以前より、また最近も、ドックベストセメント(ドックスベストセメント)治療後の痛みに関するお問い合わせを大変多く頂いております。
ドックベストセメントについて、その施術を行われている医院様のホームページより以下に参考・転載させて頂きました。ぜひご一読ください。(※ 当院の考え方とは異なります、その点ご理解頂けます様お願い致します)
『ドックスベストセメント』の治療法(ネットより引用、転載)
治療法としては、虫歯を削らず、このお薬を詰めるだけ。あとはその上から詰め物やかぶせ物をするだけです。削らないので、当然麻酔も必要ありません。
これだけで虫歯が治るのです。
さらに高ミネラルセメントは、虫歯菌を殺菌する成分を半永久的に出し続けます。
様々なミネラルが、虫歯菌の酸によって軟らかくなった歯を硬くしてくれます。
つまりただ虫歯が治るだけでなく、再発を予防してくれる優れたお薬なのです。
ちなみに高ミネラルセメントは、一時期テレビなどで話題になった、抗生物質で虫歯を治す方法と違い、体に害がなく、薬剤耐性菌を作る心配もなく、作用が弱くなることもありません!
ドックベストセメント治療後より、歯の痛みで大変ご苦労をされているご様子の患者様より当院に電話、メールなどのお問い合わせを頂いております。
大変ご不安かと思います、当院でもお時間があればお伺いするようにしておりますが、診療時間内の場合、当院にご通院頂いております患者様とのご予約・対応もございますことより、十分な対応が出来ず、大変心苦しく感じております。
そのため、当院での見解をホームページにて明らかにさせて頂いた上で、もしお問い合わせがございます時は、以下のようにさせて頂きたいと思っております。ご理解頂けます様お願い申し上げます。
① 当院にご通院頂いてない患者様の診療時間内での電話でのご質問をお断わりさせて頂きます。理由は、”実際に拝見させて頂いていないため、確かな病状が分かりかねるため”です。
しかし、お困りになっているお気持ちは大変よく分かります。そのため、以下の方法で対応させて頂いております。ご理解頂けます様お願い申し上げます。
② ご質問などにつきましては、当院ホームページ「問い合わせ画面」よりお問い合わせ頂きたいと思っております。後日、当院院長より回答させて頂きます。
③ お急ぎの患者様は、当院診療後、18時以降にお電話にてお受けいたします。但し、当院院長不在の場合はお受けできませんので、あらかじめ日時をお約束頂いた上でお願い致します。
また、お話しやメールでのお問い合わせにお答えする前に、ドックベストセメント(ドックスベストセメント)についてお話しをさせて頂きます。
大前提として、当院では、ドックベストセメントの治療を行っておりません。
そのため、治療後痛み、違和感などの病状変化やその良否などについて全く判断しかねます。
患者様にはその旨お伝えてし、「まずは御担当頂いた歯科医師の先生にご相談してみてはいかがでしょうか?」と必ずお話しをさせて頂いております。
ドックベストセメント治療後の予後、治療後の痛み、その改善について、治療の成否についましては、「御担当頂いた先生」が一番良く把握されていることでしょう。
まずは御担当頂いた先生にご相談をお願い致します。
また、当院ではドックベストセメント治療の目的と似た「歯の神経を残す治療」を行っております。
こちらにつきましては、以下の動画や「歯の神経を残す治療」(←こちらをクリック)をご参照ください。
当院ではドックベストセメント治療を行っておりません。
それは、1965年 kakehashi先生により明らかにより明らかにされた「むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症である」ことを根拠としているからです。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であることは”明らか”です。
そのため、深いむし歯治療や根管治療など、「細菌感染を取り除く治療であるむし歯治療」にとって、”治療中の唾液の接触・混入は、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねない”と当院では認識しております。
そのため、上記の通りドックベストセメント治療の「虫歯を削らず、このお薬を詰めるだけ」という治療コンセプトとは異なるため、当院ではドックベストセメント治療を行っておりません。
下に動画にて、他院で行ったドックベストセメント治療が上手くいかなかった症例を当院で治療した症例についてご説明させて頂いております。
これはドックベストセメント治療を否定するものではなく、それ以前の「治療中の感染予防となるラバーダムの欠如」に焦点を当て、その失敗理由としております。
患者様には「自己治癒能力」「免疫」があります。
多少のむし歯、細菌感染が残っていたとしても、それを抑え込めることもあります。
ドックベストセメント治療は、そこに期待をした治療であると推察しております。
そのため、その治療の成否、予後、上手く機能しなかった場合の対処法は、それを施術した担当医の先生がよくよくご存じの事と思います。
重ねて申し上げますが、まずは担当医の先生にご相談頂けます様お願い申し上げます。
ただし、ドックベストセメントではなく、当院のコンセプトに共感頂き、ラバーダムとマイクロスコープでむし歯を徹底的に取り残すことなく取り除き、MTAにて覆髄、その後精密に人工歯をかぶせて治したい!という患者様におかれましては、ぜひ当院にご来院頂き、ともに治療に臨ませて頂きたいと思っております!がんばりましょう!
当院の「歯の神経を残す治療、根管(根幹)治療」につきまして、患者様によく頂くご質問を以下のリンクにまとめさせて頂いております。またそれを解説した動画もまとめております。ぜひご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22921
歯に痛みがあり、神経を残せるか否か?根管治療が必要となるか否かにつきましては、以下のリンクをご参照ください。現在感じている症状から、適切な治療は何か?を調べて頂けるかと思います。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628
ドックベストセメントにつきましては申し訳ございません。「むし歯を残して治す」というドックベストセメントのコンセプトに賛同しかねるため、当院では行っておりません。
「他院でドックベストセメント治療された患者様への対応」や「メールでのご質問」にお答えしたリンクがございます。そちらをぜひご参考にしてください。
ドックベストセメント失敗 その原因と対処法
https://miyazaki-dentalclinic.com/24706
ドックベストセメント 失敗 ご相談
https://miyazaki-dentalclinic.com/24563
ドックベストセメント むし歯を取り残すとは?
https://miyazaki-dentalclinic.com/25688
ドックベストセメント失敗症例から学ぶ 神経残すポイントとは?
https://miyazaki-dentalclinic.com/25116
ドックベストセメント 3mix 失敗をMTAで治療し神経残す
https://miyazaki-dentalclinic.com/24681