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黒いむし歯 冷たい物しみない 

今週末奥歯の虫歯治療をします 多少黒い部分がありますが冷たい水を飲んでもしみません。これは虫歯があまり進行していないということでしょうか?それとも気づかないうちに進行してたりしますか?

新しくできた虫歯なのですが、以前プラーク除去をした時に見つかったものです。ある程度黒い部分が広がっていたので次回治療しましょうと言われました。

そうなのですね 実際に拝見していないためザクっとした回答で恐縮ではありますが、黒いむし歯は慢性のゆっくり進行するむし歯であることがほとんどです シッカリと磨けている方に認めらるむし歯のように私は感じています おそらくそこだけ磨きづらい部位だったのでしょうね

安心していただいて大丈夫ではないかと感じております 早期発見早期治療、ぜひ治療頑張って下しさい!

自費 根管治療 失敗? 歯根端切除術

根管治療を自費で行いましたが、膿が溜まってしまうと次は歯根端切除を…と言われました。 成功してほしいので自費で行いましたが歯根端切除を行うことになると言うことは根管治療が失敗さしたということになるのでしょうか?

コメント拝読いたしました

実際に拝見していないため、的確な回答ではないかもしれません

回答させて頂きます

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です

その細菌が歯に感染し、歯を溶かしながら内部へと感染するのがむし歯です

その細菌が、歯の神経に達し、その細菌を取り除くために神経を取るのが根管治療です

つまり、根管治療とは、「歯の内部」に感染した細菌を取り除く治療ということです

歯の内部の感染が原因で、「膿」が発生しているのであれば、「内部の感染」を取り除けば自然と治ります

しかし、症状の改善はあるものの、「歯の内部の感染を取り除く根管治療」では完治しない場合もあります

その理由は、細菌の感染が、歯の内部を超えて、歯の外部に達している場合です

感染が、歯の外部に及んでいる場合は、根管治療では治りません

適切な根管治療をした上で、歯の外部の感染を取り除く治療が必要となります

https://miyazaki-dentalclinic.com/17114
歯根端切除術について、このリンクで解説しています、ご活用下さい

頂いたご質問には、「失敗したのでは?」とのことでした

これは、失敗したのではなく、根管治療で治らない場合は、次のステップへ進みますという説明だと思います

ぜひご担当の先生とコミュニケーションをお取りいただき、しっかりとした治療にお臨み頂ければ幸いです

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯の神経を残すための3つの条件(神経取るとなぜ歯は折れるのか?) #MTA #直接覆髄法 #マイクロスコープ #歯医者

アメリカ歯内療法学会の公式雑誌『ジャーナル・オブ・エンドドンティクス』(Journal of Endodontics)で2017発表された論文では、

根管治療した歯は、噛む力の感受性が低下するため、歯を損傷するリスクが高まることを示唆しています

これはつまり、歯の神経を失うと、歯の神経を取る抜く根管治療を行うと、通常より強く噛みがちになり、歯根破折を招く可能性があるということです

私自身の歯も、根管治療後30年後に歯が折れてしまいました

噛みしめがちだったのを記憶しています

そのため、私はこんな治療を目指しています

歯の神経を可能な限り残すこと

これです

これは私に限ったことではないでしょう

全国の歯科医師が同じ考えのもと日々の臨床に取り組んでいます

今回の動画は歯の神経にまで達したむし歯を取り除き、歯の神経を残す治療の様子です

これには大切な3つの条件があります

これはアメリカ歯内療法学会、ヨーロッパ歯内療法学会でも推奨している条件

動画の後半で解説します

ぜひ最後までご覧下さい

神経残すための3つの条件

神経取らないようにするためには

・ラバーダムを装着し、治療中の感染を予防しつつ

・マイクロスコープの拡大視野下でむし歯を残すことなく徹底的に削り取る

・その上で、MTAや水酸化カルシウムで神経をしっかり保護すること

この3つが大切です

ぜひ最寄りの近隣の歯科医院でご相談いただき、しっかりとした治療に臨まれてください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

滑舌が悪い

先生、歯並び噛み合わせが良いから滑舌が良いのでしょうか? 40過ぎてから喋りにくくなりました。

コメント拝読いたしました

回答させていただきます

まずは結論から

私が滑舌が良く聞こえるのは「歯並びが良い」からではありません
むしろ、滑舌はあまりよくありません(笑)

