当院の根管治療

冷たい物が凍みて、温かい物でもしみて、鈍痛

長文コメント失礼します。 今回の動画とは関係ないのですが、今年の初めから左下の奥歯が冷たいものがしみるようになり、3月に検査に行ったのですが何も異常がなく様子見と言われました。

ただ、だんだんと温かいものもしみるようになり、飲食で痛みも伴うようになりました。

そこで再度歯医者に行くと、左上の歯が虫歯で、その影響だろうと言われ治療をしました。

ただやはり冷温でしみるのは治らず、下顎全体の鈍痛がずっと続いています。

先生の動画で、物理的刺激で神経壊死の可能性があることを知りました。

健康そうな歯でも、歯をけずってみたら神経が壊死しているっていう可能性もあるのでしょうか?

その場合は、CTやレントゲンで判断できるのでしょうか?

どのように歯医者さんに伝えたらいいのか分からなくて…。 長文ですみません。

お返事頂けると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

コメント拝読いたしました。

まずはこちらの動画をご覧下さい。

その後に、その下のリンクの表とご自身の症状の変遷を照らし合わせて頂きたいと感じております。

〇歯医者で「削られない」ために大切なこと!《歯が「しみる」からむし歯?削れば治るの?》
https://youtu.be/UXsrWEeejNI

神経は残せるか否か?根管治療は必要か?

この表は、現在抱える症状から、現在の”むし歯”の病状を推測し、適切な治療は何か?を簡単にチェックできる表となっています。ご活用下さい!

頂いた病状をまとめます。
①左下の奥歯が冷たい物でしみる→異常がないと診断
②温かい物がしみるようになり、飲食でも痛む
→これに対して左上を処置するも緩解せず
③冷温でしみて、下顎全体が鈍痛

実際に拝見していないため、全く分かりません。
頂いた文章のみからの推測となります。
その点、重々ご承知ください。

その上で、私ならどうするか?を回答します。
私見であり、推測です。診断ではございません、ご理解下さい。

痛みの原因は3つです

むし歯、歯周病、かみあわせ

頂いた文章には歯周病の文字はありませんでした、そのため除外します。

残るは2つ

むし歯か噛み合わせ!

(1)むし歯ならば、神経に至る炎症、おそらく部分的な歯髄炎あるいは歯髄壊死
これに対しては根管治療が必要となるでしょう。

(2)噛み合わせであれば、その原因は、噛みしめ歯ぎしり食いしばり。
これに対しては、咬合調整あるいはマウスピースの適切な装着で症状緩解をチェックします

レントゲンでは分かりづらいかもしれません
CTであれば、「飲食で痛む」ようになってきていることから、何らかの変化を読み取れるかもしれません。

しかし、その部位に、レントゲン不透過性の金属などが装着されていると、少々判別が困難です。

『健康そうな歯でも、歯をけずってみたら神経が壊死しているっていう可能性もあるのでしょうか?』

→壊死までいかなくても、神経に至るむし歯となっていたりします。
実際に、壊死していたという症例もございます。

https://youtu.be/R3TczXwi0iY
CTでないと分かりづらいむし歯治療の様子です、ぜひご覧下さい。

私は、下顎の6あるいは7番になんらかの問題があるように感じます。

残念ですが、診断とは、最新機器があるから出来るわけではありません。

CTがあるから、マイクロスコープがあるから病状を見つけることが出来るわけではないのです。

そもそもその診断する目があるか?その点が重要です。

私は、CTやマイクロスコープで病態を見つけているわけではありません。

患者さまとの会話、そこから得られる病状の変遷で「診断」し、その診断を患者様に分かり易くするために、自分の決断・診断を確固たるものにするために、そして治療をよりスムーズに進めるために、CTやマイクロスコープを使用しています。

まずはご担当の先生と十分ご相談ください。

その上で、症状の緩解が得られない、その可能性が無いならば、セカンドオピニオンなども考慮して頂きたいと感じております!

頑張って下さい!

 

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根幹治療後 銀歯 違和感がある 様子をみるべきか?

こんな先生がいたらなと思いながら見ています。

神経をとる前から痛みがあって、抜くことになり、抜いたあとも今までに無いくらい痛みが強くなって、根幹治療9ヶ月かかり、いい加減銀歯を被せることになりした。

しかし、痛みはないものの、違和感が残っています。

これは、このまま様子見るしか無いのでしょうか?

歯科を変えました。宜しければ教えていただきたいです。お願いします。

コメントありがとうございます!

