先日、取材を受けました。
・ 虎ノ門、神谷町、霞ヶ関というオフィス街における開院の経緯、
・ 院長の経歴、
・ 宮崎歯科医院の治療
(クリックすると記事を読むことができます)
などについてお話をさせて頂いております。
ぜひご一読ください。
先日、取材を受けました。
・ 虎ノ門、神谷町、霞ヶ関というオフィス街における開院の経緯、
・ 院長の経歴、
・ 宮崎歯科医院の治療
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咬合(かみあわせ)は、全身の姿勢に影響を及ぼす場合があります。
医者の不養生ですね(笑)
この写真は私本人の全身写真です。
かくいう私も咬合(かみ合わせ)に少々問題があります。
宮崎歯科医院では、全体的な咬合治療(かみあわせ治療)を行う際は、このような全身写真を撮影し、かみあわせが姿勢に及ぼす影響を診査いたします。
かみあわせ、つまり、上顎に対する下顎の位置関係に問題が生じると、全身の姿勢に影響を及ぼすといわれております。
写真を見ていただきます。
上体は右に(写真向かって左に)傾き、左右の肩の上下的な位置に差が生じ、身体にねじれが生じていることがわかります。
私の場合は歯科医師という職業病もありますが、
かみあわせ(咬合)に問題があると、
姿勢のねじれを助長し、肩こりや肩甲骨の痛み、手のしびれ、膝の痛みなど、全身的に無理が生じることがあります。
インプラント治療や入れ歯治療においては、
かみあわせに問題をもつことがほとんどです。
歯が抜いたから、インプラント。入れ歯は嫌だから、インプラント。
その前に、しっかりとした咬合(かみあわせ)診査、大切です。
歯を失う原因として、
・むし歯
・歯周病
・かみあわせ(咬合)
この3つが考えられます。
患者さま、お一人お一人、そのリスクは異なります。
原因を明確にし、対処すること。
これが、治療の予後の左右します。
右写真は、
初診時より術後1年経過の前頭面写真です。
いわゆる『パワータイプ』、噛む力が強いことで、歯を壊してしまった症例です。
我慢強く、責任ある役職の方は、このようにして歯を傷めることがしばしばです。
このような症例の場合、
いわゆる理想的な、最終目標に近い状態の仮歯を製作し、しばらく使用していただく期間を必要とします。
噛み方(咀嚼の仕方)は、 人それぞれであり、脳幹のパターンジェネレーターで決められています。
病的な咀嚼から、その人のもつ咀嚼へと回復する治療、、、いわゆる咬合治療が必要となるのです。
現在術後1年。
仮歯で戻した下顎位も、すこしばかりか術前の状態へと後戻りの徴候をみせているようです。
咬合の維持、調整はとても大切であり、とても難しいものです。
患者さまとの末永いおつきあいの上で、歯の健康は保たれるのでしょう。
平成25年5月2日
インプラント治療前の CT シュミレーション画像です。
画像は、硬いものが「より白く」、軟らかいものが「より黒く」写ります。
よって金属は真っ白に、歯や、歯を支える骨(歯槽骨)は薄く白く写り、歯茎は写りません。
上記の画像を見ると、インプラント埋入部位の黒い影、ここにはまだ骨ができあがっていなことが明らかにわかります。
また、その黒い影が、その前方歯(写真右)の根尖(歯根の先)にまで及んでいることがわかります。
レントゲン画像だけでは、ここまで明らかに病巣を把握することは困難です。
このような症例では、歯を抜いてインプラントをすると、失敗してしまうのです。
抜いた部位だけでなく、その周囲の虫歯治療、歯周病治療、かみ合わせ治療がとても大切なのです。
当院には、周囲の霞ヶ関、虎ノ門、神谷町だけでなく、全国より多くの患者さまがご紹介で来院されます。
患者さまのご希望をくみ取るコミュニケーション、これが大切です。
当院の治療は痛くありません(^^) 安心してご相談ください。
平成25年3月26日
インプラント周囲には、しっかりとした 「ハグキ(歯肉)」 が必要です。
インプラントだけでなく、天然歯においても、その周りには「角化歯肉」が必要です。
歯の周りにある白っぽく見える歯肉がそれにあたります。
この「角化歯肉」、その有無と量には個人差があるため、その量が少ない患者さまは、歯周病が進行しやすくなってしまったり、歯ブラシをすると痛くて出来ないとうことが起こるのです。
写真の患者さまも、他院で施術したインプラント周囲に角化歯肉が欠如したことで、歯ブラシができず、痛みがあり来院されました。
そのため、当院にて、上顎の口蓋より角化歯肉を移植する『遊離歯肉移植術』を施しました。
経過は良好。 黄色の線で囲んだ部分がその移植した歯肉ですね。
平成25年3月13日
『補綴物』とは、冠やつめもの、インプラントの上部構造といった、歯医者さんで装着する人工の歯のことです。
我々歯科医師は、治療したものが永く持つこと、これを大切に日々の臨床に取り組んでいます。
「装着したかぶせものは、変化してほしくない、壊れてほしくないもの」と考えがちです。
しかし、
歯は、日中の食事だけでなく、夜間の食いしばり(歯ぎしり=ブラキシズム)などにおいて、酷使されており、
経年的に変化し、摩耗するものです。
世の中で、変化しないものはなく、患者さまの口腔内も同様でしょう。
装着した補綴物も、いうなれば「消耗品」で、例外なく経年劣化し変化していくため、その変化を緩やかに、
また必要に応じて変化した部分を定期的に早期に調整、修理、交換、回復することが大切なことでしょう。
自動車も、安全に乗り続けるためには、定期点検に加え、劣化したタイヤやブレーキパッドを交換することが大切であり、
これを怠ると、突然の故障や事故につながる危険性が高まります。
人の命を守るために、車のボディーを壊れやすくし、衝突時の衝撃を和らげるという考え方が今日のスタンダードです。