おそらく、プロの方にご視聴頂くと、その滑舌の悪さが分かるかと思います

頂いた疑問点について以下の項目で回答します

①私は歯並びがイイ、噛み合わせがイイから滑舌がいいのか?
②40歳過ぎてから喋りにくい、、、

①について

私は一見歯並びが良いように見えますが、上顎の歯並びは狭く、噛み合わせにはズレがあります。

そのため、「か行」「た行」などの舌が上顎に触れるような発音は苦手です

この発音は「リズム」でごまかしています

この上顎の歯並びが狭いのは、慢性の鼻炎(副鼻腔炎)が原因です

それもあるからかもしれませんが、その副鼻腔が比較的大きく、このような骨格的な特徴は、「声を反響させる」効果があるようです

姿勢に気を付けていること、前向きな思考を意識していることから、腹圧が高く、声が反響するようです

滑舌が良く聞こえるのはおそらく、こういったデメリットをメリットに変えているからかもしれません

②について

これが本題です

40歳に限らず、年齢と共に、滑舌がきになってくること大変多いようです

こういった方に共通することを、あるいは当てはまることを列挙いたします

1 歯並びが悪い、特に歯並びが混んでいるパターンの方
2 姿勢が前かがみ、やや猫背気味
3 一生懸命で真面目な思考をお持ちの方
4 日々、忙しく過ごされている方

1 このようなパターンの歯並びの方は、2~4も併せ持っているようです
つまり、かみしめて物事に取り組まれる精神性から、歯並びが混んでしまっています
この傾向は、年齢と共に増すため、さらに歯並びは混んでいく傾向にあります
つまり、歯は内側に倒れこみ、舌のスペースが少なくなるということです
これにより、舌が動かしづらくなり、滑舌に影響を与えるようです

2 いわゆる猫背は首が前にでることで、下あごの位置、舌骨の位置が引っ張られます
頸部の筋肉も緊張しがちになり、口周囲の筋肉も緊張、への字口になりがちです
そのため、口が動かしづらく、発音に影響を与えるようです

3 1と2の状況から発音に影響をあたえます

4 ストレスにより、交感神経優位な状態が続くことで、呼吸は浅く、口呼吸となりがちです
唾液は枯渇したり、バランスの良い唾液の分泌とならないようです
そのため、口、舌が動かしづらく、発音に影響を与えるようです

対策としては、

1)矯正治療
2)生活習慣の改善
3)姿勢
4)ストレスコントロール

などとなります

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです

よろしくお願い致します

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

マウスピース(ナイトガード)ですが、睡眠中の唾液の流れが悪くなり虫歯リスクを上げる

いつも動画ありがとうございます。 マウスピース(ナイトガード)ですが、睡眠中の唾液の流れが悪くなり虫歯リスクを上げるということを聞いたことありますが、そのようなデメリットもあるのでしょうか?

いつもご視聴ありがとうございます

マウスピースが睡眠中の唾液の流れを悪くして、むし歯のリスク上げるのではないか?とのご質問。

回答させていただきます

口内の病気は3つ、むし歯歯周病そしてかみあわせです。

マウスピースを入れるということは、歯ぎしり、かみしめ、くいしばりによる歯のダメージを緩和させる目的で使用するかと思います。

しかし、おっしゃる通り、マウスピースにメリットがあるとともに、それよるデメリットも生ずるでしょう

①口内に異物を装着するので違和感がある
②適切な使用を誤ると、アゴの位置や姿勢に影響を与えかねない
③清潔ではないマウスピースはむし歯や歯周病を悪化させかねない

ご質問の内容は③に近い内容かと感じております

装着しないに越したことはありません、そのため、装着することで、唾液の流れを阻害することはあるかもしれません。

そのためにむし歯のリスクが高まる方もいらっしゃるかもしれないことは否定できないでしょう

ただ、それ以上に、噛み合わせに対する配慮が必要なため、マウスピースを装着する。
マウスピースを装着するメリットの方が、むし歯となってしまう可能性よりも大きいこと。これがマウスピースを装着する時に考えるべき大事なことかもしれません。

そのため、私はマウスピースを長期的に使用することはおすすめしておりません。

理由は上記の①~③の理由です

マウスピースを装着する際は、定期的なチェック検診が不可欠です

ただつくって、ずっと使う、これはおすすめできないことかと感じております

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです

歯科医師によってこの考え方は様々かもしれません
ぜひご担当の先生とご相談ください!

