インプラントに関するブログ

インプラントよりノンクラスプデンチャー(良いところ悪いところ)

先生と同じように、動画をやっている先生がいて、インプラントよりノンクラスプデンチャーを推奨している方がいますが、指し使いがなければ、両方の良い所と悪い所をお願いします。

僕は、今度ブリッジの前に、根っこしかない歯の抜歯をしますが、気になったのでよろしくお願いします

コメントありがとうございます。

実際に拝見していないため、適切な回答とはならない場合が多々ございます。
これからの治療へのご参考になれば幸いです「。
よろしくお願い致します。

まずは、現在「根っこしかない歯の抜歯」
抜歯の理由はどんなことでしょうか?もし抜歯しないで済むならば、ぜひそちらに注力頂ければ幸いです。
当院の抜歯基準です。ぜひご活用下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/25415

インプラントとノンクラスプデンチャーの良いところと悪いところについてのご質問について回答させて頂きます。

私は以前、大学病院にて総義歯(総入れ歯)、局部床義歯(部分入れ歯)、顎関節症といった治療分野を専門として、その臨床教育研究に携わっておりました。

その中で、咀嚼能力を客観的データで検証すること、またはその文献を拝読することが大変多くありました。
咀嚼能力とは、食べ物を粉砕する能力といってもいいでしょう。つまり「たべやすい」ということです。

この点において、インプラントと義歯を比較した場合、インプラントの方がその能力が勝っているデータを拝見しております。
これは、おそらくではございますが、歯科医業を行うすべての歯科医師がそう認識していることでしょう。

インプラントと義歯の装着感につきましても、インプラントが秀でていることは明白な事実です。
発音、違和感、咀嚼感。すべてにおいてインプラントが勝るといってもいいでしょう。

インプラントと義歯を「清掃性」、つまりブラッシングのしやすさという点で比較した場合、私の臨床の認識では、インプラントの方が良いように感じております。
ただし、義歯は取り外しが可能であるため、インプラントよりは丁寧に細部にわたるまで磨くことが可能かもししれません。
しかしながら、そこまでブラッシングを行きわたらせるには、習熟が必要です。個人差があるでしょう。
ブラッシングのしやすさは、その後の予防にもつながります。

一番のポイントとしては、「残っている歯に負担を掛けるか否か?」ということです。

1つの歯を失った時、再度、歯が再生する、第2の永久歯といわれるのがインプラントです。
その両隣を削り、その両隣の歯に支えを強いて3本つなげて被せる治療がブリッジ治療です。
ブリッジのように両隣の歯は削りませんが、両隣の歯に引っ掛けて、入れ歯(=義歯)を維持させ、使用するのが義歯(入れ歯)です。

ブリッジ、入れ歯共に、残っている歯に何らかの負担を掛ける治療といえるでしょう。
以前はこの方法しかなかったため、これらが最善の治療法でしたが、現在ではインプラント治療が台頭・発展していることから、従来からある昔の治療法と言わざる得ない治療といえるでのはないでしょうか。

歴史ある入れ歯、ブリッジに比べ、歴史の浅いインプラント。
また手術を伴うこと、高額である事などから、それをマイナスと捉えご説明する歯科医師もいるようです。

現在のインプラントシステムは1970年ブローネマルクインプラントを源流とした症例報告、論文などの科学的根拠を示す論文の多数ある成功率の高い治療法です。
歴史という点におきましても、問題とはいえないほど進化・充実した治療法となっています。

しかし、その他の歯のむし歯の状態、歯周病の状態、噛み合わせの状態への配慮も不可欠です。
いくら成功率の高いインプラント治療でも、その点について、しっかりと精査した上で治療に臨む必要があるでしょう。
その際は以下の動画をご覧下さい。その一助となるでしょう。
また、再生リストにも多くのインプラント治療に関する動画を用意しております。ぜひご活用下さい。

インプラント治療は優れた治療法であると私は考えておりますが、所詮は歯科治療の1法です。
義歯でもブリッジでも「咀嚼できるようにする!」という目的が達成されれば、どの治療法でも問題はありません。

そのため私は、患者様の希望をかなえられるよう、どの治療法でも対応できるよう日々の臨床に取り組ませ頂いております。

『当院のインプラント治療に関するリンク(動画で分かり易く解説しております)』
https://miyazaki-dentalclinic.com/11254

『ブリッジ?入れ歯?インプラント?』
https://miyazaki-dentalclinic.com/16315

『本当にブリッジでいいの?』
https://miyazaki-dentalclinic.com/16981

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

All on 4インプラント

インプラントは自由診療だから、金額はいくら位です、と言えないですよね。 目安はネットにありますけど、実際には状態により変動しますからね。 先生は、オールインプラントの治療経験ありますか?

