日別アーカイブ: 2018年11月8日

痛みが取れないなら神経をとる? (都内新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関歯医者)

『 他院にて、深いむし歯の治療をしました。その後に痛みが生じたため、再度医院を受診したところ「痛みが取れないならば、神経をとったほうがいいですね」との説明を受け、神経をとる治療(=根管治療)を行ってもらいました。その後、当院のホームページにある「神経を残す治療」を読み、どのようなものなのかと不安になりご質問させていただきます。』

大意としてこのようなご質問頂きました。
これに対して当院の考えを回答させて頂きましたので以下ご参考いただければ幸いです。
(患者様より、事例として他の方の参考になるのではとの思いをいただきましたので、こちらの載せさせていただきました)

『大変ご苦労されたご様子、今後はしっかりと根管治療を施せば問題はないでしょう。しっかりと治してくださいね。

ご質問の回答となれば嬉しいのですが、お返事させて頂きます。

歯髄(=神経)を残せるか否かの診断基準は、「細菌が感染しているか否か?」また「感染により歯髄が壊死しているか否か?」です。

「痛いか痛くないか?」は、細菌感染による生ずる「炎症の結果」であり、細菌感染や歯髄壊死を診断する基準とはなりません。

目では見えない細菌感染を、感染により生じた症状で判断しようとするのが「診査」です。そのため、当院では痛みの既往を問診でお聞きしたのちに、電気的歯髄診断機器、冷温刺激による診査などの多くの診査を用いて歯髄の生死診断・現在の炎症状態を「推断」します。残念ではありますが、これらの従来の診査に100%はありません。多くの論文でもそのような結果が得られていることから、我々歯科医師は、多くの診査結果を踏まえて「推断」し、治療法を模索しているのが現実でしょう。「診断はアートの要素が強い」と云われる所以ではないでしょうか。
(これらの事につきましては以下のアドレスでご説明させて頂いておりますのでご参照ください。)

担当してくださった歯医者さんはこのような診断基準に則って、根管治療がベストであるというご決断をされたのでしょう。

当院ではこれらの診査に加えて、「マイクロスコープによる強拡大下での視診」を診断項目に追加しています。

問題となる「歯髄の病態」を直接診ることで、診断の一助としています。

これからの歯科治療では、この「マイクロスコープ」がやり直しのない歯科治療・一生に一度の歯科治療の一助となるでしょう。

口内の病気である「むし歯」「歯周病」は唾液中に存在する細菌の感染症です。感染に対して適切に処置を施せば、いかなる状況でも治癒します。そのためには早期に対処した方が、治癒はより良く、抜歯も避けられる可能性が高くなるといえるでしょう。』

当院では徹底した治療、一生に一度の歯科治療を目指し日々精進しております。

 

 

抜歯してインプラント (新橋虎ノ門内幸町霞ヶ関歯医者)

審美領域で重要な「上顎前歯部インプラント治療」。
本症例は、抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時インプラント手術」。

インプラント手術を「手術時期」で分類すると以下の3つとなります。
① 抜歯と同時にインプラントを埋入する
② 抜歯後2カ月ほど治癒を待ち、インプラントを埋入する
③ 抜歯後、傷がすっかり治ってからインプラントを埋入する

抜歯する際は、その周囲の「骨」や「粘膜」に問題があることがしばしばです。
失ってしまった骨を回復させる手術をGBRといいます。

上顎前歯部は「顔貌の審美性」に多大なる影響を及ぼします。そのため、インプラント治療では、特に「歯肉」と「骨」の自然な形態に回復させる配慮が不可欠です。

本症例では、抜歯と同時にインプラントを埋入すると同時に、骨を回復するGBRを行いました。
先日その世界的第一人者であるDr.Sascha A.Jovsnovic の「インプラント治療における審美的マネージメント、骨·軟組織の再建」のセミナーを受講したばかり。患者様にしっかりと還元することができました。

やり直しのない歯科治療、一生に一度の歯科治療を目指し、日々精進です。