経年劣化し、壊れるものを定期的に検査、調整、修理し、壊れていはいけないものを、大切なものをしっかりと守るという概念をもって、日々の臨床にあたる必要があります。
患者さまにおかれましても、このようなコンセプトを十分ご理解いただいた上で、定期メンテナンスに来院していただけることを願いつつ、永いおつきあいをお願い申し上げます。
平成25年3月6日
下顎の歯の下には、『下歯槽管』という神経・血管が存在します。
上下顎臼歯部(奥歯)へのインプラント治療では、『上顎洞』や『下歯槽管』を損傷しないようにする配慮が必要です。
写真上の黄色の先は、上顎洞の骨壁。
術後のインプラント先端の黄色の線に「膨らみ」ができていることがわかります。
上顎洞の壁にある膜を損傷することなく、上方に挙上し、インプラントを埋入する術式をソケットリフトといいいます。
(ソケットリフトの症例についてはこちらをクリック)
宮崎歯科医院では、CT撮影を必ず行ったうえで、上顎骨の薄い症例には、このソケットリフトを併用し、インプラント治療を安全確実に行っております。
平成25年2月20日
インプラントスタディーグループに参加いたしました。
自分の症例を評価頂き、また他医師の症例を拝見することは、自分の知識・技術を客観的に捉えるために とても貴重な時間です。
現在、「インプラント治療がすべて」、「インプラント治療が一番」という風潮があります。
インプラント治療は、欠損補綴(失った歯を補うこと)には、入れ歯より違和感のない素晴らしい術式です。
しかし、セカンドオピニオンや症例検討会から、はじめに「インプラント治療」ありきの治療計画やカウンセリングが行われてはいないか?という疑問も感じています。
インプラント治療は歯科治療の一法なのです。すべてではないのです。
歯科治療の目的は、「 咬合(かみあわせ) 」の回復。
咬合の回復することにより、失われた咀嚼機能を回復し、全身の健康、精神の健康に寄与すること。。これが歯科治療の目的であり、私の目的でもあるのです。
そのためには、今まで行われてきた基本的な治療である、
「歯を残す」
ということを大前提に、インプラント治療を生かしていく必要があるのです。
安易なインプラント治療は罪ではないか?とすら感じます。
これまでの先人、先達が行ってきた歯科治療を受け継ぎつつ
「まず歯を残す」 「やるべきことをやる」
これが大切なのでしょう。
15年以上前を想いだしました。。。
私は歯科医師になり、大学院に入学。
咬合の世界的権威である小林教授を師事、その時言われた言葉。。。
「宮崎、誠意と努力だよ!」
日々精進ですね。
インプラント治療には、インプラントフィクスチャーを埋入するための『骨』 が必要です。
インプラントは歯のないところに人工の歯根(インプラントフィクスチャー)を設置し、その上に歯をつくります。
骨がないと、インプラント治療の難易度は増すのです。当然リスクも高くなる。
そのため、宮崎歯科医院では、抜歯する際は、支えの骨がなくならないように、もしくは歯が再生しやすいようにして、丁寧に抜歯を行います。
抜歯する歯の周囲組織の損傷を可能な限り少なくする抜歯法。
宮崎歯科医院の治療はすべて 痛くない ですが、当然、抜歯後の痛み もありません。
抜かなくてはならない歯を抜歯して、インプラント治療をする際は、必ず必要な術式ですね!
インプラント治療について(保険外治療・自費治療)
治療内容
人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。
入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。
標準費用(自費・税別)
45万円(1本あたり)
インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。
治療期間・回数
インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。
①カウンセリング~治療の検査・計画
②1次手術
③2次手術
④人工の歯を作製・装着
⑤定期検診(半年に1回程度)
インプラント治療では、2回の外科手術を行います。
1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。
1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。
口腔内の状況や治療内容により異なります。
メリット
歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。
副作用やリスク
治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。
また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。
インプラント治療のリスク
インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。
①血管損傷
②神経麻痺
③手術後の腫れ・痛み
血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。
また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。
※メリット・副作用・リスクには個人差があります。
インプラント治療と、他の治療との違い
「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。
また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。
歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。