コメントありがとうございます。

インプラント治療は自由診療です。
金額は医院によって様々です。
1本、総額でおそらく30万円から70万円くらいではないでしょうか?
その医院医院によって異なるのでお尋ねください。
当院は45万円ほどですが、症例により多少異なります。
実際にCTを撮影し、口内の基本検査を行った上でのお話しになりますが、この金額が大幅に変わることはないでしょう。

オールインプラントという用語は私は存じ上げておりません。すみません。
もしかすると、オールオンフォーAll on 4でしょうか?
最小限のインプラントを埋入し、その上に入れ歯のような形態の上部構造を乗せる治療術式ですね。

当院でも行っておりますが、最近では少なくなりましたね。
以前は歯を失ってしまった患者さまが多数いらっしゃいました。総義歯、総入れ歯のような状態になった患者様に応用させていただきました。
現在でもそのような患者さまのメンテナンスを行わせて頂いております。

最近は歯を失う方が少なくなってきたこと。インプラント治療も普及して、もうすでにインプラントが埋入設置されていることから、ALL on 4の出番がなくなってきているように感じております。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

骨が3mmくらいしかなくてインプラント出来ない?

奥歯を欠損してどうするか悩んでるときに先生の動画に出会ってインプラントを決意 検査の結果、骨が3mmくらいしかなくて出来ないと… インプラントの次に良い選択肢ってなんだろ…

コメントありがとうございます。

奥歯はどの歯がなくなっちゃたのかな?

ご質問を仮定してお答えします。

①上下ともに一番奥だけを失った

←なくてもいいです。そのままでもOKです。

②上下ともに奥から2番目だけを失った

←ブリッジが第一選択です。2番目が入れ歯(義歯)

ブリッジの方法も様々です。

こちらをご参照下さい!

https://miyazaki-dentalclinic.com/17356

入れ歯も装着感のよりスマイルデンチャーやフレキシブルデンチャー、バルプラストなど様々です!

③上下ともに、奥歯2本を失い、その後ろの親知らずも無い

プラス、骨が3mm。

←上奥歯ならば、サイナスリフトあるいはソケットリフトでインプラントが可能です。

←下奥歯ならばGBRという骨再生手術があります。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22030

インプラント GBR (新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関歯科)

保険外治療であり、手術を伴うことから、その道に秀でた歯科医師をご選択下さい。

または、取り外し式の入れ歯を適切に製作する。これもいいでしょう。

更に、「なにもしない」という選択肢もあります。ただし、噛み合わせの分かる歯科医院での適切な診断のもとご選択下さいね。

これ以上の仮説は、ご説明する幅が大きすぎて、ごめんなさい(笑)

この回答が少しでもお役に立てていれば嬉しいです。

いずれにしても大丈夫!治療法は沢山ある!心配なし!がんばって!

困った時は相談して下さいね!

 

 

歯が一本無くて本当に、口開けて笑えない、インプラント?

歯が一本無くて本当に、口開けて笑えないです。 インプラントは高いです😥 どうすればよろしいですか?

コメントありがとうございます。

それはお困りですね。
笑えないということは、前歯、もしくは見えるところかな?
インプラント、高い治療かもしれませんが、大変ありがたい治療法です。
でも一度に出費する金額としては高いですよね(笑)
すごくよく分かります。
もし、どんな努力をしたとしても捻出できないのであれば、そして今後インプラントを考えないのであれば、ブリッジで治しましょう。
両隣を削るという悲しい現実もありますが、歯がなく笑えない生活を考えれば、得られるメリットは素晴らしいものでしょう。ぜひ。
また一時的に義歯(入れ歯)も選択肢として挙げられます。1本義歯です。
スマイルデンチャーといったり、フレキシブルデンチャー、バルプラストといった、付けていることが分からない、装着感の良いし義歯・入れ歯をどの歯科医院でも取り扱っています。これも良い選択かもしれません。
どの歯が、どの程度、どのような噛み合わせなのか?他の歯の状態などが分からないため、適切な回答となっていないかもしれませんが、『治療法は沢山ある!』ということがわかっていただけたのではないでしょうか?
もっともっと沢山あります。
ぜひ近隣の歯科医院で相談してみて下さい!
お困りの際はいつでもご相談下さい!
大丈夫!頑張って!