またチャンネル登録もありがとうございます!

回答いたします。

『9カ月の根管治療後、銀歯をかぶせ、痛みはないのもの、違和感がある』とのこと。

治療前のご病状、治療中の様子、治療内容そして治療後の銀歯の状態など、「実際に拝見していないため」適切な回答とはならないかもしれません。
その点ご了承ください。

その上で、まず大切にすべきことは、現在の歯科でしっかりと納得した治療を受けて頂けるよう、ご担当の先生としっかりコミュニケーションを取って頂くことです。
この点もよろしくお願い致します。

その上で、回答させて頂きます。

治療後の違和感の原因は3つです。
①むし歯
②歯周病
③噛み合わせ

そのうち、歯周病についての記載は頂いた文章にはなく、積極的な施術はなかったものと推察します。

ならば、原因は①か③となります。

①のむし歯は治療をすることにより、おそらく痛みは軽減されたのでしょう。
そして銀歯をかぶせたことで、②の状況も術前とは変化しているでしょう。

①のむし歯が原因ならば、それは根管治療が十分にできなかったことが推察されます。
ラバーダムやマイクロスコープが無い場合、治療中の感染、あるいは感染の徹底除去が難しい場合があるようです。

そのため、感染が残存することで、痛みや違和感、腫れが残ります。

しかし、頂いた文章には「痛み、腫れ」といった記載がありません。

そうなると、有力な原因は③のかみあわせ。

これには2つの原因があります。

(1)銀歯が高すぎる
(2)ストレスなどで噛みしめ、歯ぎしり、くいしばりをしている

(1)ならば、外してしまう、あるいは調整することで違和感は緩解するはずです。
(2)ならば、ストレスが緩解すれば、自ずと違和感も緩解します。
しない場合は、マウスピースを造ってみてください。

マウスピースに関する動画です、ご活用下さい!

もし外しても違和感が変わらず、マウスピースでも変わらない場合は、①が強く疑われます。

再根管治療となるでしょう!

その際は、マイクロスコープとラバーダムは必須となるでしょう!

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歯の神経を殺す薬? 根幹治療

こんばんは 以前根幹治療をする前の診療で、神経を殺す薬?とやらを神経に直接塗られてから次回の治療をするということがありました、かなり激痛が走ったのですが、これは何のために行うのでしょうか、、。 説明もなく不安で仕方ありませんでした笑

おはようございます!

ご質問ありがとうございます。それはご不安ですね。

『不安』は「知らないこと」から始まります。

ぜひ、まずはこちらの動画をご覧下さい。

〇【あなたはどっち?】根管治療には2つの方法がある?その違いを分かりやすく解説!
https://youtu.be/HiDVc_bwj1Q

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

その感染を取り除くために、様々な方法で治療に臨みます。

その方法として、上の動画のような2つの治療法が『現在の日本』にはあります。

『神経を殺す薬』とは、「たんぱく凝固作用のある」クスリです。

この薬の目的は、「歯の内部に感染した細菌を滅菌消毒する」ことです。

そのために、同時に歯の神経もたんぱく凝固されるため、”結果として”神経が壊死します。
この結果の部分を取り上げて『歯の神経を殺す薬』と表現されているのでしょう!

私はこの薬を使用致しません。

この薬を使用される歯科医院では、長期間・多数回にわたり、この薬を投与し、徐々に歯の内部の感染を消毒するようです。

詳しくはぜひご担当の先生に、その治療期間などの詳細をお尋ねくださいね!

治療頑張って下さい!

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日本人の10人中3人は 難症例の歯!?#樋状根 #根幹 #根管 #マイクロスコープ #ラバーダム

日本人の10人に3人は、下の奥歯の神経が変形しています。

今回の動画は、そんな難しい症例のご依頼を頂き治療させて頂きました。

動画の中盤では、トップオブトップに多いご質問に回答しています。

ぜひ最後までご覧下さい!

【動画内でのご紹介動画はこちら】

〇神経は残っていても痛く無い
https://youtu.be/Ukmi7sQBdUc

〇樋状根の治療動画
https://youtu.be/Yb-KNWs1CtI

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CTはどのような時に撮影しますか? 歯医者

仁先生、勉強になる動画を配信頂き、ありがとうございます。

このような症例は、他の医院で『レントゲンしか見ない』先生なら、見落としていたかもしれませんね

動画の中でレントゲン画像の場面を一時停止して、何度も何度も凝視したのですが、素人の私には6番の一カ所(画像で右側)は、かろうじて見えたんですが、他は全く見えませんでした。

私も、全歯が全くの無症状なので、次回の検診の際に『私の口腔内にCT撮影の必要性があるのか?』主治医に相談したいと思いました(私の通ってる歯医者さんにはCTがあります)

そこで、参考までに伺いたいのですが、宮﨑歯科医院様では、全ての患者様に初診時にCTを撮られているのですか?

