歯の神経を残す治療 ① 都内内幸町新橋霞ヶ関虎ノ門神谷町歯科


銀合金のつめものを20年以上も前に行ったそうです。歯が欠けて、隙間からむし歯が進行していました。症状はありませんでしたが、痛くなる前に治療がしたいとのご希望をいただきました。レントゲン写真では、金属によりそのむし歯の進行具合は推測の域をでませんが深いむし歯であろうことは推察されます。


歯は3層構造です。エナメル質に限局したむし歯や象牙質表層のむし歯であればいいのですが、象牙質深く進行した神経に近いむし歯を治療する際は、ラバーダムの装着が必要です。

むし歯は唾液中に存在する細菌が歯に感染し内部に感染拡大する病気です。歯内部への唾液の混入は治りを悪くすだけでなく、再感染の原因となります。

本症例では、写真からもわかるように、むし歯は深く進行しているようでした。早々にラバーダムを装着し、処置中の唾液の混入を予防します。ラバーダム装着後、歯表面を消毒液で数分間消毒してから歯内部のむし歯を削りはじめます。


左写真がつめものの接着剤を除去した状態です。むし歯検知液と拡大鏡マイクロスコープを使用して、むし歯を徹底除去した後が右写真です。



歯の内部を洗浄・消毒します。その後、内部表面を酸処理し、神経に近接した部位へは水酸化カルシウムを塗布し、樹脂にて覆います。


樹脂にて覆い、仮歯で歯をさらに覆います。神経を残すための治療はここで終了です。このまましばらく経過を観察し、痛みがなければ、次回来院時に再度無痛麻酔をして歯の形態修正をして型どり、つめものを製作します。

当院には、『セラミックインレー(セラミック製のつめもの)を他院にて数か月前に装着したのですがズキズキ痛みがでてきました、どうすればいいでしょう?』このようなご相談がとても多い。
拝見させていただくと、
①セラミックインレー下にむし歯が残っている(肉眼で治療している)
②治療時にラバーダムは使用していない
かみあわせへの配慮が無い

この3点が必ず認められます。

当院では以下のように対応します。
①→拡大鏡あるいはマイクロスコープを使用
②→ラバーダムは必須
③→かみあわせを専門とした経緯を持つ歯科医師が担当

これでも後に痛みが出る可能性が高い場合は、患者さまに事前にお話しをさせていただきます。診査診断を適切に、治療は徹底する。当院のモットーです。


本症例の治療後は以下をクリックしてご参照ください。


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。