インプラントのブログ

Smile!

平成25年4月10日


同じスマイルでも、歯並び、変色歯、銀歯、着色歯、加齢による咬耗、歯抜け(欠損)、歯がない(無歯顎)。。。

この写真を見ると、
ずいぶんと『印象』が違うものですね。

歯は、全身や咀嚼機能に与える影響多大なるものです。

写真のように、歯は、「審美性」に与える影響も多大なるもの。

以前、韓国審美歯科学会会長である先生にご教授いただいたことがあります。

『機能に優れるものは、必ず審美性に優れる』

痛くないから大丈夫、、、
見た目は気にしないから、、、

ホント大丈夫?
歯は大切にしたいですね!

補綴物は消耗品である

平成25年3月13日

『補綴物』とは、冠やつめもの、インプラントの上部構造といった、歯医者さんで装着する人工の歯のことです。

我々歯科医師は、治療したものが永く持つこと、これを大切に日々の臨床に取り組んでいます。

「装着したかぶせものは、変化してほしくない、壊れてほしくないもの」と考えがちです。
しかし、

歯は、日中の食事だけでなく、夜間の食いしばり(歯ぎしり=ブラキシズム)などにおいて、酷使されており、
経年的に変化し、摩耗するものです。

世の中で、変化しないものはなく、患者さまの口腔内も同様でしょう。

装着した補綴物も、いうなれば「消耗品」で、例外なく経年劣化し変化していくため、その変化を緩やかに、
また必要に応じて変化した部分を定期的に早期に調整、修理、交換、回復することが大切なことでしょう。

自動車も、安全に乗り続けるためには、定期点検に加え、劣化したタイヤやブレーキパッドを交換することが大切であり、
これを怠ると、突然の故障や事故につながる危険性が高まります。
人の命を守るために、車のボディーを壊れやすくし、衝突時の衝撃を和らげるという考え方が今日のスタンダードです。

経年劣化し、壊れるものを定期的に検査、調整、修理し、壊れていはいけないものを、大切なものをしっかりと守るという概念をもって、日々の臨床にあたる必要があります。

患者さまにおかれましても、このようなコンセプトを十分ご理解いただいた上で、定期メンテナンスに来院していただけることを願いつつ、永いおつきあいをお願い申し上げます。

ソケットリフト

平成25年3月6日


上顎の歯の上には、『上顎洞』という空洞が存在します。

下顎の歯の下には、『下歯槽管』という神経・血管が存在します。

上下顎臼歯部(奥歯)へのインプラント治療では、『上顎洞』や『下歯槽管』を損傷しないようにする配慮が必要です。


写真は、術前(左)術後(右)のレントゲン写真です。

写真上の黄色の先は、上顎洞の骨壁。

術後のインプラント先端の黄色の線に「膨らみ」ができていることがわかります。

上顎洞の壁にある膜を損傷することなく、上方に挙上し、インプラントを埋入する術式をソケットリフトといいいます。
(ソケットリフトの症例についてはこちらをクリック)

