上顎第1大臼歯の根管治療。他院にて治療したのですが、違和感と歯ぐきの腫れが取れずに当院で治療することとなりました。上の写真は根管治療中のマイクロスコープ画像。当院では、記録を取りつつ治療をすすめます。歯医者さんって何されてるかわかりませんよね(笑)。その都度その都度ご説明しつつ治療を進めることで、ご自身の歯を大切に思っていただければと思っております。
上顎第1大臼歯の根管は通常3根管、つまり矢印が3つということ。
この症例では、4つめが存在(赤矢印)。これは肉眼では見えませんね。
むし歯治療も歯周病治療も、根管治療も、唾液中に存在する細菌(バクテリア)を駆除することが治療の目的。根管治療では、ラバーダムというラバーを患歯に装着し、唾液の混入を防止します。上写真は、4根管をキレイにし、再度感染しないように樹脂を詰めた状態です。先ほど赤矢印の根管、これを俗にMB2といいますが、この根管治療が為されておらず、違和感や痛み、腫れの症状が残っている患者さまを多く拝見しております。
上顎大臼歯にこのような症状がある際は、疑ってみてはいかがでしょうか?