歯の神経を残せるか否か?根管治療は必要か?適切な治療法は何か? 現在の症状からチェックする表はこちらをご活用下さい!
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根管治療後の削り方、弱く脆くならない治療法
https://miyazaki-dentalclinic.com/26130
神経を取った歯の寿命、本当に脆く弱くなるの?3つの論文解説。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22450
「歯の神経を取りたくない!」
「歯の神経を抜きたくない!」
「根管治療したくない!」
「歯の神経を残してくれる先生を探しています!」
大変多くの患者様からのご質問、ご来院を頂いております。
当院へのご相談数、来院数は都内でも随一ではないかと思います。
当院では可能な限り歯の神経を抜かずに残す治療を心掛け日々の臨床に取り組んでおります。
その具体的方法は、ラバーダム&マイクロスコープ&MTAによる覆髄法です。
しかしこの術式をもってしても残せない症例があります。
① すでに歯の神経は回復することのない炎症を起こしている場合
② 既に歯の神経が死んでしまっている場合
この2症例です。
①を不可逆性歯髄炎
②を歯髄壊死
といいます。
このような症例ではいたずらに「治療時期を遅らせる」ことで、むし歯は進行し、さらに歯の内部を削る量が多くなるばかりでなく、周囲の歯槽骨にまで悪影響を及ぼします。
「歯の神経を残したい、取りたくない」とする希望・不安の裏には「歯の神経を取ると、歯が弱く脆くなる」とする根拠があるからではないでしょうか?
でも、その「弱くなる、脆くなる」ってどの程度でしょうか?
本当のことでしょうか?
弱く脆くするには他の原因があるのではないでしょうか?
この点についてこの動画で分かり易く解説しています。
結論からまいりましょう!
歯の神経を取る事で、約2~5%程の剛性が低下します。つまり少しだけ弱くなりますが、おそらく皆さんが想像しているほどは弱く脆くなりません。
そして歯の削り方、神経を取った歯の後に残る「歯の量」によって、その剛性は大きく影響を受けます。
つまり「削り方」「むし歯の削除量」によって、歯の弱くなる・脆くなる程度は大きく影響を受ける!ということです。
これらについて、動画内で、過去の3つの論文を参考にご説明させて頂いております。
ではその対策はどのようにすればいいでしょう?これは以下のリンクをご参照下さい!
歯の神経にまで感染が及び、その炎症が回復しない場合、あるいはすでに神経が死んでしまっている場合は、これ以上の感染を拡げないためにも早々の根管治療が必要です。
早々に行うことで、これ以上の感染拡大を予防できるのです。
つまりはご自身の歯を出来るだけ削らずに残せる!ということになります。
これは、根管治療後の歯が弱く脆くなりづらくなることにつながります!
歯の神経を残すことも大切ですが、たとえ歯の神経を失ったとしても、その後の、根管治療後の歯を削らずに残すことの方がとてもとてもとても大切なのです。早期に治療すれば、歯は永く長く使用できるのです。
ぜひ、近隣の歯科医院へご相談頂き、適切な診査診断のもと、適切な根管治療を受けて頂けることを願ってやみません。