休日に奥歯が痛み、救急対応にて他院にて根管治療をしていただいた患者さま。
治療して頂いたのは下の奥歯。しかし当院で診査すると原因は上の奥歯でした。当院にて診査したところ、痛みの原因は、上の奥歯の神経が死んでしまって(=歯髄壊死)いることでした。むし歯が深く進行し、神経(=歯髄)に感染し、神経が死んでしまったようです。
本動画(上動画)は、その2回目・3回目の根管充填治療についてです。
(1回目の治療の様子、病状の詳細につきましては、右上のリンクをご参照ください)
当院の根管治療の流れにつきましては、右リンクをご参照ください。
「歯医者さんでは何をされているのだろう?どんな治療をしているのだろう?ちゃんとやってくれているのかな?」と不安になることも多いかと思います。
右リンクをご参照くださると、不安も解消されるかもしれません。
当院の根管充填法はシンプルです。
歯の内部には神経があります。そのスペースを「根管」といいます。トンネル・えんとつ状の形態をしています。その根管の内部、内壁をドリルのようなもので切削し、感染を取り除きます。このドリルには「ニッケルチタン製のファイル」を使用します。
その後、薬液で洗浄消毒します。
根管内を無菌化したのちに、上記の「ドリル」の形態と同型の規格化されたガッタパーチャ樹脂(天然ゴム)を根管内に緊密に充填し、再感染を予防します。
根管治療はこれで終了です。
根管治療は、歯の内部である「根管内」の感染を取りきり、再感染を予防すべく樹脂を充填すれば終了します。短期間、少ない回数でも治療は可能です。
当院では、1~3回で終了します。これ以上の回数が必要となる場合は以下の通りです。
・当院の治療方法に同意が得られない方。
(ラバーダムやマイクロスコープを拒否される方)
・お口を長時間開いていられない方(1時間)。
・当院の診断が誤っている場合(ほぼありませんが…)。
むし歯は細菌の感染症です。
・感染と取り除くこと
・その後は精度の高い補綴(クラウン、インレー)を装着し、再感染を予防すること
この2点を徹底すれば治ります。