それとも、虫歯に関する何かしら疑わしい事象(今回はフロスがひっかかる)があった場合に、CTを撮られているのですか?

私もCTを撮ったことが無いので、ご教授くだされば幸いです。

おっしゃる通りですね!

『虫歯に関する何かしら疑わしい事象』がある場合にCT撮影しています。

疑わしい事象とは、患者様のお言葉であったり、我々の診査結果であったりと様々です。

当院では、全国より歯の神経を残す治療や根管治療でご来院頂くため、『全ての患者様に撮影することを前提」として日々の臨床に取り組んでいるわけではないのですが、ほぼすべての患者様でCTを撮影しているかもしれません(笑)

被ばく線量などは問題ない程度ではありますが、その被ばくより得られるメリットがあるならば、CT撮影は、歯科治療においてメリットばかりの診査法であると私は感じています。

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根管治療 2カ月 痛みが取れない 常に痛い

根管治療して2ヶ月後なっているのだかれど なにもしなくても痛い。根管治療の専門医の先生は様子をみるようにいうのだけれど。治療受けたのがラバーダムが外れzooというのを装着してマイクロスコープなしの治療。ctでは根の先までくすりが詰まっているが小さなドリップがある。ほんとにやり直しの治療が必要ないのか不安。

セカンドオピニオンで3人聞いたが同じ答え。なにもしなくても常に痛い。

根管治療において、原因不明はないでしょう。

必ず理由があります。

ただし、その痛みが長期化することで、その痛みが取れづらくなるということがあるようです。
これは根管治療とは別の話です。
患部には問題ない場合です。

また、これは実際に拝見していて合った症例ですが、「精神的な疾患」との関連。
これもあるようです。

それに関する治療薬を服薬することで緩解します。
またストレスがなくなることで、痛みも緩解するようです。

根管治療ではなく、根管外に感染が拡がっている場合、これも根管治療では痛みは緩解しません。
抜歯、歯根端切除などが治療法とのなります。

私にはあまり症例としてはありませんが、これまで2例で、三叉神経痛が関連していることがありました。
大学病院にて精査加療することで痛みがなくなっています。

ただし、多くの歯科医院で診てもらい、問題無いといわれて当院で拝見すると、問題があった、、、という残念な症例も多数例拝見しています。

ぜひあきらめずに治療に臨まれてください!

 

 

根管治療して2カ月 出血 痛みがある

病気の気になりそうですでした😢

今も治療中です。 2ヶ月前に根管治療したのですが(奥歯1本)私の場合、神経が4本ありました。

1回目の根管治療しましたが、痛みが収まらなく2回目根管治療したところ、4本の内1本掃除し直しました。 その1本の根管治療 麻酔してるのに、グイグイと針で刺すのですか、麻酔してるのに、とても痛かったんです💦

その、痛かった所、根管治療して2ヶ月経つのに、1〜2日おきに、病院へ行って掃除してますが、出血、炎症してます。

これって、ありえるののでしょうか?

他の3本の神経は、麻酔してても痛くなって、出血、炎症も起きていません。

病院まで行くのに、交通費等 結構かかるし、痛みがあるしで、参っています(泣)

先生の見解 聞かせて頂きたです。 宜しくお願いします。

そうなのですね、それはご苦労されていますね。

実際に拝見していないため、全く病状が分かりません。
そのため、いい加減な見解は避けたいと感じております。

当院では、2~3回で治療で根管治療は終了するようにしています。
その流れは以下のリンクです。ご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/27550

しかし、現在の日本の根管治療には大別して2つの方法があります、どちらでしょうか?
この動画をご覧頂ければ幸いです。

その上で、頂いたコメントをそのままご担当の先生にお話してみましょう!

そのご苦労を汲み取って下さり、対処法などをご教授くださると思います。

患者様を助けるのが「歯科医師の責務」ではないかと「私」は考えているので、おそらく対処下さるでしょう。

よろしくお願い致します!

