インプラント周囲炎 (新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関日比谷歯科)

インプラント治療は、残っている歯に優しい治療法です。

いままでは、歯を失うと、以下の2つの治療法しかありませんでした。

①両側の歯を削りかぶせるブリッジ治療
⇒3本分を2本で支え、支えの歯には、これまでの1.5倍の負担を強いることになります
②残っている歯にひっかける入れ歯治療
⇒残っている歯に負担をかけるばかりでなく、違和感がとても強い治療法

ではインプラントはいいことばかりでしょうか?
本動画は、インプラント治療後の起こりうる「インプラント周囲炎の1症例への対応」についてです。

当院で施術されたインプラント。メンテナンスがしばらく途切れてしまい、しばらくぶりの当院の受診でした。インプラント周囲の歯肉が最近腫れてきて、インプラントが動揺(ぐらぐら)するそうです。

(インプラントとはなにか?インプラントの構造については下動画をご参照ください)

拝見すると、ねじどめ式のインプラントが緩み外れかかっていました。周囲の歯肉は汚れにより腫れており、インプラントの歯周病(インプラント歯周炎)になりかけていました。

当院ではインプラント治療後は6カ月に1度のメンテナンスを行っております。

インプラントは入れ歯やブリッジと比較して優れた部分も多いですが、天然歯と比べると劣る点は多数あります。歯周病になりやすいことがその1つといえるでしょう。

インプラント治療に限りませんが、歯科治療は天然歯の代替治療です。
天然歯には勝りません。そのため、必ず欠点はありますが、その点を補ってくれるのが「定期的なメンテナンスクリーニング」ではないでしょうか。

当院では、インプラント手術などの外科治療用の「特別診療室(手術室)」を設けて手術に臨んでいます。一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療が当院の目標です。