宮崎歯科医院では、CT撮影を必ず行ったうえで、上顎骨の薄い症例には、このソケットリフトを併用し、インプラント治療を安全確実に行っております。

インプラント治療につきましては、『インプラントに関するブログ』に多数掲載させて頂いております。

インプラント勉強会

平成25年2月20日

インプラントスタディーグループに参加いたしました。

自分の症例を評価頂き、また他医師の症例を拝見することは、自分の知識・技術を客観的に捉えるために とても貴重な時間です。

現在、「インプラント治療がすべて」、「インプラント治療が一番」という風潮があります。

インプラント治療は、欠損補綴(失った歯を補うこと)には、入れ歯より違和感のない素晴らしい術式です。

しかし、セカンドオピニオンや症例検討会から、はじめに「インプラント治療」ありきの治療計画カウンセリングが行われてはいないか?という疑問も感じています。

インプラント治療は歯科治療の一法なのです。すべてではないのです。

歯科治療の目的は、「 咬合(かみあわせ) 」の回復。

咬合の回復することにより、失われた咀嚼機能を回復し、全身の健康、精神の健康に寄与すること。。これが歯科治療の目的であり、私の目的でもあるのです。

そのためには、今まで行われてきた基本的な治療である、
「歯を残す」
ということを大前提に、インプラント治療を生かしていく必要があるのです。

安易なインプラント治療は罪ではないか?とすら感じます。

これまでの先人、先達が行ってきた歯科治療を受け継ぎつつ
「まず歯を残す」 「やるべきことをやる」
これが大切なのでしょう。

15年以上前を想いだしました。。。
私は歯科医師になり、大学院に入学。
咬合の世界的権威である小林教授を師事、その時言われた言葉。。。

「宮崎、誠意と努力だよ!」

日々精進ですね。

インプラント 抜歯の際に注意すること

インプラント治療には、インプラントフィクスチャーを埋入するための『骨』 が必要です。

インプラントは歯のないところに人工の歯根(インプラントフィクスチャー)を設置し、その上に歯をつくります。

骨がないと、インプラント治療の難易度は増すのです。当然リスクも高くなる。

そのため、宮崎歯科医院では、抜歯する際は、支えの骨がなくならないように、もしくは歯が再生しやすいようにして、丁寧に抜歯を行います。

抜歯する歯の周囲組織の損傷を可能な限り少なくする抜歯法。
宮崎歯科医院の治療はすべて 痛くない ですが、当然、抜歯後の痛み もありません。

抜かなくてはならない歯を抜歯して、インプラント治療をする際は、必ず必要な術式ですね!

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)
治療内容
人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。
入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。
標準費用(自費・税別)
45万円(1本あたり)
インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。
治療期間・回数
インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。
①カウンセリング~治療の検査・計画
②1次手術
③2次手術
④人工の歯を作製・装着
⑤定期検診(半年に1回程度)
インプラント治療では、2回の外科手術を行います。
1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。
1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。
口腔内の状況や治療内容により異なります。
メリット
歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。
副作用やリスク
治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。
また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。
インプラント治療のリスク
インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。
①血管損傷
②神経麻痺
③手術後の腫れ・痛み
血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。
また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。
※メリット・副作用・リスクには個人差があります。
インプラント治療と、他の治療との違い
「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。
また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。
歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。

抜歯即時インプラント治療

先日、抜歯即時インプラント治療で著名なスタディーグループに参加させていただきました。

大変勉強になりました。

抜歯即時インプラント治療、つまり、抜歯すると同時にインプラントを埋入することで、オペ回数を減らし、治療期間も短縮、痛みも少なく、治癒も良好なインプラント治療法の一つです。

宮崎歯科医院では、患者さまのご負担を少なくするために、最先端の治療法を逐次取り込み臨床に活かしております。

審美領域の抜歯即時インプラント治療には、
1)適正なインプラントの選択
2)適正なインプラントの埋入位置(ポジション)
3)特有なインプラント上部構造の形態

これらの因子に対する配慮があって、はじめて審美的にも良好なインプラント治療が可能です。

インプラント治療でお悩み方はいつでもお気軽にご相談ください。

 

 

インプラントにはCT

平成25年1月10日

通常歯科医院で撮影されるレントゲンは2次元ですが、CTは3次元で撮影可能です。

インプラントは、顎骨にチタンの人工歯根を埋め込む治療。
術前の診査・診断がとても大切となります、そのため、レントゲン撮影のみでは情報量が不足することもしばしばです。

この症例は、矢印2と3の位置にインプラントを埋入予定。
矢印2の周囲には、骨がなくなってしまっていることがよくわかります。
矢印1はその周囲の水平面断の画像、歯の周りの骨が黒く映っている。つまりは骨がとけてなくなっているということです。

下顎臼歯部(奥歯)にインプラント治療をする際は、「下歯槽管」という神経の管に注意をはらう必要があります。
矢印4がその管にあたります。
残っている骨と、その管との位置関係、深さなど、CTでは一目瞭然ですね。

インプラント治療には、CT撮影は不可欠です。

また、
虎ノ門 宮﨑歯科医院の治療の大前提として、
「コミュニケーション」と「痛くない治療」
を実践しております。
安心してご通院いただけます。

価値観

平成24年12月25日

先日、大変に為になる言葉を頂戴いたしました。

「我々歯科医師のやりたい治療をやると、ドツボにはまる・・・」

インプラントで日本のトップを走る先達の言葉である。
知識・技術・経験ともに、世界レベルの先生の言葉として聞くと、とても重みのある言葉です。

「歯科医師にとって最高の治療が、患者さまにとって最高ではない」ということを示唆する言葉です。

患者さまを治すことは、当然あって然るべきこと。
どう治すか?そこには沢山の道がある。

また、患者さまは、それぞれ価値観が異なる。

そこを見極め、沢山の治療法から模索し、患者さまに安心を与えることが医師の責務。

知識や技術をひけらかすのが医師の仕事ではないのです。

インプラント、インプラント、インプラント。。。と患者さまに勧める歯科医師が多いようです。
インプラントは歯科治療の一法であり、患者さまにとって 最高ではない場合もあるのです。

