下唇 顎 痺れる 腫れる 根管治療

メールでのご相談内容

ある歯科医院で根管治療をしております。3回目の消毒後の翌日に下唇と顎が痺れ始め、次の日には麻酔を打ったように麻痺している状態です。かかりつけの病院が年末年始で空いていなかったため、別の病院で見てもらい、化膿止めと痛み止めに加え開口処置をしてもらいました。

次の日にかかりつけの病院に行くと、神経を圧迫しているかも知れませんとのことで、改善できなければ大学病院に行くことになると説明され、仮詰めもされず強い薬を出されて帰されました。YouTubeでそちらの歯科医院を見つけ、メール相談できるとのことでメールをいたしました。

痺れと麻痺があり、今までに経験したことがないため、とても怖い上、いつ麻痺や痺れが改善されるのか不安です。ご意見を聞かせて頂きたいです。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

大丈夫です、心配ありません。お薬をしっかり服用していただき、お疲れになった身体をゆっくりとお休めてあげて下さい。

頂いたメールから推察するところ、下あごの奥歯の根管治療をされているご様子。

「下唇と顎が痺れ」に対して、「化膿止めと痛み止めに加え開口処置」をされたとのこと。(※開口処置とはおそらく、根管治療中の歯の仮蓋を外しておく処置と推察致します。)

上記の症状に対する治療は、

治療中の奥歯の感染程度が強く、その炎症が歯根の先端に及んでおり、歯根の先端近くにある「下歯槽管神経」(下あごの骨の中を通る神経で、下唇や皮膚の感覚をつかさどっています)を圧迫していることを示しています。

その病状に対して、神経を圧迫している膿を排出させるために、膿の出る道をつくるため、「開口処置」をして、尚且つ、その炎症を治めるべく、「お薬」が処方されているのだと思います。

下の図の②、③、④のいずれかに該当する病状と推断致します。

根管治療 顔が腫れた 開放 あけっぱなし 頬が腫れた 痺れる ズキズキ痛い 

化膿止め(抗生物質)は、おそらく、3日~5日分処方されていることでしょう。

それをすべて飲み切ることで、服用後、3日後位から、炎症が緩和してきます。

次回のご予約日まで、根管治療中の歯は、「開口処置」となっています。

根管治療中の歯に、食事が入りやすいかと思いますので、よくゆすぎ、入っているものを排出してあげるといいかと思います。口内もしっかりとブラッシングしてあげて下さい。

「仮詰めもされず強い薬を出され~」これは、上記の理由によることと推察致します。
膿の排出を促すための一時的な処置でしょう。

このような症状は、身体が非常に疲れていると、しばしば見かける症状です。
薬により、炎症が治まると同時に、痺れも治まってくるでしょう。

まずは処方されたお薬を指示通りにご服用頂き、次回のご予約日にかかりつけの先生に再度ご相談してみて下さい。

お薬が効けば、嘘のように症状は緩和されるでしょう。
年末で身体がお疲れだったのかもしれませんね。

疲れると、免疫機能が下がり、根管治療中の歯の炎症が強く出ることをしばしば経験します。お身体を休めていただき、お薬を服用いただければ、症状は改善していくと思います。(お薬が身体に合わない時は、服用をやめて頂き、担当医にご相談くださいね)

回答は以上となります。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

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