院長ブログ

【感染拡大】むし歯は10日で進行する…1回で再根管治療は終わり!#根幹 #マイクロスコープ #やり直し

健康な歯でも、むし歯を放置すると10日で感染拡大進行します

神経を取った歯であれば、150日で内部深くにまで感染拡大進行します

これは論文で明らかとなっている周知の事実であり、現実です。

むし歯は細菌の感染症です

放置してはいけません

まずは早々に近隣の歯科医院へ受診しましょう!

病状は、レントゲンやCTを撮影することで、概略を把握できるでしょう

たとえば歯の神経を取る抜く根管治療のやり直しが必要か否かはどうチェックするのか?

Marwan Abou-Rass先生のファイナライゼーションコンセプトで明らかです

ポイントは4つ

10日、150日の感染拡大について、4つのポイントについてはコメント欄にリンクを添付しますのでご活用下さいね!

今回の動画は、痛みはないけど、150日の放置と4つポイントに該当した患者様の根管治療のやり直し

以前にインプラント手術を行った患者様、その隣の歯の再根管治療を1回で終了した様子です

インプラント手術の様子はこちら!ぜひ

歯の神経を取る抜く根管治療は少ない回数でも終了可能です

ぜひご覧下さい!

◎根管治療は早いほうが良い?
https://miyazaki-dentalclinic.com/19505

◎深いむし歯に根管治療が必要な理由
https://miyazaki-dentalclinic.com/19490

◎『ポイント4つ』はこちらのリンクと動画で解説
https://miyazaki-dentalclinic.com/19666

◎抜歯する前に見る動画 です!ぜひご参考下さい!『4つのポイントについて解説』
https://youtu.be/j6sSM0riGck

◎本症例のインプラント手術の様子はこちらの動画!
→【 ホントに怖い?】ノーカットで30分、インプラント手術の様子(※血の出るような怖い動画ではありません(笑))#インプラント
https://youtu.be/7xOqTtXT6Vo

【タイムスケジュール】

00:04  むし歯は放置すると感染拡大する!
00:50 今回の動画の内容について
01:13 ラバーダムの装着の様子
03:01 歯の消毒
03:10 治療開始
03:22 再根管治療 根管上部のむし歯を削る
04:21 ガッタパーチャ樹脂を取り除く方法とは?
06:08 根管の先端の掃除(穿通)
07:47 根管内を次亜塩素酸で音波洗浄
09:14 ニッケルチタン製ファイル(エンドウェーブ)で清掃拡大
10:27 次亜塩素酸で音波洗浄
10:50 う蝕検知液でチェック
11:06 染色部分を削る
11:18 次亜塩素酸で音波洗浄
11:44 根管内を乾燥し、最終のガッタパーチャ樹脂のサイズを再考
12:43 根管充填
13:31 仮封
14:33 ラバーダムを外す
14:56
 インプラントと連結した仮歯の装着の様子
15:42 動画最後のご挨拶

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

転倒 前歯を折る 割れている 抜歯?根管治療?

ご相談内容

初めまして。いつもYouTubeを拝見させていただいております。

私は、10月下旬に転倒し前歯を折ってしましました。

折った歯は被せ物の治療をしたのですが、複数の他の歯も亀裂が入ってしまった状態です。

また、下の前歯が痛み、沁みる、変色が見られて、レントゲンをとったところ骨のほうまで割れている可能性があり抜歯を宣告されました。

まだ何も治療はしていない状況なのですが、宮崎先生に診てもらったとしても、このような状態の場合抜歯になりますでしょうか?

実際の私の状態を見てもらっていないので、判断が難しいのは承知しております。

申し訳ございませんが、アドバイスをいただけると嬉しいです。

お返事お待ちしてます。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

大変ご苦労されているご様子が伝わります。

しかし、実際に拝見してみないことには何とも申し上げがたいのが現状でございます。

そのため、正確な診断のためには、一度ご来院いただくことをおススメいたします。

その際はCTなどの付加的な診査も必要となるかもしれません。

まずは、頂いた文章のお言葉からのみ推測し回答致します。

『下の前歯が痛み、沁みる、変色が見られて、レントゲンをとったところ骨のほうまで割れている可能性があり抜歯を宣告されました。』

→『しみる』症状が、どの程度であるのか?が気になるところです。

この『しみる』歯に、これまで強い痛みの既往があったのであれば、つづく『変色』というキーワードからも、歯の打撲による『歯髄壊死』の可能性が高まります。その際は、根管治療が必要となるでしょう。

ただし、頂いた文章には、『骨の方まで割れている』との記載がありました。

これは、どのようにして、ご担当の先生はご確認されたのでしょうか。

見て、あるいは、CTにて診査されたのでしょう。

その折れている、割れている状況をご自身もご確認されているのであれば、抜歯が最善の治療法となるかと感じます。

しかし、『折れている、割れているかもしれない』という推測の範囲内のお言葉であれば、抜歯せずに根管治療ということもあるでしょう。

ぜひその点、確実なる診査を行った上で、根管治療をしてみるのか?抜歯なのか?をご決断下さい。

 

前歯を抜いたら ブリッジ インプラント 部分入れ歯?