前歯 脱臼 欠けた インプラント?

ご相談内容: YouTubeを見て相談しようと思いました。

私は20歳(9年前)のとこにバスケ中の接触で前歯の横を失いました。

それと隣の前歯は脱臼しており、今もグラグラしています。

当時の診断では、根っこも折れてるから抜歯でした。

それから今まで前歯-義歯-健康な歯を接着剤?で止めている状態です。

そこで、相談したいことが3つあります。

①脱臼した歯はそのままでも大丈夫なのか。

仮に抜歯したところをインプラントしても脱臼した歯の支えがなくなるので今まで以上にグラグラします。

そんな状態でも良いのでしょうか。長持ちするか気になります。

②抜歯した歯はインプラントの方がいいのか。

いずれはインプラントの予定でいます。

現状のまま(接着剤で止める)でもう9年経ちますが長期間このままでもインプラントは可能でしょうか。

③現状(接着剤で止める)のやり方で今まで義歯が取れること、前歯で強く噛めない以外で困ったことはありません。

現状そこまで気にはならないのですが、接着剤で止めていることに関してこのままでも大丈夫なのかお聞きしたいです。

よろしくお願いします。

文章での現状のご説明により、以下の事について、文字上で理解させて頂きました。

・9年前に前歯の横?を失う

・その隣の歯は脱臼し、今もグラグラ(この歯は、その時点で抜歯と診断されている)

・現状は「前歯-義歯-健康な歯を接着剤?」

但し、前歯のどこを、どの程度失い、脱臼はどの程度で、何が原因でグラグラしているのか?
また現状に「義歯?」を装着。我々歯科医師は、義歯を「取り外し式の入れ歯」と理解します。

どのような義歯がどのように接着されているのか?

グラグラしている歯の周囲の骨はどのような状況となっているのか?

現状は理解できたのですが、その詳細が分からず、せっかく頂いたご質問に回答することが難しく感じております。

分かる範囲内で回答させて頂くことをご理解下さい。

また、詳細について調べてみたい!というご希望あれば、当院まで連絡下さい。

①について

いずれにしても、グラグラした歯をそのままでは良くありません。

まずは現状を診査した上で、ご希望を伺い、ご希望に叶う治療法を模索する必要があるでしょう。

インプラントにするか否かは、その後ではないでしょうか。

②について

インプラントは歯を失った際、数ある治療法のうちの1つです。

必ずインプラントが良い!というわけではありません。

当院のインプラント治療に関するサイトをぜひご参考下さい。リンクを添付します。

https://miyazaki-dentalclinic.com/11254

③現状困っていらっしゃらないことは幸いですね。

そのままで良いか否かと聞かれれば、歯科医師としては、何も拝見していない現状で、上記のような尿歴を伺えば、「そのままでいいでしょう」とは言い難いのが素直な言葉です。

ご理解下さい。

但し、仮歯を一時的に隣の歯に接着固定する治療もあるため、絶対にダメだとはいえません。

これは一時的数か月を限度として行う応急処置です。

まだお若いことから、いますぐインプラント治療をすることはありませんが、長い人生を考えると、そのまま前歯を使えないということは、大きなマイナスのように私は感じます。

歯は栄養摂取の第一関門です。

日本人は歯に対する意識が低い大らかな民族ですが、私が若い頃留学した海外では、「歯をメンテナンスすること」は、その人の価値を決める程の重要な因子でしたし、現在でもそのようです。

ぜひ前向きに善処して頂くことをおススメ致します。

治療することで、必ず「いま、早めに治療しておいて良かった!」と思えるようになるでしょう!ぜひ前向きに善処されてみてはいかがでしょうか!

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

 

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

 

 

膿 腫れてヒビ。骨が溶けて抜歯?インプラント?治療法?