歯科医師が知っている情報を、患者さまと共有し、ともに時間をながく過ごす中で、

「歯科医師にとって最高ではなくても、患者さまにとって最善の治療」を進めていくことができるのです。

歯を抜くことには重みがあるのです。
1歯、1歯を大事に。

宮崎歯科医院では、患者さまとの対話、カウンセリングを大切にしています。

ご不安なことなどありましたら、いつでもご相談ください。

インプラント症例発表

平成24年12月21日

先日、インプラントスタディーグループにおいて、症例発表をしてまいりました。

提示症例は2症例。 内容は抜歯即時埋入インプラント手術です。

詳細を見る

前歯 インプラント

前歯を他医院にて治療されたのですが、
痛みと審美性の改善を主訴として来院されました。


①の青矢印が他医院にて治療された歯です。

左右対称性が維持されておらず、審美的改善に疑問が残りますね。

痛みの原因は、歯根破折。歯根が折れていたのです。

患者さまと十分なカウンセリングの上で、歯根破折した歯を抜歯し、即日にインプラント治療

③がインプラントの仮歯が入った状態。
歯を抜いても、すぐに審美性を改善。
①の写真と比べても、③の写真のほうが綺麗ですよね!


(写真をクリックしていただけると、拡大表示されます)

その後、①~④へと仮歯の修正を順次行い、歯だけでなく、その周りの歯肉の形態を審美的に改善し、インプラントをしているのかわからないように治療していきます。

もちろん、痛みがないように治療しますよ!

黄色の矢印部分に隙間が生じないように、丁寧に調整。

セラミック歯科治療は、歯だけでなく、歯肉をも改善する必要があります。
形態だけでなく、機能の回復。これが大切です。

インプラント治療でもそれは可能なのです。

【セラミック治療・ホワイトニングについて】(保険外治療・自費治療)

治療内容

セラミック製の人工歯を用いて歯の欠損した部位を補ったり歯列を整えたり、特殊な薬剤やライトを使用して歯を漂白するなどして、美しい口元をつくります。

標準費用(自費・税別)

セラミック治療:45000円~165000円。ホワイトニング:35000円

治療期間・回数

①カウンセリング

②かたどり、かみあわせ

③セット

※口腔内の状況や治療内容により異なります。

メリット

セラミック治療により自然な白さや透明感のある口元を手に入れることで、銀歯が気になってうまく笑えないなどのコンプレックスを解消することができます。さらに芸能人のようなより白く美しい歯並びにすることもできます。また以前に入れた銀歯によるアレルギーが改善する場合もございます。ホワイトニングでは着色汚れを落とし、歯本来の自然な白さを取り戻します。

副作用やリスク

【セラミック治療】

歯を削ります。また場合によっては、治療箇所周囲の健康な歯を削ることもございます。歯を削ることで痛み・しみ・知覚過敏が起こることがあります。被せ物や詰め物は経年劣化する場合があります。

【ホワイトニング】

歯の変色の原因によっては、ホワイトニングによる改善が認められない場合があります。また治療・薬剤によって、知覚過敏や歯がしみたりすることがあります。

 

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)

治療内容

人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。

入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。

標準費用(自費・税別)

45万円(1本あたり)

インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。

治療期間・回数

インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。

①カウンセリング~治療の検査・計画

②1次手術

③2次手術

④人工の歯を作製・装着

⑤定期検診(半年に1回程度)

インプラント治療では、2回の外科手術を行います。

1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。

1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。

口腔内の状況や治療内容により異なります。

メリット

歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。

副作用やリスク

治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。

また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。

①血管損傷

②神経麻痺

③手術後の腫れ・痛み

血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。

また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。

※メリット・副作用・リスクには個人差があります。

インプラント治療と、他の治療との違い

「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。

また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。

歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。