日別アーカイブ: 2019年3月1日

インプラント (都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者)


歯を失った場合、残っている歯を削り負担をかけるブリッジ、残っている歯に引っ掛ける入れ歯治療は、さらなる抜歯を引き起こすため、当院では推奨しておりません。
本症例は、長年使用していたブリッジを支える歯が限界を来し、根管治療や歯周外科治療を行っても治癒が認められなかったため、やむ得ず抜歯を計画した症例です。

抜歯予定は赤矢印。現在は赤矢印2歯と青矢印1歯で支えるブリッジ形態の仮歯を装着しています。抜歯が必要となる部位の歯槽骨の喪失量は大きく、インプラントを埋入設置するには骨量が足りません。そのため、黄色矢印部にインプラントを設置し、インプラントが骨に結合する2~3カ月間、抜歯予定の歯で支え、食事ができるようにする治療計画を立てました。本日右CT画像のように、黄色矢印部にインプラント手術を行いました。

時間に30分の手術時間。インプラント治療は術前の診査・治療計画が為されていれば、非常に負担の少ない治療法です。


手術日より2カ月、インプラントが歯槽骨に結合する待期期間が必要です。

インプラントは「第2の永久歯」。残っている歯を削ることなく、残っている歯にひっかけるでもなく、残っている歯を助けてくれるインプラント治療は、残っている歯に優しい治療法であり、美味しい食事を可能とする素晴らしい治療法といえるでしょう。

神経残す オールセラミックスインレー (都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者)

他院にて神経の治療が必要と説明され当院を受診された患者様。
当院にて「MTAを用いた直接覆髄法」で神経を残しました。治療後の痛みはなく、経過は良好のため、削った部分を補い戻すため、オールセラミックスインレーを製作し装着しました。

根管治療や神経を残す治療に限らず、「むし歯治療」は細菌感染との戦いです。
むし歯の原因は、唾液中に存在する細菌が歯に感染し、溶かし内部に感染を拡げることです。そのため、むし歯治療では2つのことが非常に大切となります。

① むし歯を(=細菌感染部位を)徹底的に除去すること。
② 削った部分は、精度高く補綴すること。

はマイクロスコープやラバーダムなどの無菌的配慮のもと治療を行います。
の「補綴」とはインレーやクラウンのことです。細菌は目に見えないほど小さなものです。その細菌の入るスキがないように、ピッタリとした適合の良いクラウンやインレーを装着することが大切です。そのため、物理的にも丈夫で化学的にも変質のない材質が求められます。

本症例の直接覆髄法の詳細につきましては、右画像をクリックしていただきご参考ください。

当院の「神経を残す治療」の実際をみて頂くことが出来るでしょう。


上写真は、術前、術後のマイクロスコープ拡大画像です。

右上のオールセラミックスインレー装着写真をみていただくと分かるように、オールセラミックスインレ-装着と天然歯との境目が分かりらないかと思います。当院ではこのような補綴を目指し、日々臨床に取り組んでおります。

マイクロスコープを用いてむし歯は徹底排除し、その後は究極の偽物を創り、患者様の口内に装着する。あとは永いお付き合いてその状態を維持。当院の目標です。