インプラント 術後経過

歯を失う原因として、
・むし歯
・歯周病
・かみあわせ(咬合)
この3つが考えられます。 

患者さま、お一人お一人、そのリスクは異なります。

原因を明確にし、対処すること。
これが、治療の予後の左右します。

右写真は、
初診時より術後1年経過の前頭面写真です。

いわゆる『パワータイプ』、噛む力が強いことで、歯を壊してしまった症例です。

我慢強く、責任ある役職の方は、このようにして歯を傷めることがしばしばです。

このような症例の場合、
いわゆる理想的な、最終目標に近い状態の仮歯を製作し、しばらく使用していただく期間を必要とします。

噛み方(咀嚼の仕方)は、 人それぞれであり、脳幹のパターンジェネレーターで決められています。
病的な咀嚼から、その人のもつ咀嚼へと回復する治療、、、いわゆる咬合治療が必要となるのです。

現在術後1年。
仮歯で戻した下顎位も、すこしばかりか術前の状態へと後戻りの徴候をみせているようです。

咬合の維持、調整はとても大切であり、とても難しいものです。
患者さまとの末永いおつきあいの上で、歯の健康は保たれるのでしょう。