日別アーカイブ: 2018年10月29日

歯 根っこ/神経の治療後も痛い 腫れた (都内内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町)

「根っこの治療は終わりって言われました。でも痛みがなくなりません」

むし歯が深く、他院で根管治療(抜髄)を行い、治療は終了したとのこと。
しかし、ずーっと痛みが続いており、腫れもある。こんな状態で当院を受診されました。

左端が本症例の患者様のレントゲン写真。
本症例は下顎第一大臼歯。
右のような形態をしています。

上右真ん中のレントゲンが当院で根管治療前。この歯を根管治療すると、右端のようなレントゲン画像となります。

左端と右端、比べてください。
違いますね。

根管治療は、歯の内部の細菌感染を取り去る治療です。例えるならば、「えんとつ掃除」とでもいいましょうか。えんとつ内の汚れをキレイにし、その後、また汚れないように、えんとつを樹脂で密に封鎖する。これが「根管治療」です。

そのため、レントゲンでは右端のような、根管内を密に封鎖している画像になるはずなのです。左端、違いますよね。

ここからは、上動画をご参照ください。

根管治療は適切にされていませんでした。肉眼治療で見えなかったのでしょうか。残念ですね。また、密に封鎖する材料として「綿」が使用されていました。論外です。

適切に治療することで、翌日には痛みがなくなり笑顔になった患者様。良かったです!!

当院では、適切なコンセプトに基づき、適切な環境を整えて(マイクロスコープやCT、ラバーダムなどなど)、根管治療に臨みます。やり直しのない歯科治療、一生に一度の歯科治療を目指し、日々精進です。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。関東 東京都内、内幸町、虎ノ門、新橋、霞ヶ関、神谷町、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した歯の神経を残す取らない治療最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 

むし歯の進行について (神経を残せるか否か?) 都内内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町歯科

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
(1965年に発表されたKakehashiらの研究は、このことを端的に説明しています)

歯の神経を「歯髄」といいます。歯髄のあるスペースを根管といいます。
そのため、神経の治療を、一般的に「根っこの治療」「根管治療」「神経の治療」呼びます。

細菌が感染した歯は、起炎物質により「歯髄炎」が生じます。
「ズキズキと痛い」
「ジーンと、ジワーっと痛む」
がその症状です。

その後、細菌が歯髄へ侵入すると、部分的に歯髄が壊死し、それが根尖方向へ(歯内部深く、歯根の先端の方へ)と進行していくのです。
「噛むと痛い」
「食事をすると痛い」
がその症状です。

むし歯は徐々に進行します。

歯の上部から(右図参照)、

① 細菌感染により歯髄壊死した部位

② まだ感染していないが、炎症が生じている部位

③ いまだ感染の影響を受けていない健康な歯髄

露髄したら根管治療(抜髄=神経を取り去ること)と診断される歯科医院が一般的ではないでしょうか?それは上左図の従来の昔からある考え方を根拠とする診断です。

当院では、そのような考え方ではなく、「感染により、歯髄が壊死しているか否か」で歯髄を残せるか否か、根管治療すべきか否かを決めています。

細菌感染している部位は、歯髄壊死が起こります。歯髄壊死した部位は取り除かなければなりません。(①は取り除きます)

この歯髄壊死の範囲に応じて、間接覆髄、直接覆髄、部分断髄、根管治療という治療法を適宜選択するのです。(②、③は神経を残します、取りません)つまり、当院では、むし歯が深いからといって、すぐに根管治療?という診断にはならないということになります。

一般的に、「現在の進行度合いがどの程度なのか?」を判定するため、以下のような診査・問診を行います。
・ 自発痛の有無
・ 咬合痛の有無
・ 打診痛の有無
・ 冷温水痛の有無
・ レントゲン写真の読影診査
根尖透過像の有無

これらの診査基準は一般的に使用されています。
しかし、その症状と病態、つまり感染程度・有無を的確に判断できる基準ではないことが論文で分かっています。そのため、ひとつの「指標」としては使用できますが、それをもって「神経が残せる、残せない」を判断することは正しいとは言えまないのが現状です。

ではどのようにして「歯髄を残せるのか否か?根管治療が必要なのか否か?」を
判定するのでしょうか?

ここに「マイクロスコープを用いた強拡大視野下での、歯髄の視診」が有効なのです。

歯髄(神経)に至るむし歯(=露髄)は良くないものであり、「神経に至るむし歯=抜髄」(抜髄とは根管治療、神経の治療のこと)というのが一般的な歯医者さんの診断でしょう。
確かに、露髄することは、感染のリスクが増え、歯髄を保存できるかは”歯科医師の技術に左右される”側面があります。

当院では、「露髄することは、歯髄を直接マイクロスコープで見ることのできる大きなメリットである」と考えています。即、根管治療という診断とはなりません。
直接歯髄をマイクロスコープで観察し診査することで、歯髄を残せるか否かの判断することが可能となります。

当院では、ラバーダムを装着、マイクロスコープ強拡大視野下において神経を残す治療を行います。