右下小臼歯 ハイブリッドセラミックスインレー

50代女性、患者さまのご紹介で来院されました。
食べ物が挟まり欠けて外れてしまっていた歯を治したいとのご希望です。しっかり噛める歯並び(かみあわせ)ですが、良くかめるは諸刃の剣。噛めるがゆえに、自分の歯にヒビが入り、そこから感染(むし歯は唾液中に存在するむし歯菌の感染症)してむし歯になってしまいます。くいしばり・歯ぎしりのご自覚もあり、非常に硬いオールセラミックス製の詰め物(=インレー)ではなく、ハイブリッドセラミックスインレーをおすすめしました。

オールセラミックスは陶器(セラミックス)単味の材質であることから、透明度が高く、非常に硬く製作することが可能です。そのため、耐摩耗性・審美性に非常に優れた素材といえます。

対して、ハイブリッドセラミックスは強化プラスティックと呼ばれ、プラスティックとセラミックスを粉々にして混ぜあわせたような材料です。そのため、柔軟性に富む性質をもち、くいしばりや歯ぎしりの強い患者さまに装着することで、天然歯とともにすり減ってくれます。オールセラミックスと比べると、透明度が落ちるため、前歯の治療には不向きですが、影となる奥歯では十分な審美性を発揮する素晴らしい材料です。

セラミックスインレーでは、丸みを帯びた形成法(歯の削り方)を用います。そのため削るダイアモンドバーも相応のものを使用することとなります。丸みを帯びた形成法により、応力集中を分散させ、長く持つ詰め物となるのです。
接着方法も、化学的に結合させる術式となります。これにより、詰め物と歯との間に隙間が生じずらくなり、2次感染予防に効果を発揮するのです。

当院では徹底したやり直しのない治療となるよう日々臨床に取り組みます。本症例の患者さまのように、歯で大変ご苦労されている患者さまがとても多いようです。お気軽にご相談ください!

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。