ご質問ありがとうございました!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

精密根管治療、保険適用と保険外の区別は何でしょうか?

相談内容: はじめまして。精密根管治療を実施するのに、保険適用と保険外の区別は何でしょうか?

8年ほど前に一度根管治療を実施しましたが、再度治療が必要な状況のようです。

保険内で治療してくれる歯科医を探しています。よろしくお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院です。

どうぞよろしくお願い致します。

ままで、根管治療に「自費」の根管治療がなかったのに、なぜ突然「自費の根管治療」を勧められるのか・・・

困惑する患者様が大変多く、当院でも毎日のようにご説明をさせていただいている状況です。

https://miyazaki-dentalclinic.com/31237

上記のリンクの図表にそってご説明を勧めさせて頂きます。

よろしくお願い致します。

まずは、なぜ根管治療が必要となるのかについて説明させて頂きます。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

https://miyazaki-dentalclinic.com/19490

細菌が歯の内部に歯を溶かしながら侵攻する疾患です。

むし歯の治療は、その「細菌の感染を取り除くこと」が目的になります。

そのため、「徹底的に細菌を取り除くこと」が治療にとって最重要となります。

以前は、歯科医師は、今と比べて診療器材の制限から『肉眼に頼らざる得なかった』ため、術後の患者様の病状回復をもって、

その治療の成否(細菌の感染が取り除けた否か?)を判断せざる得ませんでした。

また、むし歯は、細菌の感染症であることから、『患者様の免疫が強ければ…』、たとえ細菌が残っていたとしても、

抑え込むことができるため、結果、細菌が残っていても治癒することもあったようです。

私は15年以上前から拡大鏡ルーペ(肉眼の3倍と5倍と10倍に拡大して診ることのできるルーペ)を使用して治療に臨んでいます。

現在ではマイクロスコープと拡大鏡を使用しているため、肉眼での治療はしておりません。

マイクロスコープを使用している現在、自分自身の昔の診療を振り返ると、肉眼では見えておらず、

『経験と勘』頼っていたこと、患者様免疫に期待していたことを痛切に感じています。

https://miyazaki-dentalclinic.com/12950 (拡大鏡ルーペについて)

1cmにも満たない歯の内部の感染を取り除くには、肉眼での治療は困難を極めます。

そのため、当院ではマイクロスコープを日常臨床に取り入れています。

https://miyazaki-dentalclinic.com/13490 (マイクロスコープについて)

3~20倍にまで拡大できる安定した視野により、徹底したむし歯の除去と精密なる歯科治療が可能となっているように日々感じております。

やり直し治療も少なくなり、徹底したむし歯の治療が可能となり、以前であれば根管治療となっていた歯も、

それを回避、『神経を残せる』ようにもなったという実感が私にはあります。

(神経を残す治療についてはこちらをご参照ください)

https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

現在、一般的に歯科医院で打ち出している「保険外・自費の根管治療」は、このマイクロスコープを使用しての治療ではないかと思います(図表②)。

マイクロスコープの使用には、『経験』が必要となります。

日常に使用されている先生であれば、その効果は絶大なるものではないかと感じております。

私は拡大鏡ルーペ、マイクロスコープの両者を使い分けております。

どちらも視野を拡大できるメリットがあります。あらゆる方向から見て治療するような場合、

つまり手術のような状況、またはブリッジ治療のような、いくつもの歯の平行性を計るような治療では、

拡大鏡ルーペに軍配が有るように感じています。ただ、拡大鏡ルーペは頭に固定して使用することから、頭部のブレが、視野のブレとなってしまうことがあります。

それに対して、マイクロスコープにもいくつかのメリットがあります。

その拡大率を3倍から20倍に変えることが出来ること。

マイクロスコープがしっかりと床に固定されているため、視野が安定していること。

光源と視線が一致しているため、影が生じずらいことなどです。

これはつまり、拡大鏡ルーペに比べて明確な視野を得ることができることになります。

使用している実感を例えると

動いてるモニターをみているのか、動かないモニターを見ているのか?といった具合でしょうか(笑)

動かない方がモニターの画面は見やすいですよね!