相談内容:

いつもYouTubeを拝見させていただいています。

こんなにも患者さんに話しかけながら診療している歯医者さんを始めてみました!とにかく感動しました…そして私自身も今他院の歯医者さんへ通っており前歯を治療しております。神経はない歯である日グラグラしてきたので診てもらった結果中まで虫歯になっているとのことで膿んでもいるので抜く方法しかないと言われました。

そうするとブリッジ インプラント 部分入れ歯とゆう提案を受けました。先生的にはお金の余裕もないのなら入れ歯になるだろうと言われました…前歯での入れ歯は針金が見えるとのことで、そして違和感も凄くあると思うので、私もまだ20代なので抵抗があります。

やはりインプラントとかブリッジでしょうか?ブリッジだと両サイドの天然な歯を削らなければいけないので抵抗があると先生にも言われました。そうなるとやはりインプラントですかね?子供もいるので金銭面に余裕が無くデンタルローンも考えております。どうかアドバイスよろしくお願い致します。先生のYouTubeを見ていると歯の大切さがより分かります。これからも配信をたのしみにしています!

 はじめまして。宮崎歯科医院です。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

大変ご苦労されているご様子が伝わります。

また。実際に拝見してみないことには何とも申し上げがたいのが現状でございます。

ただ、頂いた文章から推測させて頂き回答させて頂きます。

結論から申し上げますと、おっしゃる通りであり、もうすでにお分かりの通りでしょう。

両隣の歯が全く健全であり、抜歯する部位に骨がある程度あれば、インプラントが現状、最善の策かと感じます。

保険の入れ歯は、20代であることから、入れ歯は早いのではないか?と私も感じます。

保険ではないフレキシブルデンチャーやスマイルデンチャーといった「ばねの無い入れ歯」もございます。

これであれば、目立つことはありませんので、入れ歯をお考えであれば、経済性からも、一つの選択肢として考えられるかもしれません。

抜歯する部位に、骨があまりにも少ないのであれば、インプラントという選択肢が無くなるかもしれません(ただし、骨を造成した上でのインプラントも可能ですので、その点は、担当医とご相談下さい)。

そうなると、可能な限り両隣の歯の神経を残した上でのブリッジという選択肢が濃厚となるでしょう。

ただ、おそらくではございますが、今回の治療の選択で一番の障壁は「費用」ではないかと文脈から感じます。

歯の費用で頭を悩ませ、他がおろそかになってしまったり、心を病んでしまっては辛いでしょう。

歯はとても大切ではありますが、ご自身の「この場の、今の人生」を大切にするためにも、のちの選択肢を残しつつ、現状を何とか取り繕うという選択肢が必要かと感じます。

であれば、先程お話しさせて頂きました、フレキシブルデンチャーなどは悪い方法ではありません。

また、これは歯科医院の先生とご相談頂きたいところではありますが、両隣の歯に、仮歯を接着してしばらく経過を見るという方法もあります。

例えば、今回のような抜歯が必要となった場合で、両隣の歯が削れない場合、抜歯して、そのままでは見た目が良くありませんよね?

そんな時は、抜歯した歯と同じ形の仮歯(プラスチック樹脂製)を接着剤で両隣の歯に一時的に固定接着してしばらく様子を見ます。

仮歯なので外れてしまうこともありますが、しばらくの時間稼ぎになるかもしれません。

これだけでなく、多くの方法があります。

ぜひご担当の先生とご相談ください!

いつもご覧頂きありがとうございます!

治療頑張って下さい!

 

 

時間と費用をかける位なら、抜歯した方がいい?

通院回数極力少なめで(自身の予定や金銭面等、理由は色々ですが)大きい虫歯をなくしたい場合は抜歯の方が早いのかなぁとか思ってしまうけどそういう場合どうなんだろう。

おっしゃる通りですね!

1通院回数
2金銭面
3お仕事の予定
4大きなむし歯治療

どれに優先順位を置くのか?によって、「患者様それぞれ」、最善の方法は異なります。

まさにおっしゃる通りかと。

今、お仕事がお忙しく費用もかけられないのであれば、残念ではあるけれど、ご自身の歯の治療を断念し抜歯する。

そんな選択肢が必要なこともあるのかもしれませんね。

歯科医師の立場としては、そのような選択肢はおすすめできないのですが、歯だけが人生ではないので、おっしゃる通りかと。。。

 

 

 

セラミック治療とインプラントを行うなら皆さんどちらの選択が多いですか?

