当院のYoutubeチャンネルの動画に頂いたご質問に回答させて頂きました。
ぜひご活用下さい!
先生こんばんは! 先日クリーニングの為に歯医者さんに行ってきました!
その際に歯の山がすり減っているねと言われました、これは今に始まったことではなくまぁ自覚はあったんです^^;
乳歯の時は歯ぎしりがあったし永久歯になってからは食い縛りが強かったりヨーグルトやキウイが大好きで異常に食べたりします笑
山のなくなった歯の治療はどんなのがありますか?
クリーニングでお世話になった先生はセラミックが良いのでは?とおっしゃってましたがセラミックで山だけをつくる治療に利点はあるのか?と少し思いました。
良ければご教示ください!
コメントありがとうございます!
病状やご担当頂いている先生とのやりとりへの理解が不十分ではございますが、「痛みや違和感などはないものの、歯がすり減っているから、セラミックで”何らかの治療(クラウン、インレー、アンレーなど)”する?」 という理解で大丈夫でしょうか?
「歯がすり減ること」による弊害について、以前、以下のリンクにまとめさせて頂きました。
前提を合わせるためにもご一読頂いてもよろしいでしょうか?
https://miyazaki-dentalclinic.com/2449
歯がすり減ることにより、包丁の刃先がなまるかのように、食事がしづらくなる。これにより、顔貌への変化が生じます。
こちらのリンクでその点について解説しています。
https://miyazaki-dentalclinic.com/18499
また、詰め物や冠を入れる際も、こういった「すり減った形態」のものでは、外れたり壊れたりしがちです。
そういった形態ではないように、究極の偽物を口内に装着したいですね。
https://miyazaki-dentalclinic.com/21774
歯がすり減る事で、上記リンクような弊害がいろいろと生じます。
上下の歯は、複雑にそして繊細に、「点」で接触しています。
「点」で接触することで、小さな力でも大きな剪断能力を発揮します。
イメージするならば、画びょうです。小さな力で刺さるようにできていますよね!
でも画びょうの先端が丸くなっていた李、すり減っていたらどうでしょう。
画びょうを指すために、より強い力で押したりしなくてはなりません。
画びょうが折れてしまうこともあるでしょう。
これが「歯がすり減った状態」です。
セラミックなどを使用して治療する目的は、以前のようなすり減る前の点接触の形態に戻してあげることでしょう。
小さな力でも効率的に食することが出来るようするのが目的であり、利点です。
ご担当頂いている先生との間で、どのようにして治すのか?が分かりませんが、
・それをするために、どの位、便宜的に歯を削ったりするのか?それに対するコストはどの位なのか?
・そして、そもそも、このまま治療せずにいては問題なのか?
・さらに、セラミック以外で解消する方法はないのか?」
などについてお話合いする必要がありそうですね。
病状が分からないことから、回答が抽象的となってしまい心苦しい限りです。
歯がこれ以上すり減らないようにするためには、ご存じかとは思いますがマウスピースなどもございます。
これ以上進行させない予防策ですね。
https://miyazaki-dentalclinic.com/26816
以前にお答えさせて頂いたマウスピースに関する内容です、ぜひご活用下さい!
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!