月別アーカイブ: 2018年11月

抜歯してインプラント (新橋虎ノ門内幸町霞ヶ関歯医者)

審美領域で重要な「上顎前歯部インプラント治療」。
本症例は、抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時インプラント手術」。

インプラント手術を「手術時期」で分類すると以下の3つとなります。
① 抜歯と同時にインプラントを埋入する
② 抜歯後2カ月ほど治癒を待ち、インプラントを埋入する
③ 抜歯後、傷がすっかり治ってからインプラントを埋入する

抜歯する際は、その周囲の「骨」や「粘膜」に問題があることがしばしばです。
失ってしまった骨を回復させる手術をGBRといいます。

上顎前歯部は「顔貌の審美性」に多大なる影響を及ぼします。そのため、インプラント治療では、特に「歯肉」と「骨」の自然な形態に回復させる配慮が不可欠です。

本症例では、抜歯と同時にインプラントを埋入すると同時に、骨を回復するGBRを行いました。
先日その世界的第一人者であるDr.Sascha A.Jovsnovic の「インプラント治療における審美的マネージメント、骨·軟組織の再建」のセミナーを受講したばかり。患者様にしっかりと還元することができました。

やり直しのない歯科治療、一生に一度の歯科治療を目指し、日々精進です。

 

残せる 残せない 歯の神経 (新橋内幸町虎ノ門汐留霞ヶ関歯医者)

歯 残せる神経 残せない神経 深いむし歯 歯の神経を残す 抜かない 取らない治療 神経を取る治療が必要と云われた

深いむし歯の場合、残せる神経と残せない神経、どう違うのでしょうか?
(上動画をご参照ください)

当院では、問診により症状を伺い、レントゲン診査・CT診査などの基本検査にて、仮診断を下した上で、「マイクロスコープを用いた強拡大視野下での歯髄を直接見る」ことで、神経(=歯髄)の保存の可否を診断します。

 

保存可能な歯髄の基準(根管治療をしないで神経を残せる基準)とは?

ラバーダムを装着し、むし歯を除去します。歯髄(=神経のこと)に到達したあと、歯髄をマイクロスコープで診査します。

〇 根管からの出血がなければ、歯髄壊死の可能性は高くなります。
⇒つまり根
管治療・断髄(=部分的に歯髄を取り除く処置)が必要となる可能性が高くなります。

〇 根管から出血。その後、止血すれば、歯髄の保存の可能性が高まります。
ただし、止血の可否は、参考程度の診査基準として考慮します。

〇 エアを歯髄にあてて歯髄組織の連続性を確認します。
・ 歯髄組織に連続性がなく、原型をとどめていない
・ 歯髄が象牙質から離れる
これらの場合、歯髄壊死の可能性が高くなります。つまり根管治療・断髄となります。
・ 歯髄の形を為していれば、歯髄の保存の可能性が高まります。

〇 歯髄そのものに血流が存在するか
 歯髄からのわずかな出血があれば保存の可能性が非常に高くなります。 歯髄周囲のみから出血する場合は、歯髄壊死の可能性が高くなりますが、参考程度の診断基準となります。

上動画にて残せる神経、残せない神経(根管治療が必要となる神経)について、解説しております。ぜひご参考ください。

 

 

 

インプラント GBR (新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関歯科)

Club GP Advanced Course with Microscope
「世界水準の歯科技術を日本で学ぶ」を目標とするスタディーグループ Club GPのアドバンスコース。

今回のスピーカーは「世界的に最も人気の高いImplantlogist」の一人、Dr.Sascha A.Jovsnovic 。

「インプラント治療における審美的マネージメント、骨·軟組織の再建」についてご教授いただきました。

インプラント治療は、歯を抜歯する前から始まっています。

抜歯する前に、適切な診査を行い抜歯をする。
ただ抜歯してはいけません。骨が無くなってしまいます。

インプラント先進国アメリカでは、インプラント治療のトラブル症例が続いているそうです。当院では適切なコンセプトのもと、手術環境を整えてインプラント治療に臨みます。

一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療。当院の目標です。


 

休診のお知らせ 11月5日(月)

11月5日(月)は、Club GPアドバンスセミナー参加のため、休診とさせて頂きます。

お問い合わせはこちらからご連絡ください。

よろしくお願い致します。

 

 

 

「治る歯髄炎」と「治らない歯髄炎・歯髄壊死」の比較、判断基準とは?

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

細菌は徐々に深く進行し、歯の神経(=歯髄)に感染、炎症、壊死させます。
(→むし歯の進行についてはこちらをご参照ください)

歯の神経が、細菌感染により死んでしまうことを「壊死」といいます。

感染した神経・壊死した神経は取り去らなくてはなりません。

では、神経を取らなくてもいい場合(=可逆性歯髄炎)と神経を取るべき場合(不可逆性歯髄炎)の症状の違いは何でしょうか?

ここに、Ricucciらの報告があります。当院では、この報告の基準を参考に診断基準の「ひとつ」とさせて頂いております。

可逆性歯髄炎の基準(神経を取らなくても治る可能性の在る症例)
・ 自発痛の既往がない
・ 冷水痛、甘味痛があってもわずか
・ 歯髄生活試験(神経が死んでいるか否か)が正常範囲内、
 または温度診の異常があってもわずか
・ 誘発刺激による痛みが、刺激除去後、数秒以内で消失
 (たとえば、冷たいものを食した後、しみて、すぐに症状はなくなる)
・打診痛なし(たたいても痛くない)
・ レントゲン写真で根尖部に透過像(根尖病変)がない
以上の判断基準を複数満たす場合、96%の確率で神経を残すことが可能であると文献には記載されています。

不可逆性歯髄炎の基準(神経を取る治療をすべき症例)
・ 痛みの既往がある
・ 鎮痛剤服用の既往がある
・ 誘発痛、自発痛が持続する(10分以上)
・ 夜間に痛みがある
・ 日常生活に支障のある痛み
・ 患者さんが痛みの原因となる歯を特定できない
・ 歯髄生活試験で異常な反応を示す
・ 誘発刺激除去後も痛みが持続する
以上の判断基準を複数満たす場合、84%の確率で根管治療が必要であると文献に記載されています。

上記の基準をご自身の症状と照らし合わせると、適切なる治療法をおおよそ知ることができるかもしれません。

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