歯の神経を取ったらどうなるの?《その後の治療について》当院の見解

こんなご質問を多数いただきます。

・歯の神経を取ったら、抜いたらどうなるのですか?

・歯の神経を取ると、根管治療をすると、根っこの治療をすると、
歯は脆く・弱くなりませんか?

・根管治療のメリット?デメリットは何ですか?

・根管治療が上手くいかなかったら、どうなるんですか?

・もしその後、歯が折れてしまったら、どうなるのですか?

・折れたら抜くんですか?

・抜いたらどうなるのですか?どんな治療法があるんですか?

「自分の歯がどのようになるのか分からない不安」
歯の神経を取る?根管治療ってなに?」
こんな
様々な不安を感じていらっしゃるようです。

インターネットでは情報が氾濫し、専門用語が羅列されています。

その言葉の重み、文章の行間までを読み取ることのできない、「専門家ではない患者様」にとって、ネットは「様々な情報が手に入る」という利便性はあるものの、その情報をどのように「取捨選択、決断」すべきかの「判断基準」がありません。

多くの情報を手に入れる程、その思考は困惑するでしょう。
歯科医院を転々されているようです。

当院では、そんなご不安を払拭して差し上げたい想いで、スタッフ一同ご説明にあたりますが、ネットで得た「偏った知識」が判断基準となっている患者様へのご説明には、大変苦慮しているのが現状です。

患者さまの病状は様々です。
患者様のかみあわせも様々です。
患者様のご希望も様々です。
歯科医院で出来る治療も様々です。

そのため、適切な治療法も様々。
ネットの情報が必ずしも患者様に適している、患者様の問題解決法とならない場合もあります。

そこで、当院で出来る治療法について、当院の治療方針について以下に簡単ではありますがお話しさせて頂きます。ご参考頂ければ幸いです。

こんな方はぜひご一読下さい。

・当院へのご相談をお考えの患者様
・歯科治療、何をやっているのか分からず不安

・どんな治療法が自分にとってベストなのかが分からない
・治療してもうまくいかないことが多かった。今後どうなるのか?
・歯がなくなってしまうのではないか?
・ラバーダムってなに?
・マイクロスコープってなに?

当院では以下のように考え、日々の臨床に取り組んでおります。
ぜひご一読下さい。

歯科治療は「むし歯、歯周病、かみあわせ」。この3つの病態を治すことです。

また、歯科医院での問題解決は、「病気」を治すことです。

病気とは、「病=病態」と「気=心の病」。

病態を治すことを前提に、患者様の御心持を安らかにすることを目標に、当院では歯科治療に臨みます。

①むし歯が深く進行した場合は、「神経を残す治療」です。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。見えない細菌を取り除くには、肉眼では不十分であると当院では考えています。

そのため、当院では3倍から20倍にまで拡大してみることのできるマイクロスコープを3機導入し、日々の臨床に取り組んでいます。

また、治療中に感染させないように、「ラバーダム」を装着、治療に臨みます。

まずはむし歯を早期発見、徹底してむし歯を取り除き、「歯の神経を残す治療」を行います。歯の神経を取ると、歯は経時的に、脆く弱くなるのは事実です。簡単には神経を取り去りません。

②しかし、残念ながら、むし歯の進行が深く、「神経が死んでしまった(歯髄壊死)」場合は、適切なコンセプトに基づくマイクロスコープ根管治療が必要です。

上記の通り、ラバーダムとマイクロスコープを活用して治療に臨みます。

神経を取ることは怖いことではありません。
細菌感染を残すことの方がよっぽど事態を悪化させる怖いことでしょう。

適切なコンセプトに基づき、適切な治療環境を整えて治療に臨めば大丈夫。

根管治療後どうやって治す どうかぶせる 


③しかし根管治療でも治癒しない症例があるのも事実です。
その際は、歯を抜くのではなく、「歯根端切除術」で歯を残します。

④それでもダメな場合もあります。歯が折れてしまっていたり、歯の周囲の骨が炎症を起こし、回復しない状態です。このような時は、残ってい歯にこれ以上悪影響を及ぼさないようにするためにも、抜歯が最善の治療法となります。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

その際は、「抜歯即時インプラント手術」


⑤歯を抜かざる得なくなった場合はインプラント治療
です。

「両隣の歯を削りブリッジをかぶせる」

「残っている歯に引っ掛けて使う入れ歯」

上記の2つの治療法は、残っている歯に負担を強いる「古い治療法」です。

当院では推奨いたしません。

ブリッジ インプラント どっち 歯を抜いたら 抜歯した後 治療法

入れ歯orインプラント どっち 歯を抜いたらどうする インプラント ブリッジ 入れ歯 どれがいい?

これ以上残ってる歯を失わないためにも、歯に優しい治療法を選択すべきではないでしょうか。

このようなすべての局面において、「かみあわせ」への配慮が必要不可欠な知識となります。

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