図表にあります①ラバーダムについてご説明したします。

前述させて頂きました通り、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

根管治療は、歯の内部(根管内)にまで感染した細菌を取り除く治療です。

そのため、治療中に唾液が混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、細菌の再感染の機会を与えかねません。

私は、根管治療に限らず、深いむし歯治療でも、このラバーダムを装着して治療に臨んでいます。

一般的に歯科医院で打ち出している「保険外・自費の根管治療」では、必ずこのラバーダムを装着しているでしょう。

ラバーダムについてわかりやすく動画で説明しております。ぜひご参考ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/24287

また、保険外根管治療では、レントゲンだけでなくCT診査を活用しています。

https://miyazaki-dentalclinic.com/11679

根管の形態は非常に複雑です。

術前にCT撮影し、精査することで、「治るのか?治らないのか?治らないならばどうすればいいのか?」が明確となります。

再根管治療の症例では、とても大切な、私としては無くてはならない必要な診査機器と感じています(図表③)

その他、根管治療に必要な治療機器や薬剤の違いについて図表に明記させていただいています。ぜひご参考ください。

根管内を無菌化するために「効果的な」器材を使用するか否かが保険と保険外(自費)との違いです。

保険治療には一定のルールがあります。その範囲内で行うのが保険適用内の根管治療です。

歯科医師の先生により、「根管治療の治療コンセプト」に違いがあります。

それにより使用する機器・薬剤に違いはあるかと思います。

図表は私が例をあげたものであるため、必ずと言えるものではないかもしれません。

ぜひご担当の先生やこれから通院をお考えの歯科医院にお尋ねください。

私が一番大切ではないかと感じてるのは、図表の一番下段にある⑫「治療のコンセプト」です。

私は、UCLA大学歯学部(University of California Los Angeles School of Dentistry)の卒後教育である

根管治療プログラム(Endodontic Mentorship Program)を修了し、その治療コンセプトに準じて根管治療に臨んでいます。

https://miyazaki-dentalclinic.com/19901

UCLAの先生方、ロサンゼルスでご開業の清水先生には大変お世話になり、それにより私の歯科人生は激変したといっても過言ではありません。

たとえマイクロスコープを使用していても、たとえCTやラバーダムを使用していても、担当する歯科医師の「適切な治療コンセプト」つまり「診査診断能力」「症例数」がなければ、マイクロスコープでいくら拡大しても、見えていないに等しい結果となりかねません。

事実、私がそうでした。UCLAの治療コンセプトをご教授いただいたことで、なぜ治らないのだろうという患者様の症例が少なくなったのと実感しています。

以下の症例は、他院にてマイクロスコープとラバーダムを使用しているにも関わらず、膿んで痛みが取れないため、当院を受診加療させて頂き改善した患者様の症例です。

是非ご参考ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/24309

当院の根管治療の症例につきましては、以下のリンクにある「根管治療の症例」をご参考ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/17366

私の感じている保険と保険外による根管治療の違いは、この上記の通りです。

治療器材などで言うならば、一番の分かり易い違いは、「マイクロスコープ」「ラバーダム」「CT」ではないでしょうか。

これまでの保険治療による根管治療が悪いという訳ではありません。

手際よく、唾液の入らないように配慮した上で根管治療を行われる歯科医師の先生も多くいらっしゃるかと思います。

また保険治療でも、マイクロスコープやCT、ラバーダムなどを使用して治療して下さる先生もいらっしゃるようです。

歯科医学は日進月歩です。

昔にはできなかったことが今ではできるようになっています。

根管治療の分野でも同様で、いままで診査することが出来なかった、見えなかったものを見ることができるようになったことで、治せないものが治るようになりました。

私も日々研修会に参加し、自身の医術が遅れを取らないようにしております。

根管治療で歯科医院を受診される際は、上記のような点に留意いただき、担当してくださる先生との信頼関係のもと、治療に臨んで頂けますことを願ってやみません。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。 宮崎

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

【 歯ぎしり予防法 】歯ぎしりで神経が壊死 歯茎が腫れる⁉ #歯ぎしり #かみしめ #くいしばり #歯医者 #予防

【タイムスケジュール】

00:00 スタート

00:31 昼休みの急患対応

00:51 治療前の症状

01:02 歯髄壊死の原因は歯ぎしり?

