他院にて1年以上にもわたって根管治療するも痛み・違和感が消えずに当院を受診されました。
症状は噛んだ時の違和感と軽度の痛みです。腫れたり、ズキズキしたりすることはありませんが、いつも違和感がとれないとのこと。
レントゲンでは大きく曲がった歯根が写っています。
一見、十分な根管治療・根管充填が為されているようにみえますが、レントゲンは概略を把握するには優れていますが、像が重なるために詳細なところはみえません。
当院のCTにて精査することとなりました。
曲がった根管をCTで精査します。曲がりが強いとステンレスの根管治療器具(ファイル)では先端まで十分に治療できないことがあります。そのため、当院ではステンレスとNi-Ti(ニッケルチタン)のファイルを使い分けています。
CTでは様々な方向から精査することができます。上写真より、先端まで根管治療が十分に為されていないことがわかりました。
ラバーダムを患歯に装着し、治療中に唾液が混入しないように配慮します。赤色矢印の先に光るものがあります。マイクロスコープと超音波チップで慎重に丁寧に除去します。前医での根管治療の際に折れたステンレススチール製のファイルであることがわかります。除去することで、初診時の痛みは一気に軽減しましたが、まだ違和感が残っています。
根管治療をさらに進めます。赤色矢印の先にある穴が前医の器具が刺さり出来た穴です。黄色矢印が本来の根管。この本来の根管をキレイにすると、痛みはなくなりました。出来た穴を塞ぐには、通常用いる根管充填材では不十分です。MTAという薬剤で封鎖します。これで痛みと違和感がなくなります。
当院ではCT、ラバーダム、マイクロスコープを使用して根管治療に臨みます。撤退した診査と治療で痛みをなくします。
―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラント&かみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラント、かみあわせだけでなく、マイクロスコープ・CT撮影・ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療・ホワイトニング・審美歯科・メタルフリー・予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。