はじめまして、いつも為になる動画ありがとうございます!

先生に質問があります!

3年前程に神経を取った歯があり、そのときに根の浅い部分までしか薬が入ってなかったらしく、3ヶ月前に別の歯科医院で、改めて根幹治療(根管治療)して頂きました。

他の歯の治療が終わるまで仮歯を入れておくとのことで、そのまま放置されていたのですが、1週間前くらいから歯茎と歯の境目あたりからぽっこりと膿が溜まって腫れてジンジン痛みだしました。レントゲンでみてみると、歯の根の方にヒビが見え、骨も少し溶けて来ているから、抜歯が必要と言われてしまいました。

この場合も、もしかしたら抜歯せずに済むかもしれない可能性があるのでしょうか?

上記は、左の奥から2番目の歯で、左(←右?)奥から2番目の歯も既に抜歯されインプラントの方向で話が進んでおり、一気に2本も歯を失うことに精神的に辛く、残せるものなら抜歯せず残したいのですが。

愛知県に住んでおり、東京まで行ければいいのですが、なかなか行けないのでこちらで質問させていただきました。

コメントありがとうございます。

まず大前提として、当院には全国各地からご来院頂いています。

北海道、九州、ひいては海外からもご来院頂きます。愛知県、近い方です(笑)

でも、確かに!遠い!(笑)

 

レントゲンでヒビが明確に見えるならば、間違いなく抜歯です。

でも、レントゲンで明確に見えるならば、口内撮影機器で実際に診ることも出来るはず。マイクロスコープならば必ず診ることができるでしょう。

ぜひ、本当にヒビなのか?折れてしまっているのか?をご自身の目で確認することをおススメします。

当院には大変多くの患者様が「抜歯を宣告」されて来院されますが、そのほとんどを再根管治療で残しています。

抜歯の診断基準についてご説明したリンクを添付します。ご活用下さい!

https://miyazaki-dentalclinic.com/25415

また「インプラント治療はするな!」と題して「根管治療の大切さ」を説いた動画のリンクも添付します。ご自身の歯、大切です!

 

「抜歯する前に見る動画」

 

ぜひご自身の歯を大切に!

抜歯するなら確たる根拠をご自身の目で確認を!

先生の技量で限界で、抜歯をご決断しないように!

ぜひ!

 

 

 

 

根管治療で真ん中に穴?セラミックやラミネートベニアでは折れる?だからインプラント?

前歯の根管治療をして変色した歯を治したいのですが、削らないラミネートベニアか最悪セラミックにしたい事を伝えると根管治療で真ん中に穴が空いているからセラミックやラミネートベニアでは折れてしまう、だからインプラントがいいと言われたのですが本当に他の処置は出来ないのでしょうか?

コメントありがとうございます。

実際に拝見していないため、まずは文章から推測した前提条件を提示した上で、回答させて頂きます。

・上の前歯がすでに根管治療されている

・変色している

・ご自身の歯は裏側から穴をあけての根管治療

・ご自身の歯はほとんど削らずに残っている

・折れていない

・歯周病が進行していない

この条件であれば、適切に再根管治療した上で、歯の内部にはファイバーコアを挿入・装着。

その後はセラミッククラウンあるいはラミネートべニアで治療は終了です。

削った後に残る歯の量が少ない場合は、クラウンをお勧めします。

根管治療後の歯の治療法についてはこちらの動画をご覧下さい。

https://youtu.be/M9C1r7fgnNc

歯が折れてしまったインプラントです。

簡単にはインプラント治療をしない、私はお勧めしております。

こちらの動画をご参照下さい。かなり参考になる内容です。

https://youtu.be/YVJe_bm3nHg

前歯のインプラント治療の様子についてはこちらをご参考下さい。

一応念のため!

https://youtu.be/nKZFO3IrKf0

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

歯が折れている インプラント

みやじん先生に質問があります

左下5番の歯が、25年前、高校生の頃に神経を抜いて、金属の土台と白い被せ物にしました。

そして、何回か根幹治療(=根管治療)を繰り返していました。

12年前位に再治療したのは良かったですけど、最近痛みがあります。

被せ物に、少しぐらつきを感じます。

かかりつけ医で診察を受けたら、もしかしたら歯が割れているかも?という診断、そしてインプラントを勧められた。

歯の根っこしか残っていないのを見て、自分でもこれは抜歯?と思うのですが、こういったケースは、みやじん先生の所では、どんな対応をしますか。

私は地方に住んでいるので、みやじん先生の所には行けないけれど、みやじん先生の言葉を聞きたいので、ぜひ宜しくお願いします。

コメントありがとうございます。

ぐらつきを感じ、レントゲン撮影のみで歯が割れているとの診断のもと、インプラントを勧められた?ということでよろしいでしょうか?