01:33 根管治療すれば治ります!

01:54 術前の歯の状態は?

02:17 ラバーダムの装着の様子

02:29 セラミックを削り取る

02:38 歯と歯茎の境目のむし歯を削り取る

02:48 歯髄壊死して膿が出ている様子

03:01 根管治療 実際の様子

03:58 根管治療 終了

04:01 治療後のご説明の様子

04:17 本症例の原因「根面の露出」とは?

05:19 治療後のご説明の様子 1週間後 根管充填

06:19 前回の治療後、痛みはどうだったのか?

06:53 歯ぎしりの対処法と予防法とは?

08:41 根管充填と土台の型取りの様子

09:19 動画最後のご挨拶(必ずご覧下さい)

マウスピースに関する参考動画はこちら!
https://youtu.be/zF7fG99Dd50
https://youtu.be/wLkFnMFrXNU
https://youtu.be/ri7tPqka69E

定期検診に関する参考動画はこちら!
https://youtu.be/6nOJdaDt8dQ

歯ぎしり噛みしめ食いしばりが原因でむし歯になってしまうこともある

今回の動画は、これが一番の原因で、歯と歯茎の境目のエナメル質が失われ、そこからむし歯、神経が壊死、歯茎が大きく腫れてしまった患者様の治療の様子です(メドバイザー使用)

その原因と症状そして治療の様子に加えて、そうならないようにするための対処法と予防法を、動画の中盤と後半で解説しています

ぜひ最後までご覧ください

(中盤)

皆さん、ちょっとチェックしてみてください!

こんな状態になっていませんか?

黄色の矢印がついている歯のように、

本来みえない『歯の根の部分』が見えてしまってはいませんか??

 

これを根面の露出といいます。病的な状態ですね。

原因は以下のようなことでしょう

・ 歯周病の進行

・ 不適合な被せもの・冠

・ 咬合(かみあわせ)の不調和

・ 歯ぎしり、かみしめ、くいしばり

おもな症状は、いわゆる『知覚過敏』のような「つめたいものがしみる」といった症状ですが、症状が全く無い方もいらっしゃいます

この露出した根っこは、『酸』にとても弱く、ちょっとした酸性食物で歯が脱灰(歯からカルシウムが溶け出してしまうこと)して、むし歯のような状態となってしまいます。

歯のエナメル質(白い部分)はph5.4、

歯の歯根(黄色い部分)はph6.2で溶けるという文献があります

露出した根面は、ビールでも溶けてしまうということなのです。

お酒の好きな方は要注意です

冷たいものがしみる

歯ブラシするとしみる

楊枝をつかうとしみる

ぜひ最寄りの歯科医院でご相談ください

(後半)