 

 

根幹治療した歯が痛む 矯正中 インビザライン しみる

はじめまして。 いつも参考にさせていただいています。

右上6番の根幹治療をして、仮の詰め物(土台はなしでレジン詰めている)のままインビザライン治療中です。

熱いものだけがしみるのと、固いものを噛むと痛みがあります。

CTでは神経の薬は奥まで入っていて根幹治療は成功していると言われました。

また、神経をとっている歯はしみることはないので、隣の歯が矯正によって知覚過敏になっているのではと言われ、様子をみています。 ずっとしみるのは続くので困っています。

矯正が終われば被せものをつくるのですが、しみるまま被せをするのは不安があります。

何が原因でしみるのでしょうか。

回答いたします。

実際に拝見していないため、頂いた文章からの推測の域をでることはございません。
そのため、適切な回答とはならない可能性も多々ございます。

その点をご理解いただいた上でご参考程度にとどめて頂ければ幸いです。

※ 私が、この文章から読み取れない部分に「解決に糸口」があるかもしれません。

前提条件を列挙します。

①右上6根管治療済み
②インビザライン治療中
③熱いものが『しみる』
④硬いものが痛い
⑤CTによる根管充填の確認により、成功と判断
⑥ご担当の先生のご診断は「隣の歯がしみる」

これに対して、「しみる」原因は何か?とのご質問。

まずはこの「しみる」というお言葉の意味合いをぜひご確認下さい。
https://youtu.be/UXsrWEeejNI
こちらの動画をご覧頂くことで、その「しみる」というお言葉の意味合いを確認することができるでしょう。
その一助にご活用下さい。

「しみる」という症状、つまり問題の原因はシンプルです。

口内の病気は以下の3つのみです
・むし歯
・歯周病
・かみあわせ

このいずれか、あるいは複合で「しみる」といった問題が生じます。

これについてご理解を頂いた上で、上記の前提条件を使用して回答します。

①根管治療済みの歯では、冷たい物を凍みることはできません。

根管治療済みの歯が、②のように温かいもので『染み入るような痛み』がある。
(→これは染み入る痛みであり、冷たい物が凍みるとは異なります。ご注意ください)
そして、③のように硬いものが痛い場合、2つの原因が疑われます。

1)根尖性歯周炎
2)歯に対する力が原因となった打撲のような痛み

!)これは根管治療が十分に行えていない可能性を疑い、再根管治療を行います。
上の6番目の歯は、その根管形態が複雑で、肉眼での根管治療では不十分であることがあります。
(これは現在の治療が不十分といっているのではなく、当院にご来院頂く患者様で同様の症状を訴える患者様の症例では、不十分であることがよくあるという意味です。ご理解下さい)
肉眼で識別できる根管は3つ。4つ目は肉眼では見えません。
またその4つ目が3つ目とつながっている可能性もあり、その4つ目あるいは3つ目と4つ目の接合部分に感染が残っている場合があります。

その感染の残存により、その感染を除去すべく、血液を当該部位に流し、その血流による圧力により「鈍痛、違和感、痛み」を感じるようです。

これが「染み入る痛み」の原因です。

よって根管治療を行い、その感染を取り除く必要があります。

また症例によっては感染が大きく拡大している場合もあります。
その場合は、さらなる適切な治療が必要となるでしょう。

2)歯に力をくわえると、つまり歯ぎしり噛みしめ食いしばり、あるいは矯正のような力を加えると、歯には負担が掛かるため、打撲を起こしたような状態となります。
それが痛みの原因となります。打撲を起こしている部位は、血流が多い。そのため、そこに更なる血液が流れると、鈍痛違和感につながります。

上記1)2)ともに、血液循環が多くなると、つまり温かいモノや運動、疲れでその痛みが増悪します。

④の硬いものが痛いは、1)2)ともに考えられます。

⑤のCT結果より、根管治療は適切に行われているとのご診断。
この根管治療は、CT撮影を行い、ラバーダムを装着の上、マイクロスコープを使用して根管治療を行っていますでしょうか?

そして、その根管治療後、痛みはありましたか?
その痛みが、現在の痛みを比較して弱くなっていますか?
変わりませんか?
悪化していますか?

術後、痛みがなくなり、その後矯正により痛みが出ているのであれば、現在の痛みは矯正によるものかもしれません。

しかし治療前、治療後ともに痛みが変わらず今でも続いているのであれば、再根管治療が必要かもしれません。

また、ご担当の先生のおっしゃる通り、他の歯が原因であるかもしれません。

まとめます。

原因として考えられるのは、

(1)ご担当の先生のおっしゃる通り、他の歯
(2)矯正による力が原因とした「矯正治療中の一過性の痛み」
(3)再根管治療が必要

上記の点をご確認頂き、ご担当の先生と密なるコミュニケーションのもと、しっかりとした治療にお臨み下さい。

私の上記の見解は、「上記文章から頂いた推測」です。
おそらく適切ではないでしょう。

必要であれば、セカンドオピニオン制度もご利用いただきたいと感じております。

大丈夫です!
大切なのはコミュニケーション!
治療頑張って下さい!