当院であれば次のように診査をすすめ、その上で患者様にご理解を頂きます。

まずは、ぐらつきの原因は何か?を見極めます。

歯が折れているならば、歯周ポケット検査で異常値を示すものです。

その診査の上で、患者様に折れている可能性を説明した上で、本当に折れているのかを「目で見るため」、かぶせものと金属の土台を丁寧に外します。

その上で、折れているか否かをマイクロスコープで撮影。あわせてCTを撮影し、歯がどれだけ残っているのか?周囲の骨は健全か?を診査します。

その上で、本当に折れているのであればインプラントをご決断頂きますが、おれていないのであれば、再根管治療で歯を徹底的に残します。

 

 

ストローマンインプラントとインプラント周囲炎?

先生ご相談乗っていただきありがとうございます!ちょっとお伺いしたいのですが、先生のところで使うインプラントはどこ製でしょうか?

ストローマンインプラントは、結合がよく歯周炎をおこしにくいという情報がありますが、先生はどう思われますか?

どこから治療したらよいのかわからないのですが、先生に一度みていただけたらとおもってます。

当院のインプラントはケンテック、アルファタイトインプラントを主に使用しています。日本製です。

ストローマンインプラント、素晴らしいインプラントシステムですね。歴史のある信頼性あるインプラントシステムです。
インプラントシステムが開発されている段階では、どのインプラントシステムがすぐれ、どのインプラントシステムはいまいちといった見解があったように記憶しております。
現在では、どのインプラントシステムでも、基本的なスペックには変わりがないように感じております。
確かに歴史あるインプラントシステムは、微に入り際にわたるシステムオプションがあり、上部構造製作の際には便利だなぁと感じることも多々あります。
但し、ストローマンインプラントだからといって、「インプラント周囲炎」にはならない?といった判断には疑問が生じます。
実際に、他院でのストローマンインプラントのやり直し治療を数回行った記憶があり、ストローマン社の方に付き添い、対処させて頂きました。
インプラント治療において、「周囲炎」などの問題が生じる可能性を高めるのは、「適応症の選択」「術式」「患者様のメンテナンス」この3つであり、インプラントシステムの良し悪しではないように感じています。
最高の調理器具があれば、最高の料理が出来るわけではないように、 また、最高の料理人であれは、どんな食材・調理器具でも、最善の美味しい食事を作ってくれるように、 インプラント治療の成功には、受ける患者様と施術する歯科医師の考えが強く影響しているように感じています。 そうでないと、上手くいかなかった時、インプラントシステムのせいにしてしまいます(笑) 一向に自己成長がありません(笑)
失敗は自分のせい、成功は患者様のメンテナンスとインプラントシステムのお陰。
このように考え日々の臨床に取り組ませて頂いております。
宮﨑歯科医院 アクセス 地図

インプラント 手術室の衛生面 スタッフとの会話

ご相談内容

右下の奥から2番目は3年前に抜歯。その後、入れ歯をしていましたが、1番奥がだめになりました。この歯は歯ぐきより下の部分しか残っておらず、1番奥を前後半分に切断しました。次に骨ごと引き上げることで、この1番奥の歯を生かす方針になっています。

同時に奥から2番目にはインプラントを入れます。

次の治療としては、1番奥の部分の歯ぐきを外科処置し、骨を平らにしながら持ち上げることになっています。同時に2番目の部分も骨への処置をします。

懸念点としては、インプラント施術室の衛生面と歯科助手との連携があります。こちらの先生はインプラントの指導医、専門医ということで来院しました。

インプラント施術室の窓は換気のためか、常に半開きで、埃がすごい溜まっています。歯科助手の方も、これまで私がお世話になってきた方と比べると、機械的で患者の気持ちになろうとする配慮がないように感じています。