今回のむし歯の原因となった歯ぎしり噛みしめ食いしばり

これには覚醒時、起きている時と睡眠時、寝ている時への対策が必要です

それには3つのポイントあります

①起きている時に気を付けること

カフェイン、ニコチン、アルコール、抗不安薬などの摂取は睡眠の質を下げる可能性のあるようです

また不安傾向、ストレスも同様に睡眠の質を下げかねません

歯ぎしり噛みしめ食いしばりは

睡眠が浅くなると起こります

起きている時は、睡眠の質向上への配慮が必要となるでしょう

また起きている時は、噛みしめを自覚し気を付けること

これは認知行動療法の観点からも効果があるようです

そして、日常の姿勢と呼吸、これも大切です

ストレスのないからだと心のメンテナンスにより歯ぎしり噛みしめ食いしばりは予防可能でしょう

②寝ている時

寝ている間は、今のようなことを意識することは難しいでしょう

歯ぎしりは、噛み合わせが悪いから起こるのではなく、中枢性に発症する現象です

無くすことは難しい、またこれは遺伝的要因もあるようです

そのため、寝ている時は、マウスピースで対応します

たとえ強い噛みしめを行ったとしても、その力を適切に分散し、歯に対するダメージを軽減することのできるマウスピースは効果的です

様々な種類のものがあります、

ぜひ最寄りの歯科医院で、ご自身の状態にあったマウスピースを選んで製作してもらいましょう

いくつか参考になる動画をコメント欄概要欄に添付させて頂きます

ご活用下さい

https://youtu.be/zF7fG99Dd50

https://youtu.be/wLkFnMFrXNU

https://youtu.be/ri7tPqka69E

それでも防げないこともあるでしょう

そんな時は定期検診で早期発見早期治療です

こちらの動画で解説しています!ぜひ

https://youtu.be/6nOJdaDt8dQ

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

検診 医師が診ることが無い

3ヶ月おきに定期検診の案内が来るので行っておりますが、医師が診ることなく衛生士の方がクリーニングするだけになっています。 これで良いのでしょうか? また診察していただくために何と言えば良いのでしょうか?

コメント拝読いたしました

耳が痛いコメントです、私も歯科衛生士任せになっていることがございます

ただ、歯科医師と歯科衛生士には共通のゴールがあり、また歯科衛生士は、必ず歯科医師にその検査内容をその日のうちに報告し、その内容を歯科医師がカルテに記載することになっています

そのため、歯科医師は診ていないかもしれませんが、その診査結果と指導内容、診断を下しています

その点ではご安心頂ければと感じておりますが、実際に診てもらわないと、安心できませんよね(苦笑)

明日からの臨床に気を付けたいと感じました。ありがとうございます!

診察して頂くためには、ご予約の際に、一言受付に伝えて頂けると、予約枠を確保しやすいかと感じております

よろしくお願い致します

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

親しらず 抜いた方がイイですか?

質問なのですが、過去に歯医者のトラウマがあり、なかなか歯医者に行けませんでした。痛みが我慢できなくなったので12月ごろに歯医者を受診しました。そしたらすでに崩壊してしまった歯を抜歯して親知らずを移植した方がいいと言われました。先生からお話を聞いて歯の移植自体には納得できたのですが、移植の時に親知らず(四本)全てを抜くと言われました。正直歯医者が怖いので、親知らずを全部抜かれることに気持ちが耐えられず、最近不眠気味です。移植のための親知らずを抜くのは分かるのですが、それ以外の親知らずも抜いた方がいいのでしょうか。 ちなみに親知らずは斜めに歯肉を被った形で生えているそうです。

ご質問拝読いたしました

回答させて頂きます

『親知らずは斜めに歯肉を被った形で生えているそうです。』
⇒おそらくではございますが、この状態であれば抜いたほうがイイ可能性が高いでしょう!

親しらずの抜歯についてはこちらの動画で解説いたしました!
ぜひご活用下さい!

その上で、抜歯するか否かにつきましては、いま頂いたコメントをそのままご担当の先生にお話してみてください

そのお心持ちを配慮した治療計画を立てて下さるはずです!

歯医者は怖いものです

でもコミュニケーションがとれていれば、何をされるのかが分かっていれば、その恐怖心は少なくなるものです

ぜひご担当の先生とのコミュニケーションを!

治療計画が決まりましたら、またコメントください!待ってます!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

むし歯が深い…神経を取る?残したい方は『この表』をチェックして! #MTA #覆髄 #根管

むし歯になると、なぜ歯を削って治療をするのか?また、むし歯が深いと、なぜ歯の神経を取る抜く根管治療が必要なのかをご存知ですか?

