歯の神経が死ぬと、どんな症状となるのか?
・MTAによる部分断髄法
・マイクロスコープとラバーダムを活用した治療
・マイクロスコープを活用した根管治療
・根管治療とはどんな治療?その治療の実際の様子
・無痛麻酔
・治療後はどんな症状となるのか?

歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 歯髄 神経

歯髄壊死となる前に行った「歯の神経を残す治療」の際の歯の神経の状態です。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。歯に感染しながら歯を溶かし、その感染を拡げていくのがむし歯です。

歯の神経に感染することで神経は炎症を起こし、徐々に壊死していきます。
病状の進行状態により、治療法は異なります。以下の表のリンクをご参照頂けると、現在感じている症状から必要な治療法は何か?をチェックすることが可能です。ぜひご参考ください。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 歯髄 神経 にMTA歯の神経を残せるか否か?は、上の表に基づき術前に問診しつつ、実際の治療の際に、歯の神経を直接診て診断します。

ポイントは、
・歯の神経が壊れていない
・血流が認められる
・毛細血管が認められる
・出血部位の精査
・出血時間の精査
などとなります。本症例では右写真の4点において、問題があったのかもしれません。
患者様も噛んだ時の違和感を訴えていらっしゃいましたが、「かみしめ」や「くいしばり」の既往もあり、症状にフィルターがかけられてしまい分かりづらかったのかもしれません。

本症例は、
① 出血部位が神経本体からではなく、根尖からだったかもしれない
② 血流量がやや不足
③ 神経の形態に崩れがあり、根管からはがれているようにも見える
④ 毛細血管が明確に見えていない
この4点において歯の神経はすでに死にはじめていたのかもしれません。
しかし、患者様は可能であれば、歯の神経を残したいとのご希望を胸に当院を受診されていました。そのご希望を汲み取りつつ、後に神経をとる根管治療が必要となる可能性をご説明させて頂き「挑戦」させていただいたのが本症例となります。

歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 歯髄壊死の状態

3カ月後の本症例の根管治療の様子です。歯の神経は死んでおり、神経は崩壊していました。

歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 従来の根管治療 水酸カルシウム本動画では、ラバーダムとマイクロスコープを活用した根管治療の様子、その手順を見て頂くことが出来ます。

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様々な疑問についてお応えできる内容となっております。ぜひご覧ください。

歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 従来の根管治療 ニッケルチタン製ファイル

また治療後の患者様へのご説明についても供覧させて頂いております。
当院では治療前、後だけでなく、治療中もマイクロスコープの動画で記録をして。治療後の患者様へのご説明に役立てております。

歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 従来の根管治療 ニッケルチタン製ファイル

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