このような歯科医院にて、不安のあるインプラントを実施するのには懸念があります。このまま、現在の歯科医院にてインプラントを進めても良いのでしょうか。衛生面でキレイな部屋で施術をしたいと考えています。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

 

詳細なるご説明より、これまでの病歴とこれからの予定についての概略を把握させて頂きました。

また、現在ご担当頂いている先生はインプラントの指導医であり、また専門医であることについても承知いたしました。

その上で、現在の懸念事項として以下の2点があるとのこと。

①施術室の衛生面

②歯科助手(院内スタッフ)の機械的なコミュニケーション

ご心配に感じるのは最もです。

これまで経験したことのない「手術」を行うのであれば、最善を尽くしたいとお考えになるのは当然です。

ご通院の医院、そこで勤務されるスタッフの方々を全く存じ上げませんが、ご心配されている2点については、以下のような事“かも?”しれません。

『①施術室の衛生面もい』について

→コロナ対策のため、換気が推奨されていることから、その換気口となる窓が、ちょうど「手術室」にあり、そこが「偶然」汚れていた“可能性”。

『②歯科助手(院内スタッフ)の機械的なコミュニケーション』について

→ご担当頂く先生が、インプラント専門医であることから、インプラント治療はその医院では「通常のこと、普通のこと」であり、“当たり前の治療”であることから、患者様に迷いや不安を与えないためにも、断定的な当然のような「言葉遣い」で、マニュアル的に話されている“可能性”。

患者様にとっては、「手術」は一大事です。

そのため、その医院にとってはルーティーンであっても、患者様にとっては「非常事態」に感じます。

その点への配慮が欠けているのかもしれませんが、上のような“可能性”があったとするのであれば、手術には問題のないことなのかも?しれません。

でも、おそらくそうではないから、私へご相談下さったのだろう、、、と感じております。

もしよろしければ、もうご覧頂いているかもしれませんが、以下の2つの動画をご覧下さい。

インプラント治療の際の歯科医院選びの3つの基準について分かり易く解説しております。

当院の一解釈かもしれませんが、その点ご理解頂いた上でご参考頂ければ幸いです。

【インプラント手術を受ける際の歯医者の選び方《3つのポイント》明るく優しいスタッフと共に安心できるインプラント治療とは?】

 

【30分ノーカット インプラント治療は失敗しない!怖くない!】

 

頂いた文章からは、おそらく「インプラント手術」の術式自体には何も問題はないのかもしれません。

私は歯科治療の際、気を付けていることがあります。

当院スタッフにいつも話させて頂いていることです。

歯科医院へいらっしゃる患者様は、歯の「病気」を患ってご来院くださいます。

病気とは、「病態の病」、「気持ちの気」と書きます。

歯科医院スタッフは、「病態」を治すのは当然あって然るべきでしょう。

インプラント治療が上手くできるのは「当然のこと」。

それだけでなく、当院では、病気の「気」、つまり「患者様の心持ち」にまで配慮できる治療を目指せるよう日々の臨床にスタッフ一同で取り組んでいます。

笑い声のあふれる歯科医院、これが目標です。

今回のご相談は、おそらくその点について、ではないか?と感じております。

コミュニケーションが十分に取れない歯科医院で、これから永くつきあうこととなる「インプラント治療」を受けて良いのか?という心配。

現在かかられている医院にて、その点について、これから十分な「コミュニケーション」のもと、改善できるようであれば良いのですが、いかがでしょうか。

もしご心配であれば、当院までお越しください。

明るく優しいスタッフがお話しを伺わせて頂きます。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。

できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)
(医療広告ガイドライン準拠説明)

治療内容

人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。

入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。

標準費用(自費・税別)

45万円(1本あたり)

インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。

治療期間・回数

インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。

①カウンセリング~治療の検査・計画

②1次手術

③2次手術

④人工の歯を作製・装着

⑤定期検診(半年に1回程度)

インプラント治療では、2回の外科手術を行います。

1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。

1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。

口腔内の状況や治療内容により異なります。

メリット

歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。

副作用やリスク

治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。

また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。

①血管損傷

②神経麻痺

③手術後の腫れ・痛み

血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。

また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。

※メリット・副作用・リスクには個人差があります。

インプラント治療と、他の治療との違い

「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。

また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。

歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。

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