今回の動画では、むし歯治療について簡単に分かり易く解説させていただきます

この動画をご覧頂くことで、歯の治療でお困りの方にお役にたてれば嬉しい限りです

その上で、詳しくは、最寄りのそして近隣の歯科医院にご相談頂ければ幸いです

よろしくお願いします

むし歯治療は、歯医者さんで行う治療の1つ

大きく分けると歯医者さんでは3つの治療を行っています

それは、むし歯、歯周病、そして噛み合わせです

むし歯と歯周病は、唾液中に存在する細菌の感染症です。

この2つは感染を取ってあげれば治ります。

上下の歯の接触、上あごと下あごそして頭蓋との位置関係、歯並び、姿勢、生活習慣、ストレスなどが関与するのが「かみあわせ」です。

今回はそのうちの「むし歯治療」についてです

まずは皆さんもご存知のことかもしれませんが基本的なことからご案内させていただきます

歯は3層構造です。外側からエナメル質、象牙質、神経です。

この歯が、骨に支えられています

その上に2~3mmほどの厚みの歯茎が付いています

この歯が溶けてなくなるのがむし歯

歯を支えている歯茎が腫れて骨が溶けてなくなるのが歯周病、歯槽膿漏です

この2つとも、細菌の感染症ですが、その細菌は、唾液の中に存在します

唾液中に存在するむし歯の菌が歯を溶かしながら、歯の内部にまで感染を拡げていく病気

これがむし歯という病気です。

これは1965年、kakehashi先生の研究で明らかとなっています

細菌の感染症であるため、放っておいても治りません。

感染を削り取れば、治ります。

取り残してしまうと、治りません。

放置すれば感染は進行します。

むし歯の大きさ、深さによって、感じる症状、病状そして治療法は異なります

こちらの表をご覧下さい

むし歯が表層のエナメル質に限っている場合、つまり浅い時はしみたり痛んだりすることはありません

2層目、象牙質に至ると冷たいもの甘いものが染みるようになります。

神経に近く深くなってくると冷たい物で染みることが多くなり、神経が一時的にズキっと炎症を起こすことがあります

これを可逆性の歯髄炎といいます

こんな病状では、神経を薬で保護して凍みないようにしてから詰めて治します。

これを間接覆髄法といいます。

神経のことを歯髄といいますが、その歯髄を覆って治すので、覆髄法といいます

さらにむし歯が深くて、神経に達していれば、冷たいものが強く凍みて痛みます。

むし歯を削り取ることで、神経に達し、神経が露出することを露髄といいます

こんな場合は、直接、神経に薬を付けて治します。これを直接覆髄法といいます。

むし歯を取ることで、神経に達してしまうような症例では、

つまりこの表の赤い部分では、その進行状態によって

さらにさらに深く進行すると、神経が炎症を起こして治らない、神経が死んでしまうこともあります。この場合は、炎症を起こした神経や壊死した神経のみ取り除き、部分的に健康な神経を残します。これを部分断髄法といいます。

もっと深くにまで進行してしまうと、流石に神経を残すのは難しい。

こんな時は、徹底して感染を取り除くべく、感染した神経を取る・抜く治療といわれる「根管治療」が必要となります

つまり、むし歯の進行度合い、感染の深さで、適切な治療法が決まります

むし歯が神経に達しているからといって、必ず神経を取る抜く必要はないということです

いずれにしても、感染を徹底的に取り除くこと、これがむし歯治療の最重要ミッションです

ただ、むし歯の細菌は0.5~1ミクロン、人間の目で認識できるのは100~200ミクロンが限界だといわれています。つまり細菌の感染は肉眼では全く見ることが出来ません。

また、「肉眼で見ることを原則とする」従来のむし歯治療の考え方では、細菌感染により一旦生じた歯の神経の炎症、つまり「歯髄炎」は、『すぐに神経全体に広がり、その炎症は治まることなく、じきに歯の神経が死んでしまう』と考えられていました。

私も20年以上前の歯科大生の頃はそのように教わった記憶があります。

そのために、むし歯が神経に近い時は、神経を取る抜く根管治療が行われていました

歯科医療は日進月歩です。現在では、組織学的研究の蓄積によって、歯の神経に対する細菌の感染は、『すぐに』ではなく『徐々』に進行することが明らかにされています。むし歯が神経に達しているからといって、すぐに根管治療?とはならない場合があります

そういった際どい神経に近いむし歯治療を受ける前に、または受けた際、ぜひこちらの表をご活用ください

現在抱える症状から、ご自身の歯がどんな状況にあるのか?それに対する適切な打開策・治療法は何かについて表にまとめました!コメント欄、概要欄に添付します!ご活用下さい!