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マイクロスコープ?を使わない歯医者は控えた方が良いですか?

マイクロスコープ?を使わない歯医者は控えた方が良いですか?

ご質問ありがとうございます。

まずは結論から!

そんなことはありません。

拡大鏡ルーペでも適切に治療して下さる先生は沢山いらっしゃいます。

逆を言うならば、マイクロスコープを使用しれば正義という事でもありません。

口内の病気は3つ(腫瘍は除きます)

むし歯・歯周病そして噛み合わせ。

①むし歯と歯周病は、唾液中に存在する細菌の感染症です。
この細菌感染を取り除き、また感染しづらい環境を創り上げることが治療のポイントです。

②噛み合わせは、力(ちから)。その力をどのようにコントロールするかが治療のポイントとなります。

①の「感染を取り除く」時、そして「精密に人工歯をかぶせる」時に、マイクロスコープが効果を発揮します。

むし歯とは、細菌が歯を溶かし終わった跡、残骸です。
これを削り取るのは当然のこと。目的は「細菌」を取り除くことです。
しかし細菌は目で見えません。0.5~1.0㍈。
目の識別能力は100~200㍈、マイクロスコープをもってしても、おそらく20㍈が限界でしょう。

つまり細菌は見えていない。

この時点で、肉眼も拡大鏡ルーペもマイクロスコープも、細菌のサイズという観点からは

『五十歩百歩』

そこで必要となるのが、歯科医師のもつ「治療コンセプト」「経験と知識」です。
これが一番。これが大切。

見えない部分をどのようにフォローしていくのか、これが大切。

そして、もっと大切なこと!

それは患者様自身の治る力、つまり免疫です。

ヒトの身体はもとから外敵を駆逐する能力をもっています。
これを免疫といいます。

そのため、たとえむし歯の細菌が感染していても、それほど進行しない方、沢山いらっしゃいます。

つまりは、我々歯科医師が一生懸命治療をして、たとえ見えない感染が残っていたとしても、患者様ご自身の免疫の力で症状も進行もしない方、沢山いらっしゃるのです。

だからといって、最初から肉眼で治療してもイイ?という訳ではないでしょう。

妥協の論理では、結果はでないでしょう。

だからこそベストを尽くすためのラバーダムとマイクロスコープです。

この点を理解している歯科医師ならば、たとえマイクロスコープが無くても、その解決法や問題対処法を知っています。

よって、マイクロスコープがある?ない?は関係ない可能性もある。

あれば便利、あって+適切な治療技術+患者様の免疫!これが最強の治療体制といえるでしょう!

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【病は気から⁉】神経抜いた歯が凍みるのは何故?※上顎大臼歯 再根管治療 治療前後のご説明と実際の治療の様子

https://youtu.be/AZKBk9moqWE

【タイムスケジュール】

00:22 神経抜いた歯が、なぜ冷たい物が凍みるのか?
02:20 病は気から!
03:32 再根管治療 実際の様子 ダイジェスト
06:34 治療後の患者様へのご説明の様子

神経抜いた歯が凍みる

今回の動画はこんな症状に加えて抜歯を宣告されて来院された患者様の再根管治療の治療前、治療後のご説明の様子です。

神経無いはずの歯がなぜ凍みるのか?

その原因は何か?

ぜひ最後までご覧下さい!

むし歯は病気の1つです

病気とは、「病態の病」、「気持ちの気」と書きます。

歯科医師として、病態を治すのは当然あって然るべきでしょう。

難しいことではありません。

「人」の形やその機能は、時代が変わっても、大きな違いはありません。

そのため、先人先達の教えに従い治療を勧めれば、簡単に治ります。

難しいのは、「病気の気」つまり「病態となり、心を患った患者様の気、心」を治すこと。

これがホントに難しい。

残念ですが治せないこともあります

患者様には出来るだけ笑って帰ってもらえるように!

それできれば、心が癒され、治ってしまうこともある!

病気の気、つまり「患者様の心持ち」にまで配慮できる治療を目指す

私の目指す医療には

これが一番大切なことでないかと感じています

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