セラミック治療とインプラントを行うなら皆さんどちらの選択が多いですか?

セラミック治療は、「歯がある場合」です。

インプラントは、ご自身の歯を抜かざる得ない状況での治療です、つまり「歯が無い場合」。

そのため、どちらの選択が多いのか?というご質問への回答が大変難しく感じています。

歯があるならば、そこにはセラミック治療がベストでしょう。

歯があるものを治療せずに抜歯してインプラントはおすすめできません。

ご担当の先生とぜひご相談されてくださいね!

 

 

 

コンポレットレジンや白い詰め物 できない やらない 理由とは?

コンポレットレジンや白い詰め物は ここでは銀歯だけで、やらない と言われました。 それは技術の問題なのですか? 儲からないと言う事なのですか? 教えて下さい

ごめんなさいね、多くの方々よりご質問を頂いておりましたため回答が遅くなっております。今気づきましたので回答します。

私の質問足らずで頂いた回答でも分かりづらくなってしまいました。
推測して回答いたします、ご容赦ください。
また、どんな歯科医院なのか、どこでご開業されているのかなども分からないため、「私基準」で回答いたします。
その上で、ご担当の先生と十分なるコミュニケーションのもと今後の治療にお臨み下さい。
重ねてよろしくお願い致します。
大前提として、儲からないから治療をしない!という考え方は、私にはありません。また私の知る歯科医師にもそのような考え方を持つ歯科医師はおりません。
確かに、歯科治療は「医療」である側面と「経営」という側面があります。
現在の日本の保険医療制度では、時間をかけて理想的な治療を行うことは「不可能」な状況にあることを、「国」は知りつつも、それを受ける「国民」が知らない状況です。その中で、必死に患者様の痛みを軽減すべく地域医療に臨んでいるのが現在の歯科医師であり、歯科医療であると「私」は感じています。
また保険制度では、大臼歯のコンポジットレジン治療は出来ない場合もございます。これは保険医療の国で定められたルールです。症例によってできる場合もありますので、その点についてはご担当の先生とご相談下さい。
また大臼歯部では、噛む力が強いことから、コンポジットレジンなどの軟らかい材質では壊れてしまうた目、再治療や再度むし歯にならないようにするためにも、歯科医師の経験と知識による判断で、「おすすめしていない」という歯科医院もあるでしょう。
おっしゃる通り、技術の問題で出来ないという事もあるかもしれませんが、「出来ない」といって下さる先生は、「私は信頼できる先生」ではないかと強く感じています。
「自分にはできない」といえることは、大変勇気のいることです。
歯科医師過剰のなか、一人でも多くの方を救いたいけれど、自分には出来ないから他の歯科医師へ、、、そう考えることのできる歯科医師の人間性の奥深さと「適切な診断」には頭の下がる思いです。
いずれにしても何らかの理由があるかと感じております。
ぜひ再度、ご担当の先生とご相談下さい。
返信が遅くなりましたこと、大変申し訳ございませんでした。
この回答が少しでもお役に立てていれば幸いです。
今後の治療、頑張って下さい!

治療後の説明が足りない・・・歯の治療、何をされたか分からない? #説明 歯の神経を残す #直接覆髄 #MTA #ラバーダム #マイクロスコープ

歯の治療、治療後の説明が大切です

歯医者を選ぶ1つの基準としてもいいでしょう!

治療が終わって気付いたらご担当の先生はもういない

何をされたのかも分からない

こんなことが多いようです

今回の動画は、歯の神経を残す治療後の患者様へのご説明の様子です

マイクロスコープを活用した透明度の高い歯科治療

4分程度の短い動画、ぜひご覧下さいね

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

ヤブ歯医者について

自分がどんだけヤブ医者かわかった気がする

ヤブ医者なんていません!

ただ、コミュニケーションが不足して、患者様にヤブ医者扱いされている例は沢山ある!と感じます。

医者も歯医者も、みなそれぞれの地域、それぞれの出来る能力で、その地域に住む患者様の求めにあった「医療」を提供するように日々努力されています。

● 多くの患者様を保険医療の範囲内で出来る限り拝見し、早々に痛みを取る治療が必要となる場合

● 難症例で、保険医療だけでは足らずに保険外治療を駆使しての治療が必要な場合

● 上記の中間のような場合

地域、患者様、医師の持つ知識と技術、、、様々な状況の中、皆必死に、患者様のために、「人のために」、そして「自分自身のために」医療に、仕事に『それぞれができる一生懸命で』臨んでいるはずです。

