「よくかみしめて食べなさい」
「くしばって我慢をしなさい」
以前は、「かみしめる」よう教えられたものです。
かみしめることで、上写真のように顔貌のバランスが変わります。
右半分だけで作った顔写真と左半分だけで作った顔写真では、こんなにも違うのです。
1988年。 Dr.Gene McCoyは、「Dental Compression Syndrome (以下DCSとします)」という言葉をつくり、以下ようにこの症候群について説明しています。『DCS』は、病態として「歯をかみしめること」を特徴とした症候群を云います。「かみしめること」による歯の擦り減りが起こすことは病気であり、「かみしめること」が、様々な病態が発現するといことになります
同義語としてTCH(tooth contact habit)という言葉があります。「歯接触癖」といい、DCSと同義語といえるでしょう。
具体的には、以下のような症状が発現します。
・顔面咬筋の肥大 (右写真参考)
・顎関節症
(顎が痛い、あかない、音がする)
・口腔、顎、頸部の筋肉痛
・頭痛・歯の擦り減り
・歯の頸部の窪み
・修復物(冠やつめものなど)の破損
・修復物の脱落
・歯を支える歯槽骨(骨)の吸収と添加
・口腔内の鉱味あるいは酸味
・歯肉が下がる
歯のすり減りは、過度の力(機能)が、歯に加わっていることを示すサイン(形態)です。歯の擦り減りは、過度な外圧から耐えている姿です。
過度な外圧、つまり、「くいしばり」は、
・くしばる習慣、習癖
・精神的ストレス
・肉体的ストレス
・上下の咬合面形態、咬合状態
・生活習慣、姿勢
などが関連します。
人は上下の歯が接触するのは、「嚥下(のみこむとき)」「咀嚼(たべるとき)」「発音(ごく一部の発音)」です。1日のうち7分から15分間といわれています。つまり、それ以外の歯の接触は「異常」なのです。
皆さんはどうでしょう??
つまり刃先の鈍った包丁ではモノは切れず、過剰なる力を込めないと切れない。
鈍った包丁で切ろうとすれば、手は筋肉痛になり、包丁は壊れる。
様々な不快症状が発現する事は必至です。
このような「かみしめ」の徴候は、問診と写真による検査で明らかとなります。
頭頸部の違和感、不快症状はこれに起因することがあります。
かみしめていませんか?
―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療・ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。