患者さまの「訴え」を聞くこと、とても大切です。
虫歯や歯周病は、検査やレントゲン所見より明確なことが多く、患者さまの訴えをお聞きすることも当然大切ではありますが、我々が診ただけ病態を知ることができることもしばしばです。
「かみあわせ」はそうはいきません
歯科治療では、
・むし歯
・歯周病
・かみあわせ
前2者は、細菌の感染症であり、炎症のコントロールが大切となります。
かみあわせは、「口腔機能」つまり「力」のコントロールが大切です。
そのためには、異常な「力」の結果生じた異常な「形態」を知ること、
また、異常な「形態」により生ずる異常な「力」を診ることが大切です。
この「形態異常」と患者さまの「訴え」を関連させ、病態を知ることが、治癒への近道であり、それを知ることができなければ治癒することはありません。
異常を知るためには、
『正常とは何か?』
これを知る必要があります。
右写真の模型は、正常者の模型となります。
みなさんと見比べていかがでしょううか??