ただ、できること、出来ないこと、して欲しいこと、して欲しくないことは、医療従事者・患者様それぞれにある。

この点について十分なるコミュニケーションが「本来ならば」必要なのですが、それが出来る状況に無いのが「現在の日本の保険医療制度」かもしれません。

このボタンの掛け違いが、「ヤブ医者」という間違った解釈につながっているように感じます。

 

 

 

痛みが治らないようなら神経を抜くしか無い 神経ギリギリを削って敏感になっているだけですか。

過去に治療した歯が何もしてなくてもズキズキ痛むようになり歯医者に行きました🦷 

詰め物の下に虫歯があり深い所まで削って神経は抜かずに済みました。

ただ、麻酔があまり効かず治療中も少し痛みがありました。

先生には痛みが治らないようなら神経を抜くしか無いと言われました。

治療後すぐから1日経った今でも噛むと激痛が走ります。

これはもう神経を抜くしかないのでしょうか、それとも神経ギリギリを削って敏感になっているだけですか。

因みに治療は一回で終わりました、深く削った歯でも一回で終わることはあるのでしょうか 、あまり説明が無く初めて行った歯医者だったので不安です

まずはこちらのリンクの表とご自身の症状を冷静に照らし合わせて下さい。

ご自身の現在の病状、過去の病状、そしてそれに対する適切な治療法がチェックできるしょう!

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

文章を拝読すると、術前より、「根管治療の適応症」ではないかと強く感じます。

何もしない状態で痛むのであれば、早々の根管治療をおススメいたします。

浅いむし歯であれば1回で終割ることもあるでしょう。

浅い深いといった「ザクっとした」分類では何とも明確な回答ができないのですが、深いむし歯ならばそれだけ大きいでしょうし、深いでしょうし、1回で治ることは無いように感じます。

説明が無かったのか?こちらから質問をしなかったのか?コミュニケーションがとりづらかったのか?様々な原因があるでしょう。

コミュニケーションがとりづらい、回答してくれないなどの歯科医院であれば、そのような歯科医院がお好みでない場合は、ご自身の希望に叶う歯科医院をお探しいただくことを強くお勧めいたします。

 

 

 

MTAのメリットは?

先生、わからないことがあるので教えてください。

奥歯に被せものをしていたのですが虫歯になり神経の近くまで絵削り根管治療をするか、しなかったら後で痛みがでるかも?と言われていました。

神経を残したいのでMTA治療をしようと思います。

この治療は虫歯をきれいに取り、そのまま保険のセメントの場合とMTAの場合は中でMTAは残ってるかもしれない細菌を殺してくれるのでしょうか?

それともただの神経保護だけなんでしょうか?何のメリットがあるのですか?

どっちをするか迷います。

冷たいものは削ったら染みるようになりました。熱いものは大丈夫です。普通の治療でもいけるのでしょうか?

回答いたします。

但し、実際に拝見していないため、現在のご病状が正確に把握できていない上での回答であることをご理解下さいね。

その上で、ご担当の先生としっかりとしたコミュニケーションのもと治療にお臨み下さい。

まずは大前提として、MTAが歯の神経を残す残さない、ということではありません。ご理解ください。

例えるならば、スゴク汚れた汚染している棘が、皮膚に刺さっているとしましょう。

たとえば、全く汚れていない棘であり、身体に為害性のないとげであれば、皮膚に刺さっていても、腫れたりすることはありません。それは、棘が原因ではなく、棘が汚れている、汚染していることが「炎症の原因」だからです。

話を戻します。

むし歯の原因は唾液中に存在する細菌です。

その細菌が溶かした部分を削り取り、細菌感染を取り除くのがむし歯治療です。

そのためには2つのポイントがあります。

・むし歯を取り残さないこと
・治療中に感染させないこと

これです。

このためには、肉眼では不可能、マイクロスコープや拡大鏡ルーペといった器具が有効です。

また、治療中に唾液が触れないようにするラバーダムが絶対条件であると「当院では」考えています。

これが為されていれば、MTAでも従来の保険のセメントでも問題は無いでしょう。
なぜならば、感染が取り除けているからです。

つまりは前述の、汚れた棘がちゃんと取り除けているからです。

もし取り除けていなければ、どんなに消毒しても、どんなに優れた薬剤を使用しても、治りませんよね??

MTAは優れた薬剤ですが、取り残しがあってはその効果は減弱するでしょう。

MTAには現在の覆髄材の中では一番科学的根拠を示す論文の多い、信頼できる薬剤です。

使用しない理由はありません。

まずはご担当の先生とご相談下さい。

その上で、ご自身の歯を大切に想って頂き、ベストを尽くされてください!

よろしくお願いいたします。