ではむし歯が神経近くまで進行している時、この神経の炎症「歯髄炎」がいつ始まるのか?ここがポイントです

これは、2層目の健康な象牙質が残り1.1mm~1.5mm。

つまり、神経まで残り1.1~1.5mmまでむし歯が近づいている時、これがポイントです

世界的権威のRicucci先生の文献では、むし歯が、歯の神経まであと1.1~1.5mmまで及んでいる時、『すでに』神経に炎症の兆しが認められる(=歯髄炎)という内容を病理組織切片を根拠として証明しています。

ここまでむし歯が進行すると、症状はなくとも感染は深く進行し、根管治療が必要となる場合があるということです。

これは象牙質が細い管状の構造物であることから、その細管内を伝って、細菌が感染していることを意味しています。

でも、この状況は、目で見ても分かりません。レントゲンではザクっと分かる感じ。正確に診査するならCTでしょう

レントゲンは世界地図、配置は分かりますが、像が重なり不明瞭、実際の寸法は分かりません

CTはマイクロ単位で実寸計測できるのと、像が重なることがありません

目で見て分からないからといっても、ベストを尽くすことをあきらめてはいけません

拡大鏡ルーペやマイクロスコープがむし歯治療には効果的です

神経まで残り1.1~1.5mmまでむし歯が近づいている時

これはCTで診れば明らかです

このときこそ徹底的なむし歯治療が必要となります

ただ、ズキズキ、ジーンとした症状の歯髄炎、つまり歯の神経の炎症は、「細菌感染つまりむし歯」だけが原因では無い場合もあります。

これは蚊に刺された時、皮膚が赤く腫れることに例えると分かり易いでしょう。

蚊の唾液が体内に注入され、それを異物と感じ、アレルギー反応が生じ、皮膚は炎症を起こし、赤く腫れます。

こういった皮膚の腫れる、つまり炎症は、「蚊に刺される」だけでなく、「叩く」「冷たい」「熱い」などの物理的刺激、温度刺激でも起こります。

皮膚を叩けば腫れるように、歯も叩けば痛みます。歯ぎしり噛みしめ食いしばりがそれです。

冷たければ、凍傷に、熱すぎれば火傷します

冷温刺激が慢性的に続けば、歯の神経も炎症を起こすことがあるようです

歯が健康であれば、多少熱くても冷たくても大丈夫でしょう。

でも、むし歯が神経に深い、熱の伝わりの良い金属性の詰め物が深くまで装着されている、歯ぎしり・食いしばりで歯の表面のエナメル質が薄くなっている、欠けている、ヒビが入っているような患者様では、その感覚が敏感になり、より染みるように感じるようです。

このように、細菌感染、くいしばりや慢性的な温度刺激などによって、歯の神経は炎症を起こしてしまいます。その炎症つまり歯髄炎が治まらなければ、根管治療が必要です。

先ほどの表をご参照頂くとともに、ぜひ近隣の歯科医院でご相談ください

むし歯は細菌の感染症、その細菌を徹底的に取り除かなければ治りません。

むし歯は放置してはいけません。

歯に感染した細菌を取り除くには、その細菌が溶かした「むし歯」を徹底的に削り取ること!現時点では、これが最善で最高の対処法です。

見つけたら即削り取る。様子を見れば見る程、むし歯は進行します。進行すればするほど、削り取る量は多くなります。つまりは、間接覆髄、直接覆髄、部分断髄、歯頚部断髄、そして根管治療という具合に歯を削り取る量が多くならざる得ないんです。

早く治療した方が健全な歯、健全な神経が、より残ります。

ぜひ定期検診を欠かさずに、ご担当の歯科医師に歯科衛生士にみてもらいましょう

定期検診につきましてはこちらの動画をぜひご活用下さいね

こんなご質問を頂きます

「でも削ると歯が弱くなりませんか?」

「削るデメリットはありませんか?」

おっしゃる通りです

歯は削らない方がイイ

健全な部分は残し、むし歯は徹底的に削った方がいいでしょう

そうすれば削るのはむし歯のみ

歯が弱くなることもない、削るデメリットもなくなります

そんなときにはCTやマイクロスコープ、拡大鏡ルーペやラバーダムといった治療器材、または科学的根拠の多いMTAという薬剤が効果を発揮します

ぜひ歯科医院を選ぶ際のひとつの判断基準としてご活用下さい

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